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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で好評の『カミングアウト』11月劇場公開

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 今年7月に第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で先⾏上映され好評を博した『カミングアウト』が、11月29日(土)より渋谷ユーロスペースにて一般公開されることが発表されました。
 『カミングアウト』は、同じサークルの友人に想いを寄せつつ周囲には自分がゲイであることを隠している大学生・陽を主人公に、LGBT(性的少数者)の葛藤や決意を描いたストーリー。東京国際レズビアン&ゲイ映画祭での先行上映ではチケットがソールドアウト、急遽立ち見席まで設定され400人以上を動員しました。
 テレビシリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」にオペレーター・森下トオル役でレギュラー出演していた高橋直人さんが陽を演じて映画初主演をつとめるのをはじめ、陽が想いを寄せる友人・昇に俳優集団“劇☆男”のメンバーとして活躍する岡村優さん、後輩の美穂にドラマ「GTO」などの夏緒(なつお)さん、同じく後輩の明日香に「仮面ライダーウィザード」の高山侑子さんと、注目の若手俳優陣が出演。さらに、マンガ家の歌川たいじさん、タレントの一ノ瀬文香さん、シンガーの秋山浩介(TooT Aki)さんと、ゲイ・レズビアンであることをカミングアウトしている方々も出演しています。
 脚本・監督は、前作『SRS♂ありきたりなふたり♀』では性同一障害をテーマにした新鋭・犬童一利監督。『カミングアウト』制作にあたっては綿密な取材をおこない、LGBT関係団体や活動家、ゲイタウンである新宿二丁目の店舗などの協力を得て作品を完成させました。
 「不健全な現代日本を揶揄するために“自分自身と向き合う姿”を描こうと思った」と犬童監督が語る『カミングアウト』は、11月29日(土)よりユーロスペースにて3週間にわたりレイトショー上映。公開初日には舞台あいさつも予定されています。

犬童一利監督コメント

前作・今作と取材をする中で感じたのは、LGBTに対する世間の“圧倒的な情報不足”です。世間がいまだ持つ固定観念や偏見の多くは、情報不足が大きな原因だと感じました。
時代とともに環境も変化はしていますが、制度面含め諸外国と比べて日本は遅れていると思っています。
《まずは知ること》この映画を通して LGBTに関わる日本の現状が少しでも変わることを願っています。

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