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白石隼也さん美容師役に「いままでにない緊張感」も 『鏡の中の笑顔たち』完成披露試写会

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舞台あいさつをおこなった喜多一郎監督、夏菜さん、白石隼也さん、中尾明慶さん。中尾さんは壇上でハンドケアしてもらった両手をアピール?

 美容師の青年を主人公に、人と人との“つながり”を描いた『鏡の中の笑顔たち』(5月30日公開)の完成披露試写会が5月12日にスペースFS汐留で開催され、主演の白石隼也さんと共演の夏菜さん、中尾明慶さん、喜多一郎監督が舞台あいさつをおこないました。
 『鏡の中の笑顔たち』は、東京でカリスマ美容師として活躍していた主人公・井上遼が、ある出来事をきっかけに不本意ながら故郷の札幌に戻り、訪問美容に関わる中で美容という仕事が人にもたらすものに気づいていくストーリー。
 美容師の遼を演じるにあたり「クランクインする前に、ぼくがいつも行っている東京の美容室で閉店後に毎週うかがって、基本的なハサミの持ち方や切り方などを教えてもらって」撮影に臨んだという白石さん。劇中で髪を切るシーンはほとんどはウィッグ(かつら)を切っていたそうですが、ワンシーンだけ実際に髪を切るシーンもあり「そこはワンテイクで決めなければいけなかったので、ほんとに緊張しましたね。いままでにない緊張感でした」と振り返りました。
 また、遼と同じ美容室で働く美容師・まりを演じた夏菜さんは「まりちゃんは人一倍努力しないとダメなタイプなんですよ。私も人と同じくらいじゃうまくできないタイプなので、努力型なのはすごく似ているなと思いました。あとはポジティブに見えて実はネガティブなところも似ているなと思いました。根はネガティブなタイプなので(笑)」と、演じた役との共通点を話しました。

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美容師の技術も練習し「そういった意味では大変でしたけども、役柄としてはぼくの年齢に近い役柄でしたし、共感できる部分もひじょうに多かったので、やりやすい部分もありましたね」という主人公・井上遼役の白石隼也さん

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「いまSNSがはやっていて私も大好きですけど、一度そこから離れて、家族や友達と直にコミュニケーションを取るということの大切さをこの映画でわかってもらえたら嬉しいです」と、遼の同僚の美容師・高橋まり役の夏菜さん

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「自分がなんのためにこの仕事をやってきたんだろう、なにを見たくてやっているんだろうと改めて考えさせられる作品でした。みなさんもメッセージを受けとっていただけたら嬉しいです」と、遼の先輩・倉橋和也役の中尾明慶さん

 そして、劇中でハンドケアの場面があるのにちなんで、白石さんと夏菜さんが日頃の感謝を込めて中尾さんにハンドケアのサプライズプレゼントを。中尾さんは戸惑いつつも「気持ちいいですね」と笑顔を見せました。

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今回が10作目の監督作で「一貫したテーマはずっと人間再生」という喜多一郎監督。北海道でのロケを「地元の人が今日は(体感気温が)マイナス40度だと言っていて、それを聞いて余計寒くなっちゃって(笑)」と振り返りました

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白石さんと夏菜さんに壇上でのハンドケアをプレゼントされた中尾明慶さん。ふたりの感謝を込めたハンドケアに「気持ちよかったです。ありがとうございます」。

 喜多監督は「美容師という仕事が鏡の中にいっぱい笑顔を作る仕事だとすれば、ぼくはスクリーンの中でいろんな笑顔を作ってみなさんにお届けするのが仕事だと思いますので、ぜひ、この映画を観て笑顔になって帰っていただければ嬉しいなと思います。その笑顔を多くの人に届けていただければ、世の中がとっても幸せになれるんじゃないかと思います」と作品に込めた想いを語り、白石さんは「ぼくはいま24という歳で、この映画でぼくが演じた井上遼も24歳なんですね。ちょうど、仕事を始めて新人とは呼べなくなり、成長しなきゃいけない年代なのかなと思います。ぼく自身もそうですけど、仕事に真正面からぶつかって大きな壁と闘っている最中で、そういう遼がいままで見てこなかった周りの人を通していろんな世界を見て、さらに成長していくストーリーになっています。この映画を観てなにかを感じてもらえたら嬉しいです」と舞台あいさつを締めくくりました。

 舞台あいさつ登壇者のほか、筧美和子さん、JOYさん、岡田浩暉さん、松下由樹さん、ベテランのミッキー・カーチスさんと松原智恵子さんらが出演し、高齢化社会が進む中で注目される訪問美容の意味を描いていく『鏡の中の笑顔たち』は、5月30日(土)より角川シネマ新宿ほか全国公開されます。

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