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異色の主人公に小澤亮太さん「やる気満々」 『アキラNo.2』完成披露試写会

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舞台あいさつをおこなった五十嵐麻朝(いがらし・まあさ)さん、小澤亮太さん、城戸康裕さん、吉村典久監督(左より)

 ヒーロー番組で人気となった小澤亮太さんの主演でコミックを映画化した『アキラNo.2』(9月27日公開)の完成披露試写会が7月15日にシネマート六本木で開催され、小澤さんと共演の城戸康裕さん、五十嵐麻朝さん、メガホンをとった吉村典久監督が舞台あいさつをおこないました。
 奥嶋ひろまささんの同名コミックが原作の『アキラNo.2』は、不良が集まる高校の“No.2”のアキラがNo.1を目指して奮闘するストーリー。  小澤さんが演じたアキラは、実はケンカは強くないけどNo.1への気配りと口のうまさでNo.2の地位を維持するという異色の主人公となっており、原作マンガの表紙を見てアクションシーン満載の作品を想像していたという小澤さんも「(読んでみると)あれ? 俺の役……そういう役ね、みたいな(笑)」と、独特の主人公像の驚きもあったそう。しかし作品の面白さに「コメディの部分がこんなに楽しいマンガは初めてで、とてもやる気満々で、撮影に入るまで何回も読み返して待ち望んでいましたね」と、原作の印象を語りました。
 アキラの相棒でNo.1の最強の不良・ツトムを演じたのは、現役プロキックボクサーの城戸康裕さん。ケンカのシーンでは上半身裸で鍛えられた肉体を披露していますが「ぼくは服を着て闘いたかったのに、監督がやたら脱がすんですよ。まだ4月の寒い時期で河川敷で風が強くて、ぼくは自分で段ボールで部屋を作って、ワンカット終わるごとにそこでガチガチ震えて縮こまっていたんですよ(笑)。ほんとにキツくて」と、意外な裏話を披露しました。

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「こうやって公開できるのも、スタッフの方々、キャストの方々、支えてくれる方がいて公開できたと思っています」という主人公・矢沢アキラ役の小澤亮太さん

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いつも怖い顔で無口な役柄に「ぼくの普段の私生活とはまったく違うキャラだったので、ちょっと大変なところはありましたね」隣野ツトム役の城戸康裕さん

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石を入れた袋を武器に闘う不良・ジェシーを演じ「(ケンカの場面では)人にケガをさせないように一生懸命袋を振り回していました」という五十嵐麻朝さん

 舞台あいさつでは作品のタイトルにちなんで「人生で2番目(No.2)に大切なものは?」という質問も。最初に答えた城戸さんは「一番大事なものが夢ですよね。2番目はやっぱり金ですよね(笑)」と回答。続いて答えた五十嵐さんは「一番大切なものは家族だと思うんですけど、2番は一歩踏み出す勇気ですかね」と城戸さんとは打って変わってシリアスな回答で、結果的に前フリとなってしまった城戸さんは「チョイチョイチョイ、やめようぜそういうの(笑)」。そして小澤さんは「いろいろありすぎて困るなあ……でも、いろいろあるって思える心じゃないですか? どうですか!(笑)」と、客席のイマイチな反応に半ば強引に拍手を要求。最後に吉村監督が「2番目に大切なのは過去。一番大事なのは未来という感じかな」ときれいにまとめましたが、城戸さんは「現在はどうでもいいってことなんです(笑)」とツッコミを入れていました。

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「あんまりぼくが喋らないほうがいいんじゃない?」と口数の少ない吉村典久監督ですが、要所要所のコメントでかなりおいしいところを持っていっていました

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小澤亮太さんと城戸康裕さんは、撮影のあとも一緒に走ったり、ゲームセンターに遊びに行っているというエピソードを紹介。プライベートでの仲の良さをうかがわせていました

 小澤さんは「ヤンキー映画というだけではなく、コメディの要素もたくさん散りばめてあって、男の友情もたくさんありますので、みなさん何度も何度も足を運んでくれたら嬉しいです。観てください!」と映画の見所をアピールし、舞台あいさつを締めくくりました。

 舞台あいさつ登壇者のほか、福山翔大さんや橋本マナミさんが共演する『アキラNo.2』は、9月27日(土)よりロードショーされます。

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