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六ヶ所村を舞台とした『へばの』英語字幕版上映&Ustream配信

 核燃料再処理施設がある青森県六ヶ所村を舞台にした劇映画『へばの』が5月15日に渋谷で英語字幕つきで上映され、会場での上映と同時にUstreamでの配信もおこなわれます。
 六ヶ所村で暮らす女性と核燃料再処理工場で働く彼女の恋人をめぐる物語『へばの』は、2009年1月にポレポレ東中野で公開されて以降、国内外での上映が続けられてきました。
 今回の上映にあたり、製作の team JUDAS は以下のメッセージを出しています。

へばの・2011・三年目の上映

映画『へばの』は、2007年に青森県六ヶ所村核燃料再処理工場を訪れた私達の目と取材と実感を元に制作し、2009年1月、東京・ポレポレ東中野劇場公開を皮切りに、国内外問わず上映を続けてきました。
それから上映を続けながら2年を経て、2011年3月11 日に起こった東日本大震災は、地震被害、津波による甚大な被害、そして福島第一原子力発電所事故を引き起こし、未だ予断を許さない状況が続いています。
いま目の前の現実に対し、色々な恐怖や不安があります。
水から、大地から、大気から日々変動し溢れ出る放射線の恐怖、流動する数字の見えない恐怖。そして震災後の生活や社会への不安、原発の問題についてこれからより広く長く考えていけるのか、という不安。いま、いろいろな方がそれぞれの「ここ」を問い、「ここで生きること」について考えているのではないでしょうか。
『へばの』は再処理工場での被曝を背負った治と、それに対峙した紀美とを中心とする巨大な現実に対しての、個人個人の選択、決断を描いた映画でした。
それは現在の私達が思い考えていることと、重ね合わせることが出来るかもしれません。
いまもう一度この映画を上映し、これからの個人個人の選択、何を大事にしていくかということについて、より多くの人と共に私達も考えていきたいと思います。
                                           team JUDAS

 『へばの」英語字幕版上映は、モーニングショー(10:30開場/11:00開映/光塾 COMMON CONTACT 並木町にて)とレイトショー(20:50開場/21:10開映/オーディトリウム渋谷にて)の2回。料金はいずれも予約1000円、当日1200円。モーニングショーでは、上映終了後に木村文洋監督とスタッフによる座談会が開催されます。
 Ustream配信は、モーニングショー・レイトショーとも上映と同時におこなわれます。

Ustream配信はhttp://www.ustream.tv/channel/hebano-goodbyeにて。
配信時には下記のウィンドウでも視聴できます

Live Broadcast by Ustream.TV

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