日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>奥田瑛二監督が「根性をもって臨んだ」作品:『ビート』初日舞台あいさつ

奥田瑛二監督が「根性をもって臨んだ」作品:『ビート』初日舞台あいさつ

記事メイン写真

劇場ロビーにて。奥田瑛二さんと高良健吾さん(左より)

 奥田瑛二さんが監督・主演をつとめたテレビドラマ『ビート』が6月25日より新宿K's cinemaで劇場公開され、初日となる25日に奥田さんと出演者の高良健吾さんが舞台あいさつをおこないました。
 今野敏さんの同名小説を映像化した『ビート』は、ひとりの刑事が自分の息子への疑惑を抱きながら事件の捜査を進める異色の警察ドラマ。今年2月にWOWOWでテレビ放映され、DVD化を前に劇場公開されたもの。
 奥田さんは「まさかスクリーンでかかるとは。ほんとはかけたかったんですけど、あきらめて撮っていたんですね。でも根が映画監督ですから“絶対に劇場で映っても遜色ない作品を撮るぞ”という根性をもって臨んでいました」と劇場公開にあたっての心境を語り「自分が“映画人としてのパワーをもってやるぞ”という意味で高良くんに出演を依頼したという面はありますし、キャスティングとしては映画で通用する俳優さんしかお願いしていません。そういう意味では今日(劇場で)ご覧になっていただくといいんじゃないかと思います」と、作品の仕上がりに自信を見せました。
 奥田さん演じる刑事の息子を演じた高良さんは「奥田さんに誘ってもらったというだけで出たかったですし、奥田さんに会ったときにも、これはテレビドラマではなく映画っぽく撮るというのを感じて、現場もほんとに映画っぽい現場でした」と撮影を振り返り「奥田さんは、本番回すタイミングがここしかないというところで“じゃあ本番行くか”と言ってくるのがすごいと思いました。役者で監督もされている方なので、役者を見ていてそういうタイミングがわかるのかな」と、監督としての奥田さんの印象を語りました。

コメント写真

「やってよかったですよ、(WOWOWに)感謝しています」とコメントした奥田瑛二さん

コメント写真

「現場もピリッとしていて、すごく楽しかったです」と撮影を振り返った高良健吾さん

コメント写真

奥田さんの飛ばすきつめのジョークに高良さんがタジタジとなる場面もありました

 奥田さんが「こっちが映画でこっちがテレビという自分のラインがあったんだけど“まあいいか”と片足をつっこんで、自分さえしっかりしていればちゃんと立てるじゃないかという確認をさせていただいたというところがあって、将来に向けてプラスになりました」と語る『ビート』は、6月25日(土)より7月1日(金)まで新宿K's cinemaにて上映。2011年9月にDVDがリリースされます。

スポンサーリンク