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名コンビのスクリーン復活に大きな歓声が! 『僕たちの高原ホテル』完成披露試写会

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舞台あいさつをおこなった渡辺大輔さん(左)と浜尾京介さん

 人気シリーズ「タクミくんシリーズ」の主演コンビ・渡辺大輔さんと浜尾京介さんが再びコンビで主演をつとめる『僕たちの高原ホテル』(9月28日公開/横井健司監督)の完成披露試写会が9月23日に全電通ホールで開催され、渡辺さんと浜尾さんが舞台あいさつをおこないました。
 『僕たちの高原ホテル』は、高原の小さなホテルを舞台に、新任の敏腕マネージャーと清掃員として働く孤独な青年を主人公にして綴られていくハートウォーミング・ストーリー。
 ときには厳しく従業員を注意する敏腕マネージャーの沢城柳也(さわしろ・りゅうや)を演じた渡辺さんは「きついことも言うけど、それはその人のためを思っていて、どんな仕事をしていてもこういう(柳也のような)人間はひとりはいるのかなと」と役について語り、役と自分の共通点について「共通とまではいかないですけど、その人が正しい道に進めるように扉を開いてあげたりとか、背中を押してあげるというのは、自分自身も日頃から思っていることなので、そういうことは感じました」とコメント。
 他人に素直に心を開けない青年・相沢歩(あいざわ・あゆむ)を演じた浜尾さんは「歩は、幼いころに両親を亡くして、唯一の身近な存在だったおじいちゃんも亡くなって意味もないまま生きるという難しい設定で、ぼく自身は身内を亡くした経験もなかったので演じる上で大変でしたし、今回セリフがほとんどないんですよ。なので顔だけ、目だけでお芝居したり、表現したりすることがいかに重要かと改めて気づかされました」と振り返りました。

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ホテルの新任マネージャー・沢城柳也役の渡辺大輔さんは、完成した作品を観て「愛って素晴らしいなと、そう思いました」とコメント

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作品を観て「小さな気配り、心配りが大切だなと思いました。あったかい気持になったので」と孤独な青年・相沢歩役の浜尾京介さん

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息のあったやりとりを見せた渡辺大輔さん(左)と浜尾京介さん。ふたりのやりとりに、客席からはたびたび歓声が起こりました

 ふたりでの映画主演は約2年ぶりとなる渡辺さんと浜尾さんですが、渡辺さん曰く「考えてみたら今年に入って1月2月3月4月……とずっと仕事で一緒なんですよね」ということで「(久しぶりな感じは)全然ないです」と浜尾さん。「タクミくんシリーズ」では4作続けて共演しているだけに、逆になかなか打ち解けないという『僕たちの高原ホテル』では、役柄の設定的に距離感を大切にしていたそう。もし別の作品でまた共演するとしたら? という質問がされると「この前、マオ(=浜尾さん)が、俺にどんな役が似合うかと聞かれて“刑事”って言ってたんですけど、それはけっこう俺もしてみたいと思って」(渡辺さん)、「大ちゃん(=渡辺さん)は刑事とか警官とか似合うと思うんですけど、逆にぼくが警官で、(渡辺さんが)とてつもなく極悪な犯罪者で、ぼくが一生懸命捜査して捕まえるみたいな」(浜尾さん)と、アイディアが飛び出しました。

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取材マスコミのリクエストに応えて肩を組んだポーズを決める渡辺大輔さんと浜尾京介さん

 渡辺さんは「なにかひとつでも感じて、ひとつでも持って帰ってもらえたらと心から思っています。もし自分が映画のストーリーの中に存在していたらどういう言葉をかけるか、どういう行動をするかを想像しつつ観ていただければ幸いです」と、浜尾さんは「この作品は、監督はじめスタッフのみなさま、そして当たり前ですけどキャスト全員、全力を尽くしてみなさまのために作りあげた作品です。たくさんのテーマが詰まった作品ですので、2度、3度と観ていただけたら幸いです」と話して舞台あいさつを締めくくりました。

 渡辺さん、浜尾さんのコンビに加え、期待の若手男優の和田琢磨さん、高﨑俊吾さん、本田剛文さん、舞台や映画で活躍する女優の馬渕英俚可さん、ベテラン男優の諏訪太朗さん、小倉一郎さん、河原崎建三さんと豪華なキャストが出演し、“おもてなし”の心と再生を描いていく『僕たちの高原ホテル』は、9月28日(土)よりシネマート新宿にて公開されます。

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