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真冬が舞台の菅田俊さん・菜葉菜さん主演作が猛暑の中公開 『Bad Moon Rising』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった結城貴史さん、瀬古千裕さん、菜葉菜(なはな)さん、菅田俊さん、喜多一郎監督(左より)

 海外作品でも活躍する菅田俊さんと個性派・菜葉菜さんが主演をつとめる『Bad Moon Rising』が8月1日に渋谷ユーロスペースで初日を迎え、菅田さん、菜葉菜さんと喜多一郎監督らが舞台あいさつをおこないました。
 『Bad Moon Rising』は、介護に疲れ寝たきりの母を殺してしまった中年男・ケイジと、記憶の一部を失ったまま家族を探す女・トワコが、あるきっかけから1台の車に乗り旅を続けていく真冬のロードムービー。
 喜多監督自身が「ひじょうにミステリアスで謎が多い」と表現する作品のため、上映前の舞台あいさつは映画の内容には触れずに進行。ケイジを演じた菅田さんは「(撮影が)とにかく寒かったということだけ前置きして、感じていただいて映画を観ていただけたら雰囲気が出るかなと思います」と、一昨年の12月より昨年の1月にかけておこなわれた撮影の厳しさをうかがわせてあいさつ。トワコを演じた菜葉菜さんは「それぞれの登場人物がそれぞれに抱えているものがありながら、生きていく中でいろいろな人と出会ったことによって一歩前進できる、そんな映画になっていると思います。観てくださった方にもそういう気持ちになっていただけたら嬉しいです」とコメントしました。

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「ぼくはSなんとかS(=SNS)というのはできない人間なんで、もしなにか感じることがありましたら(SNSに)書いていただけたらと思います」と、ケイジ役の菅田俊さん

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「地元の方々が手作りのお味噌汁とかおにぎりとかを作ってくださったのですごいありがたかったです」と、厳しい寒さの中での撮影を振り返ったトワコ役の菜葉菜さん

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喜多一郎監督は「(映画の内容について)なにも喋れないんですね」と言いつつ「『Bad Moon Rising』というタイトルもいろいろ噛み締めてください」とメッセージも

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「こんな暑い日には観るにはちょうどいいくらい寒い時期に撮った映画なので、ちょっと涼しさを感じながら観ていただければなと思います」と三島サチ役の瀬古千裕さん

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郷田役の結城貴史さんはラインプロデューサーも兼任。「みんな現場はすごく楽しかったと言ってくださって、それはラインプロデューサーとして救いだったと思ってます」

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シャイな菅田さんは、菜葉菜さんにマイクを渡されても受け取ろうとしないこともしばしば。客席の笑いを誘いました

 菜葉菜さんは「主題歌がすごく作品にあっていてとても素敵な歌なので、そういうところもぜひ楽しんでいただけたらと思います。みなさんが(映画の)最後にどう感じていただけるのか楽しみです」と話して舞台あいさつを締めくくりました。

 これまでハートウォーミングな作品を手がけてきた喜多監督が、自らほかの作品とは「あきらかに一線を引いた異色作」と語る『Bad Moon Rising』は、舞台あいさつ登壇者のほか、大方斐紗子さんや美保純さんが出演。8月1日(土)より4週間渋谷ユーロスペースで連日21時よりレイトショー上映のほか、全国順次公開予定。ユーロスペースでの公開期間中には、ゲストを招いてのトークイベントも開催されます。

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