いま注目の若手男優陣が共演する和製ヴァンパイア映画『ヴァンパイア・ストーリーズ』のプレミア上映が７月２日になかのZEROホールで開催され、柳下大（やなぎした・とも）さんと加藤和樹さんら出演者と後藤光監督が舞台あいさつをおこないました。
『ヴァンパイア・ストーリーズ』は、兄弟の絆を軸とした『BROTHERS』と、時代を越えて結ばれる友情を軸とした『CHASERS』の２部作が同時公開。それぞれがリンクしつつも異なったふたつのストーリーが描かれていきます。
『BROTHERS』編の主人公・セイを演じた柳下さんは「（セイの身には）普通で考えられない出来事が起きるので、台本を読んで普通に受け止めるのではなくて、いかにリアルに自分の感情を出せるかというのを丁寧に撮ったつもりです」と、特殊なジャンルでの役作りを振り返りました。
セイの兄でヴァンパイアのアイを演じた加藤さんは「ヴァンパイアって西洋のものなので、日本人がやると“ちょっと変だな”となる可能性がありますよね。だからそこを研究したのと、白く塗ったりとか、ちょっと痩せてみたりとか」と、ヴィジュアル面から役にアプローチしたとコメント。また、撮影が寒い時期におこなわれていたため「ぼくらは演じちゃえばなんてことないんですけど、スタッフの方たちは（寒そうで）見ててつらかったですね。ぼくらはコートの裏とかカイロをむちゃくちゃ貼っています」と裏話も披露しました。
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若手男優がヴァンパイア役で共演：『ヴァンパイア・ストーリーズ』プレミア上映会
舞台あいさつをおこなった牧田哲也さん、馬場徹さん、柳下大さん、加藤和樹さん、後藤光監督（左より）
「観ていく中でいろいろな感情が芽生える映画です。２作品ともに観ていただき、ぼくたちが演じた役の気持ちを感じて、ストーリーを重ねていただけたら嬉しいです」と『BROTHERS』主人公のセイ役・柳下大さん
「『BROTHERS』と『CHASERS』ふたつでひとつといえる映画です。ぜひ両方を観て広めていただいて『ヴァンパイア・ストーリーズ』の輪が広がっていけばいいなと思っております」とアイ役の加藤和樹さん
兄弟を演じた柳下さん(左)と加藤さん。加藤さんからは「アイは、ただ弟を守りたいというたったひとつの使命感で動いている」との発言もあり、兄弟を想う気持ちは『BROTHERS』の大きな見どころのよう
舞台あいさつは『BROTHERS』上映終了後におこなわれたため、『CHASERS』のメインキャストで『BROTHERS』では出演シーンの少ない馬場徹さんは「『BROTHERS』にはちょっとだけ出させていただいています」と、同じく『CHASERS』メインキャストで『BROTHERS』には出演していない牧田哲也さんは「なんでここに立ってるの？ とお思いの方もいると思いますが」と、やや苦笑いも交えながらあいさつ。
馬場さんは「『CHASERS』で大活躍していますので“観ないでどうする？”ってところがぼくの中ではあります」と、牧田さんは「『BROTHERS』を観たら『CHASERS』も観ずにはいられないというストーリーになっています」と、それぞれ『CHASERS』もＰＲしました。
「加藤さんのおっしゃるとおり、ふたつでひとつの映画です。違う視点で観られる作品になっているので、２作品を観てどっぷり世界に入っていただけたら嬉しいです」と『CHASERS』の主人公・シュウ役の馬場徹さん
「『CHASERS』で“侍ヴァンパイア”を演じてます。“侍”ということで、日本らしいヴァンパイアになっていると思います。２作品を観ていろいろ感じてほしいです」と『CHASERS』アサギ役の牧田哲也さん
「２本一緒に観ていただくことで、それぞれの魅力がより引き立つ映画になっていると思います。１度観たあと、また別の順番で観たりして、新しい発見をしながら観ていただけたら嬉しいです」と後藤光監督
この日の舞台あいさつは男性キャストオンリーでしたが、映画にはモーニング娘。の田中れいなさんと℃-ute（キュート）の鈴木愛理さんという人気女性アイドルグループのメンバーも出演。柳下さんは妹役を演じた鈴木さんについて「役の上では年齢がひとつくらいしか変わらないんですけど実年齢は離れているので、撮影に入る前にはなにを話せばいいのかとか不安はありました。だけどすごくいい子でむこうから話しかけてくれたので、すぐ馴染めました。兄妹の仲のよさが（映像に）出ていると嬉しいですね」と印象を語りました。
人気男優とトップ女性アイドルの共演で贈る『ヴァンパイア・ストーリーズ』は、今夏全国順次ロードショーされます。