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池脇千鶴さん教員役に「まだまだ成長中」:『はさみ hasami』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった池脇千鶴さん、光石富士朗監督(左より)

 美容師・理容師を目指す若者たちが通う専門学校を舞台にした『はさみ hasami』が1月14日に新宿K's cinemaで初日を迎え、主演の池脇千鶴さんと光石富士朗監督が舞台あいさつをおこないました。
 『はさみ hasami』は、池脇さん演じる美容理容専門学校の教員・久沙江(ひさえ)を主人公に、学生や教員たちの苦悩や成長を描いた群像劇。
 池脇さんは教員という役柄について「先生役は初めてだったのかな? あまり抵抗もなかったですけども、こうやって学校を出た若い先生が教壇に立つのも実際にあるということなので、生徒さんに近い気持ちを持ったままやれるのではないかなと思っていました。まだまだ先生も一緒に成長中と言いますか、未熟でしたね(笑)」とコメント。
 光石監督は池脇さんの印象を尋ねられると「声とおでこが可愛いなって最初に思いました」と答えて場内の笑いを誘いつつ「(先輩池脇千鶴さん教員役の)竹下景子さんが昔『学校』という山田洋次監督の映画で若い先生の役をやっていて、今回は竹下さんが上にいて彼女(池脇さん)が下にいる。こうやって順繰りに行くんだなと思いました。彼女も段々と先生の役をやるようになって、素敵な女性になっていくんだなと撮影しながら思っていました」と語りました。

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理容美容専門学校教員という役のため、自宅に練習用のウィッグを置いてブローの練習をしたという池脇千鶴さん。「毎日、自分の髪を乾かしたあとに、その子のブロー(笑)。ずっと練習をしていました」

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「市井の話なので、日常の中に彼女たちの奮闘ぶりが溶け込むようにしたいなと。そのためにはエキストラが大事だということで、演出部みんなでがんばった記憶があります」と光石富士朗監督

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舞台あいさつの最中には、光石監督が池脇さんの印象を語ると当の池脇さんが若干照れくさそうな表情を浮かべる場面もありました

 池脇さんは「自分で観ててもちょっと恥ずかしいような甘酸っぱい映画だと思うんですけど、この映画がみなさんの心をさわやかにできればいいな、そういう映画が世の中にあってもいいんじゃないかなと思って、私はこの役を演じました。観たあとでみなさんとお話ししたりしていただければと思います」と、光石監督は「みなさん床屋さんとか美容院に行かれると思うので、そのときにこの映画をふと思い出していただいて、会話のタネにしていただけたら幸せです」と、それぞれ観客へメッセージを送り、舞台あいさつは締めくくられました。

 学生役に『春との旅』の徳永えりさん、『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』の窪田正孝さん、お笑いコンビ・大好物のなんしぃさんという注目の若手キャストを迎え、舞台となった中野区各所でロケを敢行した青春群像劇『はさみ hasami』は、1月14日(土)より新宿K's cinemaにてロードショー公開されています。

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