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鈴木杏さんとのトークで監督の意外な告白も 『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』トークショー

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舞劇場控室でガーリーなポーズを決める桜井亜美監督、鈴木杏さん、安達寛高監督(左より)

 3人の人気小説家が“コーヒー”を共通のモチーフに監督した3本の短編からなるオムニバス『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』を上映中のユーロスペースで4月4日、安達寛高監督と桜井亜美監督が女優の鈴木杏さんをゲストに迎えたトークイベントをおこないました。
 桜井監督に「メチャメチャ素敵女子。今日は杏ちゃんの魅力をたっぷり堪能していただきたいと思います」と紹介された鈴木さんは『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』について「それぞれの作家さんの短編を読んでいるような気分になりました。いい意味でカラーが違う3作品なので別々の映画を観ている感じ」とコメント。そして両監督と鈴木さんは映画の感想から発展しての恋愛観や、鈴木さんがこれまで演じてきた役の女性像などをテーマにトークを繰り広げ、鈴木さんと意見が一致する部分も多いという桜井監督は「私たちはヘビーな女じゃないんですか(笑)」と笑いも交えながら鈴木さんを評しました。

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トーク中の桜井亜美監督、鈴木杏さん、安達寛高監督(左より)

 また、トークイベントではプレゼント抽選会もおこなわれ、鈴木さんとのジャンケンで勝ち抜いた幸運な10名の観客の方々に3監督のサインが入った書き下ろし小説が贈られました。
 さらにイベント終盤には、安達監督が「いまの奥さんに初めて告白をしたのが(鈴木杏さんの出演作の)『花とアリス』(2004年)を劇場で一緒に観たあとだったんですね。杏さんがいなかったらもしかしたら結婚できなかったかもしれない」と告白し、会場を沸かせました。

 乙一などの筆名で活躍する安達監督が深夜の病院を舞台に描く『Good Night Caffeine』、桜井監督が花火の思い出を持つ男女を描く『花火カフェ』、覆面作家の舞城王太郎監督が休日のオフィスを舞台に描く『BREAK』と、設定も登場人物もまったく異なった3本で構成された『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』は、ユーロスペースで4月10日(金)までレイトショー上映中。公開期間中には今後もゲストと監督陣によるトークイベントが開催されるほか、来場者特典として3監督が書き下ろした短編小説を収録した小冊子のプレゼントが実施されています。

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