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“一番凶暴な少数民族”の進撃が始まる!:『コラボ・モンスターズ!!』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった監督とキャスト。後列左より、津田寛治さん、中原翔子さん、松本若菜さん、小島可奈子さん、宮田亜紀さん、鈴尾啓太さん。前列左より、高橋洋監督、古澤健監督、西山洋市監督

 『リング』シリーズの脚本を手がけた高橋洋監督はじめ、3人のプロ監督が若きスタッフたちと作りあげた3本の中編からなる『コラボ・モンスターズ!!』が5月12日にオーディトリウム渋谷で初日を迎え、3監督と宮田亜紀さん、小島可奈子さん、松本若菜さんら3作品のキャストが舞台あいさつをおこないました。
 『コラボ・モンスターズ!!』は「真景 累ヶ淵」を現代に置き換えた怪談『kasanegafuti』(西山洋市監督)、本能のままに女性を追いかける男が主人公のコメディ『love machine』、映画学校を舞台にした青春残酷劇『旧支配者のキャロル』という、まったくタイプが異なりつつも「新たな娯楽映画を生み出そう」という共通の意図を持って作られた3作のオムニバス。
 3作品とも、出演女優自身が「とても変な映画だと思います」(『kasanegafuti』主演:宮田亜紀さん)、「決して真面目に観ないでください。真面目に観ると肩透かしを食らわせられます」(『love machine』出演:小島可奈子さん)、「私の母が観ての感想が“あんたの出ているシーンを全部カットしてもらってくれ”と」(『旧支配者のキャロル』出演:中原翔子さん)と語るほど、一筋縄ではいかない個性あふれる作品ぞろい。『旧支配者のキャロル』出演の津田寛治さんは「この企画に出られたことを光栄に思っています」とあいさつし、「これが映画の最前線」という作品のコピーを踏まえて「『旧支配者のキャロル』に関しては“最前線”を越えていると自負しています」と自信を見せました。

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「男性はどう思うかわからないんですけど、女性はちょっとでも自分と重ねて観ていただけたらなと思います」と『kasanegafuti』で豊を演じた宮田亜紀さん

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「ぼくは全然俳優をやったことはなくてですね『kasanegafuti』では脚本と出演と編集をやらせていただきました」と『kasanegafuti』で真を演じた鈴尾啓太さん

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「ほかの2本より1年前に撮影しているのですが、なんの因果か完成が遅れまして、同時に上映することができて大変喜んでおります」と『kasanegafuti』西山洋市監督

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「主人公の佐伯さんはすごくモテる男性で、男性の憧れとなる作品になればいいなと思います」と『love machine』でヒロインの陽子を演じた小島可奈子さん

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「いい意味でほんとにバラバラな楽しみ方ができる濃密な3本立てだと思いますので、最後までゆっくり楽しんでください」と『love machine』古澤健監督

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「娯楽映画を作ろうと思っていた。娯楽映画になっているのかは今日観ていただいてジャッジしていただければ(笑)」と『旧支配者のキャロル』高橋洋監督

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「決して気持ちがスッキリする映画ではありません。寝つきが悪くなる作品なんですけど、みなさんぜひ寝つきを悪くしてください」と『旧支配者のキャロル』みゆき役の松本若菜さん

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「強烈な役をやらせていただいております。みなさんにどういうふうに恐怖を与えられるか楽しみにしております」と『旧支配者のキャロル』でナオミを演じた中原翔子さん

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「松本若菜さんはすごいことになっていて、近年稀に見る映画女優に変貌しています。そこは大きな見どころのひとつだと思います」と『旧支配者のキャロル』村井役の津田寛治さん

 すでに試写の感想などがネット上で盛り上がりを見せている『コラボ・モンスターズ!!』。古澤監督は「『コラボ・モンスターズ!!』は“一番凶暴な少数民族”だと思っております。みなさんの協力なしでは絶滅してしまう希少生物のようなところがありますので、ぜひご覧になったあとに毀誉褒貶含めてガンガン言ってもらえると嬉しいです」と呼びかけました。

 日本映画界に解き放たれた“怪物”と呼ぶべき『コラボ・モンスターズ!!』は5月12日(土)より2週間にわたりオーディトリウム渋谷でレイトショーされるほか、全国順次公開予定。オーディトリウム渋谷では公開期間中にスタッフ・キャストによるトークイベントも予定されています。

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