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丸純子さん主演作は「女性の方にも観てほしい」 『別れた女房の恋人』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった金田敬(かねだ・さとし)監督、丸純子さん、春田純一さん(左より)
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 男女が織りなす愛のかたちを描いたシリーズ「ラブストーリーズ2」第2作品目となる『別れた女房の恋人』が1月28日に渋谷ユーロスペースで初日を迎え、主演の丸純子さんと共演の春田純一さん、金田敬監督が舞台あいさつをおこないました。
 『別れた女房の恋人』は、手作りのおむすび屋を営む40歳を迎えた女性・尚美を主人公に、店の常連客である若い男・草太と、10年ぶりに再開した別れた元・夫の真人とのちょっと奇妙な三角関係をコミカルなテイストも交えて描いた作品。
 尚美を演じた丸さんは「年齢設定的にはほんとに自分と近いものがありましたし、ひとりで生きている女性という部分では共感する部分もありますし」と役について述べ、ふたりの男性の間で揺れるという役について「元・旦那さんと一緒にいるときは不思議と安らぐといいますか、若い彼といるときは若いときを思い出すような甘酸っぱいドキドキがあって、対照的な中でどっちが本当に自分が求めているものなのかなとか、どっちが居心地がいいのかなとか、自分の中でもいろいろ考えて闘ったりしました。結末もぜひみなさん楽しみに」と語りました。
 丸さんとは「前からお互い知ってはいたんだけれども一緒にお仕事をすることなくて」本作が念願かなってのお仕事だったという金田監督は「ほんとにかわいらしいというか普段もこのままの方なので、吸い込まれるくらいの素晴らしい女優さんだと思う」と丸さんを絶賛し「コメディというか、そこらへんにいるオバさんの滑稽さなんかもやっていただいているんですけど、とってもチャーミングな、いい意味の“オバさん”という感じが出ていると思うので、その辺も見どころだと思う」とコメント。
 尚美の元・夫の真人を演じた春田さんは「ハーフっぽいよね。最初に会ったときハーフかなと思って」と丸さんの印象を語り、昨年夏におこなわれた撮影を「面白かったですよ。監督も現場で台本にないことを“ここはこう言いましょう”とかアドリブ的、エチュード的に付けてくれたり、台本にないこともやっていて、すごく楽しかったです」と振り返りました。

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真人を演じた春田純一さんは丸さんと春田さん自身を「マルジュンにハルジュン(笑)」と、コンビのように紹介

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「この先の私が演じることへのすごい刺激になって、勉強になる現場でした」と、主人公の尚美役の丸純子さん

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「年齢がそこそこ高めのおふたりの、イエスかノーじゃなくてグレーゾーンの恋愛」が見どころだと金田敬監督

 映画の見どころを質問されると、春田さんは「ベッドシーンですね。格闘技みたいに汗ダクダクだった。ベッドシーンとかそういう感覚じゃなかった(笑)。大変だったことを覚えています」と、劇中に数回あるベッドシーンを挙げ、金田監督は「丸さんがおにぎりを握るんですけど、その手元とか、女の人がおにぎりを握る指先って少しエロティックだったりもするし、丸さんが握るおにぎりがおいしそうに見えたりすると思いますので、そのへんも見どころかなと思います」と、この作品ならではのポイントを紹介。
 そして丸さんは「オバさんにまだ行きたくないけどオバさんの域に片足入れてという、揺れる女心みたいなものをみなさんに感じていただいて、私と同じ状況の方も世の中にはたくさんいると思うので、(映画を観て)“よっしゃ!”って、“大丈夫だな”って思ってもらえたらいいなって。女性の方にも観ていただきたいなと思います」と舞台あいさつを締めくくりました。

 丸さん、春田さんのほか、塩澤英真さん、友田彩也香さんらが共演する『別れた女房の恋人』は、1月28日(木)より31日(日)まで渋谷ユーロスペースにてレイトショー。続いて2月1日(月)より5日(金)までは「ラブストーリーズ2」第3作品目となる『ゆれる心』(主演:瀬戸早妃/監督:片岡修二)が、また2月20日(土)より3月4日(金)まで「ラブストーリーズ2」後半3作品がレイトショー上映されます。

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