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劇中の名場面も生再現!:『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった林明寛さん、高崎翔太さん、新井裕介さん、金田敬監督(左より)

 シリーズ累計400万部を越える人気小説シリーズを映画化した『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』が3月3日にシアター・イメージフォーラムで初日を迎え、出演者の高崎翔太さん、新井裕介さん、林明寛さん、金田敬監督が舞台あいさつをおこないました。
 『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』は、秋月こおさんの同名小説が原作。市民オーケストラのヴァイオリニスト・守村悠季と、悠季に心惹かれる天才指揮者・桐ノ院圭の出会いが描かれています。
 レイトショーにもかかわらず場内は立ち見も出る満員。交響楽団が題材になっている映画とあって、圭役の新井さんは「作品の中で何度も出てくる(楽団の演奏を中断させる)“ストーップ!”というセリフが印象的でしたね」とコメント。悠季役の高崎さんも「バイオリンの演奏技術を身につけるのが難しくて、家に(楽器を)持って帰って練習したんですが、お姉ちゃんだったり隣の家の人に怒られたりするので神社とか公園で練習していたんですけど、神社でやっていたら警察に補導されるという事件がありました」と裏話を披露し「いよいよ紆余曲折があったので、楽団の演奏シーンを撮影した2日間は印象的でしたね」と振り返りました。
 また、映画は悠季と圭の関係に加えて楽団に参加する富士見二丁目の人々のドラマの要素もあり、金田監督は「富士見二丁目という映画の中だけの架空の街をぼくらの頭の中で作れるというのがすごく面白かったですね。ロケハンなんか楽しくできました」と話しました。

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「悠季くんとは地元が一緒だったり家族構成が似ていたり偶然が重なって、運命的な出会いを果たしたんじゃないかと思いました。桐ノ院圭くんだったり、(憧れの人の)奈津子さんの言葉を受けてリアルに反応できるように気をつけて演じました」という守村悠季役の高崎翔太さん

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「桐ノ院圭という役は自分からかけ離れた役だったので、自分に似ていないところを作りあげていくというのは面白かったです。(自分を)高めていくにはいろいろな題材を読んで積み上げていくのがいいんじゃないかと思って、楽しく作っていきました」と桐ノ院圭役の新井裕介さん

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「撮影は11月だったんですけど、タンクトップで1日中いたので寒さに耐えるのが必死でした(笑)」というチェリスト・五十嵐健人役の林明寛さん。「次回作があればもっとはじけられるので、ぜひ応援してください。もっとチェロをがんばって弾くのでよろしくお願いします」とあいさつ

 そして舞台あいさつでは。金田監督が高崎さんと新井さんに劇中の場面を再現するように打ち合わせなしの無茶ぶりをする一幕も。高崎さん、新井さんとも困惑の笑いを浮かべつつそれぞれの見せ場を演じ、大きな拍手を浴びました。

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「このメンツを見ていただければわかるように、ほんとに素敵な若い俳優が一生懸命演じた作品です。みなさんに愛してもらえたら嬉しいです」と金田敬監督

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金田監督からの劇中の場面を再現せよという指令に、新井さんは「あそこはほんと苦労した」と大騒ぎ。「1時間くらいもらっていいですか?」と困惑の笑いを浮かべつつ、高崎さんの肩を抱き寄せ「悠季、My Love」と見事に演じきり、場内からは拍手と歓声が贈られました

 新たな名コンビの誕生を予感させる『富士見二丁目交響楽団 寒冷前線コンダクター』は、3月3日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムでレイトショー上映されています。

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