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安藤聖さん、主演作の題材は「とにかく衝撃的」 『ラブクラフト・ガール』完成披露試写会

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舞台あいさつをおこなった中村倫也さん、安藤聖さん、平林克理監督(左より)

 “ラブグッズ”を扱う会社で働くことになった女性の奮闘を描いた『ラブクラフト・ガール』(11月22日公開)の完成披露試写会が11月11日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、主演の安藤聖さんと共演の中村倫也さん、平林克理(ひらばやし・かつひこ)監督が舞台あいさつをおこないました。
 『ラブクラフト・ガール』は、デザイナー志望の主人公・茜がそうとは知らずにラブグッズ(=女性用セクシャルグッズ)専門の企業に入社し、戸惑いながらも仕事にやりがいを見出していく姿を描いたラブコメディ。
 茜を演じた安藤さんは、映画の題材について「とにかく衝撃的でしたね」とコメント。「もちろんこういうグッズがあるということは、私も30になるので知ってはいたんですけど(笑)、製造販売をしている会社で働いている方々がほとんど女性だということにビックリしましたし、実際に起こったエピソードが盛り込まれているんですけど、そのエピソードにもいちいちビックリしました」と、実在の会社への取材をもとに描かれたストーリーには驚きも大きかったようですが「でも、ホン(台本)読み進んでいく中で、働いているみなさんの仕事に対する想いとか姿勢に感じるものがあったので、そこを大切に演じようと思いました」と、感想を述べました。
 メガホンをとった平林監督は、ラブグッズを描く上で「まず部屋のどこに置くかということを第一に考えて、かわいくしたら部屋のオブジェとして活かせるんじゃないかなとか、なるべくガーリーなラブグッズを目指して表現させていただきました」と、この題材ならではの工夫を披露。
 茜の教育係となるクールな先輩社員・田村を演じた中村さんは「クールなりに田村自身も、仕事に対して理想と現実のギャップがあったり葛藤しているところもあって、そういう田村なりの想いを大事にやれたらいいなと精一杯がんばりました」と役について振り返りました。

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「仕事とか恋愛とかに悩んだり苦しんだりしながらも、毎日を楽しく過ごしている女性のみなさんが共感できる映画になったと思います。男性のみなさんには、そういうパワフルな女性の姿を存分に楽しんでもらえる映画になったと思います」と主人公・茜役の安藤聖さん

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「この映画は、茜を中心とする登場人物たちが、仕事を通じて成長するお話だと思っております。観てくださったみなさまも感情移入したり共感したりする場所がたくさんあると思います。自由に楽しんでいただきたいです」と、茜の教育係・田村を演じた中村倫也さん

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安藤さんと中村さんは「ほんとに役柄にピッタリで、撮影に入る前にお会いして“このふたりなら間違いないな”」と思ったという平林克理監督は「どなたにもピタッとはまる部分があるはずです。そういうふうに作りましたのでぜひ楽しんでください」とメッセージ

 映画では「仕事における理想と現実」が大きなテーマとなっており、安藤さんは「私は芝居を始める前に2年くらいOLをしている時代があったんですけど、自分のやりたいことがあるのにどうにもできない自分に悶々としていた時期がありましたね。それを克服したかどうかはわからないんですけど、突然“もう人にどう思われてもいいや”と思うようになった時期があって、そこからこういう仕事の環境にいられるようになったので、自分の中で決めて自分の信念でやっていれば夢に近づけるのかなという経験があります」と、自身の経験した“理想と現実”について語りました

 ポップなタッチで真摯なテーマを描いた『ラブクラフト・ガール』は、11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショーのほか、全国順次公開されます。

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