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弱気を拳で打ち砕く!:『レッド・ティアーズ』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった中村浩二さん、高島洋樹さん、石垣佑磨さん、加藤夏希さん、倉田保昭さん、永井正浩さん、辻本貴則監督(左より)

 国際的に活躍するアクション俳優・倉田保昭さんの出演100作品目となる『レッド・ティアーズ』が4月7日に初日を迎え、シネマート新宿で倉田さんと主演の加藤夏希さん、辻本貴則監督らが舞台あいさつをおこないました。
 『レッド・ティアーズ』は、猟奇連続殺人事件を発端に、吸血鬼一族と彼らを抹殺しようとする特殊部隊との闘いを描くヴァイオレンス・アクション・ムービー。
 主人公の謎の美女・紗代子を演じた加藤さんは「撮影をしていくうちに、この映画はアクション映画はもちろんのこと“ホラーだね”とか“サスペンス要素があるね”“恋愛要素もあるね”みたいな、撮影をしながらいろいろ思いつきました」とコメント。
 加藤さんは本作でアクションにも体当たりで挑戦しており「倉田さんがほんとに紳士で、現場でケガがないように気を遣ってくださった割には(笑)」と、意味深げな笑いを。刑事・三島を演じた倉田さんは「“夏希ちゃん当てるからゴメンね”って言っちゃうと警戒しちゃってダメだから“当てないよ”と言って蹴りを当てたシーンがあるんです」と告白しつつ、加藤さんのアクションについて「私は一言も構えなどのアドバイスはしていません。なかなかカメラの前で絵になる構えっていうのは難しいんですよ。それがスッとできる。アクションの中で全然負けていないですよね。夏希ちゃんにはぜひ次はアクション女優として出てほしい」と絶賛しました。
 また、紗代子に恋をする刑事・野島鉄雄役の石垣佑麿さんは「彼女(加藤さん)とは10代のころから共演していて共演回数も多いんですけど、いまさらこういう(恋愛関係にある)お芝居かと(笑)。お互いに照れてて見事に甘酸っぱい感じが出ていると思います」と振り返りました。

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「すごく気持ちを込めて作った作品ですし、すごく現場も楽しかったので、その楽しい、がんばったという気持ちがみなさんに伝わっていたら嬉しいです」と御手洗紗代子役の加藤夏希さん

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「こういうかたちのヴァンパイア映画は日本ではあまりない作品だと思うんですね。お客さんの心の中で少しでも残っていただける作品であれば嬉しいです」と野島鉄雄役の石垣佑磨さん

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「私は100本全部アクション映画なんです。アクション映画をもっともっとみなさんに認めていただくように、末永く応援していただきたいと思います」と三島巌次郎役の倉田保昭さん

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「短期間の撮影で中身の濃い作品になっていると思います」と安田乱馬役の中村浩二さん。「映画の中では(加藤さんに)ボロボロにやられているので、次は恋愛ものでお願いしたいかな(笑)」

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「自分の師匠である倉田先生と(映画の中でも)ほんとに師弟関係ということで演じさせていただいて、自分の中では思い出深い作品になりました」と、三島の部下・小津役の永井正浩さん

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「前半は、素ではないんですけど明るくて落ち着きない感じで、後半は(雰囲気を変えるために)なるべく自分の短所を意識して撮っていきました」と三島の部下・山村役の高島洋樹さん

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「よく批評で“ごった煮のような映画”と書かれるんですけどまさにそれはあってるなと。闇ナベのように、なにが出るかわからないのを楽しんでいただければ嬉しいです」と辻本貴則監督

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映画出演100本となる倉田保昭さんはじめキャストに花束が贈られました。画像は花束を抱えてあいさつする倉田さん(右)と加藤夏希さん(中央)、石垣佑磨さん

 舞台あいさつの前には倉田さん率いる倉田プロモーションによるアクションも披露され、倉田さんは「弱気」と書かれた板を拳で真っぷたつに。
 倉田さんは「私は1967年に日本映画で初めて出させてもらったんですけど、撮影が終わったときに“俺は俳優なんかとても無理だな”と思ったのをいまでも印象深く覚えています。その男が46年過ぎたときに100本映画に出ているというのは信じられないですね。俺みたいな男ができるんだから、みなさんもなにか目標を持ってそこに向かえば絶対できるということは確信できると思うし、目的を持てばなんでもできると思いますね」と、自身の経験に基づいたメッセージを贈りました。

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中村浩二さん(右からふたり目)ら倉田プロモーションによる生のアクションショー

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アクションショーに参加した倉田保昭さんは「弱気」と書かれた板を

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拳で真っぷたつに!

 舞台あいさつ登壇のキャストのほか、森田彩華さん、山口果林さんらが共演。日本の残酷効果の第一人者・西村喜廣さんが特殊造形監修をつとめたスプラッタシーンも見どころの『レッド・ティアーズ』は、4月7日(土)よりシネマート新宿にて、4月14日(土)よりシネマート心斎橋ほか、全国順次ロードショーされます。

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