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白川幸司監督10年ぶりの新作『ようこそ、美の教室へ』クラウドファンディング実施中

 海外の映画祭で高い評価を受けている白川幸司監督が「死と美」を美しい映像で表現する新作『ようこそ、美の教室へ』の撮影が現在進められており、製作費をサポートするクラウドファンディングが12月までおこなわれています。
 白川監督10年ぶりの新作となる『ようこそ、美の教室へ』は「ひとりの少年が、詩の教室での1年を通して、母親に愛されない理由を追及しながら、才能を開花させる」というストーリー。
クランクインに先立ってサウンドトラックとして使われるオペラを1年をかけて収録するなど、一般的な自主映画のイメージとは異なるこだわりを持った制作体制がとられています。
 主人公のゲイの詩人・ミチルを演じるのは、ドラァグクィーンとして有名なレイチェル・ダムールさん、もうひとりの主人公・詩の教室で学ぶ少年・サトル役はオムニバス『全力映画2013』の1編「008」などに出演する若手俳優・小川ゲンさんが演じます。

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主演のレイチェル・ダムールさん

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主演の小川ゲンさん

 2013年8月にクランクインし、1ヶ月に平均2シーンのペースで撮影がおこなわれており、すでに半分の撮影が完了。これまでの撮影は監督の自己資金でおこなわれており、自己資金のみでも完成は可能ですが「映画とは、制作時点からもっと社会に開かれていなければならない」という監督の考えから、より広がりのある制作方法を目指してクラウドファンディングが実施されています。
 クラウドファンディングは3000円より支援可能で、3000円の支援の場合は特典として完成披露試写会への招待とサウンドトラック用オペラ全曲の音声ファイルダウンロードが可能。支援額に応じて特典は増えていき、最高額6万円の支援ではエキストラ出演やアソシエイトプロデューサーとしてエンドロールに名前掲載、さらに監督とともに国内の映画祭に同行できるなど、この作品以外では経験できないであろう特典が用意されています。
 クラウドファンティングの額にはかかわらず2015年2月にクランクアップ予定。その後ポストプロダクションを経て2015年夏に完成披露試写会開催、2016年に劇場公開される予定で、国際映画祭への出品も計画されています。
→クラウドファンディングサイト・MotionGallery『ようこそ、美の教室へ』プロジェクトページヘ

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『ようこそ、美の教室へ』劇中の一場面より

 公式フェイスブック公式ブログが開設されており最新の進行状況に触れられるのに加え、公式ブログでは撮影機材に関する話題も多く自主映画の技術面からも興味深い内容となっています。
 撮影機材の発達により、自主映画でもメジャーな作品と遜色ない画質の映像を得られるようになった現在だからこその、自主映画のあり方を問うような白川監督の試みでもある『ようこそ、美の教室へ』。今後の展開に注目です。

【映画「ようこそ、美の教室へ」冒頭シーンより 】
改造したパナソニック製デジタルスチルカメラ・GH2による精細な映像を解像度を切り替えることによりYouTube配信でも見ることができる

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