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若手キャストが「熱い気持ちを出し切った」作品公開 『疾風・虹丸組』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなったキャスト・スタッフ。後列左より高瀬将嗣監督、城戸康裕さん、五十嵐麻朝(いがらし・まあさ)さん、尾関隆さん。前列左よりnicolaさん、滝裕可里さん、竹内寿(たけうち・とし)さん、高木万平さん、池田夏希さん、吉村典久監督

 不良少年たちの活躍を描いた人気コミックを映画化した『疾風・虹丸組』が1月11日にシネマート六本木で初日を迎え、ダブル主演をつとめた高木万平さんと竹内寿さんをはじめとする出演者と吉村典久監督が舞台あいさつをおこないました。
 雑誌「ヤングキング」連載の桑原真也さんの同名コミックが原作の『疾風・虹丸組』は、伝説のチームが遺した“最強の証”を手に入れることを夢見るふたりの高校生・虹川潤と羽黒翔丸が主人公。ふたりと仲間たちが結成した“虹丸組”の、最強を目指した闘いが描かれていきます。
 潤を演じた高木さんは「撮影前にアクションの稽古もしたり、みんな初めてチャレンジする部分が多い作品だったんですけど、たぶん熱い気持ちをみんな出し切ったと思います。それが詰まった『虹丸組』です」とあいさつ。続いてマイクを握った翔丸役の竹内さんは「けっこう現場は撮影以外のときもみんな仲良くって、そんな仲いい感じが出てたのかが気になっていて、そこも見どころのひとつかなと思っているんですけど、みなさんどうでしたか?」と客席に質問。大きな拍手に「嬉しい」と笑顔を見せました。

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主人公の虹丸組総長・虹川潤を演じた高木万平さんは「みなさんはもう映画を観てくれたんですよね。“どうだったんだろう?”という気持ちでいまいっぱいです。みなさんが(映画を)どう思ったのか、みんなのリアクションとか笑顔とかでなにかを感じられたらなと思います」とあいさつ

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虹丸組を支えるもうひとりの主人公・羽黒翔丸を演じた竹内寿さんは、高木さんに続いてのあいさつに「万平くんに全部言われた気持ちで、なに言っていいのかわからないです(笑)」と苦笑い。「初めてアクションをやらせていただいて、この映画がどうなっているかすごく気になっています」

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「副長であり虹丸組のお母さんであり、そんな気持ちを大事に、仲間意識を大事にやってきました」という、潤と翔丸のよき友人であり虹丸組副長の橘瑛人を演じた五十嵐麻朝さん。「ぼく、舞台あいさつっていうのが初めてで、正直、撮影現場より緊張しています(笑)」と自ら告白しました

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翔丸に憧れる後輩・松平ミキを演じ「実年齢より10歳下の役で、ちゃんと後輩に見えるようにしなきゃいけないな」と思ったという滝裕可里さん。「(ミキは)口は悪いけどすごいみんなに愛されている女の子だなって原作マンガを読んで感じたので、それが伝わっていたら嬉しいと思います」

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映画初挑戦で「毎日がほんとに勉強でした」という十文字魔子役の池田夏希さん。「十文字魔子はけっこう強い役なので、私は普段ヘラヘラしていることがあるので、まず強く見せるところから始まって、ちょっと成長できたかなと思うので、そういうところも見ていただけたらなと思っています」

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虹丸組のメンバー・亮太の彼女・しずか役のnicolaさんは「すごく際立った面白いキャラクターの役を演じさせていただいて嬉しかったですし、なんにも考えていないようで、りょーぴん(亮太)をはじめ虹丸組を愛している、しずかの奥深い部分も感じもらえたらいいなって思います」とコメント

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翔丸と対決する不良・前園百春を演じた城戸康裕さんはプロのキックボクサー。「格闘家なんでいつも顔はシッチャカメッチャカでムキムキな奴らしかいないのに、こんな美女とイケメンばっかりいる全然違う舞台で、ほんとにすごい勉強をさせていただいて、いい経験をさせていただきました」

