映画初出演の女優４人が姉妹役で主演をつとめる『早乙女４姉妹』が10月17日にユーロライブで初日を迎え、主演の清水絢子さん、寒川綾奈さん、福田愛美さん、椿明来さんと共演の前田希美さん、犬童一利監督が舞台あいさつをおこないました。
　『早乙女４姉妹』は、日本最大級のガールズネットワーク「CHARM UP GIRLS」の女優志望者が３ヶ月のレッスンを経てスクリーンデビューするという企画から誕生した作品。モデル、音楽、演劇、アイドルとそれぞれの分野で活躍し「日本一の姉妹」を目指す早乙女家の４姉妹を主人公に、姉妹愛や夢を追うことの意味が描かれていきます。
　アイドルとして活躍する四女・マイを演じた椿明来さんは実際にアイドルユニット・Kiss Beeのメンバーとして活躍しており、レッスンを経ての映画出演に「映画が初めてでなんにもわからなくて、アイドル以外のお仕事をしたことがなくて最初はどうしたらいいんだろうなっていう気持ちでいっぱいだったんですけど、お芝居をやらせていただいて、自分が目指したいのはここなんじゃないかなと思うこともできて、すごいいい経験になりました」と、今後の女優活動にも意欲を。
　同じくレッスンを経て小劇団の女優の三女・エリを演じた福田愛美さんは「私は女優の卵の役で、とにかく“イモっぽい”を要求されたので、イモっぽくなるように頑張りました(笑)」と初の演技を振り返りました。
　そして次女のロックボーカリスト・ユキを演じ、本作撮影後にドラマや映画で活躍している寒川綾奈さんは「映画に出させていただくのが初めてで、セリフがいっぱいあったり役作りで髪を染めたり、なかなか演技を始めてばかりでできる経験ではなかったので、いい経験ができました」とコメント。
　また、長女でモデルのミカを演じた清水絢子さんはこれまでダンサーや振付師の活動が中心で「演技をするというのが初めてで、普段はこういう（高い）声なんですけど監督から“２オクターブくらい低くしろ”と言われて(笑)。私生活でもしたことないような声で、それで感情表現をするのが大変で、声変わりするんじゃないかと思いました(笑)」と裏話も披露しました。

　本人役で特別出演している前田希美さんは「私はいろいろな作品に出演することとか雑誌の表紙を飾ることを目標にして、努力したりいろいろなお仕事を頑張らせていただいているのですけど、頑張ってもなかなか成果が出ないとか、そういうところがこの映画では描かれていて、そこにすごく共感できました」と、実際にモデルや女優・歌手として幅広く活動している立場からの作品の感想を。
　犬童一利監督は「今回、４人以外にも３ヶ月レッスンをやってきて、初めて映画に出ます、お芝居初めてですという10代20代の若い女の子がたくさん出ています。そのあたりのフレッシュさを楽しんでいただければと思います」と、見どころをアピールしました。

　舞台あいさつ登壇者のほか、タレントのイジリー岡田さん、格闘家の大澤茂樹さんらが共演する『早乙女４姉妹』は、10月17日(土)よりユーロライブにて１週間限定公開。18日(日)に椿明来さんの所属するアイドルユニット・Kiss Beeのスペシャルイベント、20日(火)には再び４姉妹役の４人が勢揃いするトークショーがおこなわれるほか、犬童監督の新作短編やミュージックビデオの上映など、上映に加え連日さまざまイベントも開催されます。（イベント予定・上映スケジュールの詳細は公式サイトをご覧ください）