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「このミステリーがすごい!」受賞作『さよならドビュッシー』が橋本愛さん主演・利重剛監督で映画化

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コンクールのシーンの撮影時に。左より清塚信也さん、橋本愛さん、利重剛監督

 第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里さんの小説「さよならドビュッシー」が、『Another』『桐島、部活やめるってよ』など出演作が続々と公開されている女優・橋本愛さんの主演、『BeRLiN』『クロエ』などの利重剛監督のメガホンにより映画化され、2013年春に公開されることが発表されました。
 「さよならドビュッシー」は、火事で大火傷を負い一度は挫折しつつもピアニストを目指して奮闘する少女の周囲で不可解な事件が起こっていくミステリー。
 主人公の少女・香月遥を橋本さんが演じるほか、遥を指導するピアニスト・岬洋介役で、マルチに活躍するピアニスト・清塚信也さんが俳優デビューを果たします。
 橋本さんは、遥役を演じるにあたり「この作品は、最後にとても大きなどんでん返しがあるので、そこをずっと胸に抱えながら、ひとつひとつ丁寧に演じています」とコメントを発表。清塚さんは「昔から映画やお芝居が大好きだったので、今とても幸せを感じる瞬間がありますね。岬洋介は、いろんな顔を持っているので、すごくやりがいのある役でした。ぼくは彼のようにスーパーマンではないですが、こいつ理屈っぽいなって感じるところや、頭でっかちだなって思うところが、ぼくと似てるなって、そういう、共通するところを見いだして演じています」と、本格俳優デビューの心境を語っています。
 8月13日には名古屋芸大で450人のエキストラを動員してのピアノコンクールシーンが撮影されるなど、現在撮影は進行中。橋本さんは「自分と周りと戦いながら、大事に演じています。未来のお客さんに向けて、届けたいものを届けようと頑張っています。まずは作品を知ってもらって、興味を持っていただければと思います。ぜひみなさんに観てもらいたいです」と、清塚さんは「原作もそうですが、これはただのミステリーではなく、そこに絡んでくる人間性に注目すべき作品です。橋本さん演じる遥も、ただ謎めいているだけではなく、人間の奥の深いところを描いています。謎解きだけではなく、そういったところを楽しんでほしいです」と、メッセージを発表しました。
 俳優としても活躍する利重監督の10年ぶりの劇場長編監督作となる『さよならドビュッシー』は、2013年春公開予定です。

作品スチール

さよならドビュッシー

  • 監督:利重剛
  • 出演:橋本愛 清塚信也 ほか

2013年春全国公開予定

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