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虹丸組を倒すために策略を練る咲崎翼を演じ「今回(出番が)ちょこっとだけだったんですけど、いろんな人に“こいつ嫌な奴だな”って思っていただければ嬉しいです」という尾関隆さん。「これから出るDVDのほうにけっこう出させていただいていますので、ぜひDVDも観てください」

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撮影前におこなわれたキャストのアクション練習にも出向き、キャストに本番へ向けた熱いメッセージを送っていたという吉村典久監督。舞台あいさつではほぼノーコメントを貫き、その寡黙さで場内の笑いを誘っていました。「DVDで続きがあるのでぜひ」というのが数少ないコメント

 迫力のあるケンカシーンを生み出すため、キャストは撮影1ヶ月以上前からアクションの特訓を重ねて撮影に臨んだという本作。高木さんは「虹川潤というのは強くなければいけないので、その部分をどう出していこうか、わからないことばかりだったんですけど、とりあえず(腕を)振りまくる、蹴るんだったら誰よりも蹴るというのを意識してやりましたね」と、竹内さんは「ぼくの役はキレたらなにをするかわからないみたいな役だったので、キレる前のアクションとキレたあとのアクションと、2種類やらなくてはいけない気がしていてそういう部分が難しいなと思っていたので、1ヶ月間道場で練習できて、それがあったので(本番で)できたのかなとは思います」と、それぞれのアクションについて振り返りました。
 そして、劇場版のアクション監修とDVD版4話~6話の監督をつとめた高瀬将嗣監督も応援に駆けつけ「ほんとに1ヶ月有半の間アクションの練習もしてくださって、アクション監督も兼ねている私どもとしてはほんとに現場がスムーズに進みました」とキャストのアクションに太鼓判を押しつつ「みんなが1ヶ月やってきている中、私は(練習が)4時間」とコメントした十文字魔子役の池田夏希さんに対し「十文字魔子さん、あなたの気持ちの中では4時間だったかもしれませんけど、1時間ありましたっけ? 45分くらいだったと思います(笑)」と暴露し、場内の笑いを誘いました。

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「劇画原作ということで各々のキャラクターをどう画面に反映させるか。その大変な作業をすべて吉村監督がなさってくださいました。みんなキャラクターが決まっていて、それを踏襲するかたちで4、5、6話を撮ることができた。私としては楽でした」とDVD4~6話の高瀬将嗣監督

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応援に駆けつけた高瀬将嗣監督(一番右)は、初日を祝して劇場版の吉村典久監督(右から2番目)に花束を贈呈しました

 『疾風・虹丸組』は、劇場版の続きとなるストーリーがDVD版で展開されており、高木さんは「このあと(DVD版)のほうがみんなアクションをやっていると思うんですよ。より『虹丸組』が詰まっていくというか、なんか進むよね」と、竹内さんは「1話から6話まで見ていただいたときに、虹丸組のチームだなって思ってもらったらいいなと思ってて、一緒に闘っている気持ちになったときに、観ている方の新しい感情が生まれてくるんじゃないかと思っているので、ぜひそういう観方をしてほしいなと思います」と、DVD版もアピールしました。

 また、舞台あいさつの司会をつとめたお宮の松さん(DVD版に出演)に4人目のお子さんが生まれたばかりということで、舞台あいさつの最後にキャストと監督がサプライズでお祝い。客席からもお宮の松さんにあたたかな拍手が贈られました。

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高木万平さんと竹内寿さんからお祝いの紙おむつを送られたお宮の松さん

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高木さんと竹内さんの合図でお宮の松さんへ向けてお祝いの拍手をするキャストと監督

 舞台あいさつ登壇者のほか、橋本マナミさん、小野健斗さん、三浦力さん、石垣佑磨さんらが出演、熱い不良少年たちの闘いを迫力十分に描く『疾風・虹丸組』は1月11日(土)よりシネマート六本木にてロードショー。1月15日(水)には劇場版以降のストーリーも収録されている全6話のDVDが発売となります。

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