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水谷果穂さん初主演作は「心臓にジワジワ来る怖さ」 『バレンタインナイトメア』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった今野恭成監督、宮城孔明(みやぎ・よしあき)さん、水谷果穂さん、芋生悠(いもう・はるか)さん、安田帆花(やすだ・ほのか)さん、草川直弥さん(左より)
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 注目の若手女優・水谷果穂さんが初の映画主演をつとめた『バレンタインナイトメア』が1月23日に渋谷ユーロスペースで初日を迎え、水谷さんほか出演者と今野恭成監督が舞台あいさつをおこないました。
 昨年公開された『ハロウィンナイトメア』シリーズ2作に続く「ナイトメア」シリーズ第3弾となる『バレンタインナイトメア』は、同名ホラーゲームを実写映画化したホラーサスペンス。バレンタインデイに高校で起きた女子生徒の自殺から1年、卒業旅行にでかけたクラスメイトたちが遭遇する謎と恐怖が描かれていきます。
 主人公の謎めいた転校生・佐藤美奈子を演じた水谷さんは「私にとって初主演の映画となるんですけど、みんなで体を張って一生懸命がんばった作品ですので、ぜひ楽しんでもらえるといいなと思います」とあいさつ。「最初に台本を貰ったのが夜中で、もう寝ようかなと思っていたときにお家のパソコンに台本が届いて夜に読んだんですね。妹と“怖いね”っていいながら読んでいて、それをそのまま映像でも怖がってもらえるようにやりたいなと思っていたので、それは撮影中に思い出したりしていました」と、ホラーに挑んだ感想を述べました。
 原作ゲームではクラスメイト4人の卒業パーティーという設定が映画ではクラスメイト大勢での卒業旅行に変更されており、今野監督は「たくさん10代の男女を呼びたいなと思って結果的に2泊3日くらいの合宿をしたんですけど、そこでいろいろ生まれたものが映っていると思います」とコメント。
 また、撮影も担当した今野監督は水谷さんについて「ぼくは撮影もしたのでレンズを通して見ていたんですけど、すごいフォトジェニックな方だな」と印象を語りましたが、水谷さんは「フォトジェニック」の意味がわからなかったようで「どういう意味ですか?」不思議そうな顔。今野監督が「映画映えするというか、レンズ映えする方だなと」と解説すると「ありがとうございます」と笑顔を見せました。

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若手俳優陣が揃った作品に「教室の脇を通ると(出演者が)楽しそうに休憩している時間とかがうらやましいなと(笑)」と今野恭成監督

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「みんなで一緒にご飯を作ったり、修学旅行みたいな感じでお話したりしていました」と撮影を振り返った佐藤美奈子役の水谷果穂さん

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「撮影が終わってから今日に至るまで本当にあっという間でした。スクリーンで観られるので楽しみです」と野島博之役の宮城孔明さん

 水谷さんは、謎めいた転校生という役について「笑顔がない役というのが自分的に珍しくて、まっすぐした感じの女の子というのが演じたことなくて、大変というよりは新鮮で楽しかったです」と感想を。
 佐山祐子役の芋生悠さんは役について「監督さんと相談して佐山祐子は“変わり者”というふうに決めて演じさせていただいたんですけど、ほんとに強い子で我が道を行く子で、演じているうちに佐山祐子という役が好きになってきて楽しく演じさせていただきました」と、安藤雪奈役の安田帆花さんは「私が演じた安藤ちゃんはちょっと甘えん坊な役なんですよ。私はそこまで甘えん坊じゃないので普段甘えられないけど、甘えられて嬉しかったです(笑)」と、それぞれ役について語りました。

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「最初から最後まで目が離せない映画になっています。ドキドキしながら観てください」と事件の引き金となる佐山祐子役の芋生悠さん

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安藤雪奈役の安田帆花さんは映画初出演。「ちょっと怖いかもしれないんですけど、みなさんドキドキしながら観てくれると嬉しいです」

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「撮影からけっこう経って、公開日を待っていたので、みなさんに観てもらえるのがとても嬉しいです」と相沢太郎を演じた草川直弥さん

 舞台あいさつでは映画のタイトルにちなんでバレンタインデイの思い出も質問され、自身は男の子にチョコをあげたことはないという水谷さんは、友達が好きな男の子にチョコを渡せなかったときに代わりに渡してあげたという体験談を紹介し「後日、そのふたりがつきあうことになって、恋のキューピットでしたー」とかわいくVサイン。
 また、相沢太郎役の草川直弥さんは「ぼくはマザコンとかじゃないですけどお母さんから必ず貰えるので、必ず毎年1個は決まっていますね」と、野島博之役の宮城孔明さんは「小学生のころがピークで、それ以降どんどん順調に減っていまして、今年は親も入れて1個ですかね」と、それぞれ微笑ましいエピソードを紹介しました。

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バレンタインデイでキューピットの役を果たしたエピソードを笑顔で語る水谷果穂さん
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 舞台あいさつ締めの一言を求められた今野監督は「今日はいろんな(出演者それぞれの)ファンの方が来られていると思うんですけど、ぼくもファンが欲しいなって(笑)」とだけ話して水谷さんに話を回そうとしたため、水谷さんは「え、見どころとかいいんですか監督?」。水谷さんの気遣いに今野監督は「撮影現場だとみんな集中していて大人っぽく見えるんですけど、(休憩中に)廊下を通ってふと見るとまだ10代なんだなって感じがして、そのギャップが個人的にいい思い出です(笑)。みんないい感じに映っていると思います」と改めて一言を。
 そして水谷さんは「この映画はホラー映画なんですけど“ワッ!”ていうような怖さよりは心臓にジワジワ来るような怖さなので、そういう感情ってすごい非日常的というか普段はなかなか味わえないような空間になると思うので、それを楽しんでもらいたいなと思うのと、今日来てくださった方には怖いのが苦手だけど来てくださった方もいると思うので、そういう方は私は撮影中にあまりまばたきをしないように気をつけて撮っていたので、ぜひ私のまばたきの回数を数えてほしいなと思います。いろんな角度からこの作品を楽しんでいってください」と舞台あいさつを締めくくりました。

 舞台あいさつ登壇者のほか、櫻井圭佑さん、熊谷魁人さん、佐々木萌詠さんら、ドラマやCMなどで活躍する若手キャストが多数出演する『バレンタインナイトメア』は、1月23日(土)より2月2日(火)までユーロスペースにてレイトショーされています(※1月30日(土)休映)。

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