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篠崎誠監督の意欲作『SHARING』が4月東京ほかにてふたつのバージョンで公開

 これまで映画祭などでのみ上映されてきた篠崎誠監督の2014年製作作品『SHARING』(シェアリング)が4月23日よりテアトル新宿ほかにて上映されることが発表されました。編集の異なる2バージョン両方が上映されます。

 『SHARING』は、大学の社会心理学教授と、同じ大学の演劇科の学生というふたりの女性が主人公。「夢」をめぐり心を揺らしていくふたりの姿を軸に、ジャンル映画的な手法を用いて「3.11以後の世界」を描いていきます。
 社会心理学教授・瑛子を山田キヌヲさん、演劇科学生の薫を樋井明日香さんが演じるほか、鈴木卓爾さん、兵藤公美さんらが共演。

 上映は、テアトル新宿(東京)にて4月23日(土)より5月13日(金)、横川シネマ(広島)にて5月1日(日)より21日(土)、まつもと市民芸術館小ホール(長野)にて5月29日(日)のみ、シネ・ヌーヴォ(大阪)にて日程未定となっています。

【『SHARING』予告編 】

 『SHARING』は編集の異なる『SHARING』(111分ロングバージョン)と『SHARING アナザーバージョン』(99分ショートバージョン)の2バージョンが存在しており、物語自体は同じながら『アナザーバージョン』では主要人物のひとりが登場しないなど、映画全体の印象はふたつのバージョンで大きく異なっています。
 どちらかが完全版やディレクターズカットなのではなく作品のモチーフのひとつであるドッペルゲンガー(分身)のような関係であるこの2バージョンは、過去の映画祭などではいずれか一方のみが上映されていましたが、今回の一般公開では日替わりで両方のバージョンを上映。2バージョンが同時期に同会場で上映される初の機会となります。また、今回上映されるのは過去の上映後にさらに編集が加わったバージョンとなっており、厳密には今回が初公開のバージョンとなっています。
 さらに、テアトル新宿では篠崎監督が3.11を題材に描いた2013年公開の『あれから』も日替わりで上映。『SHARING』と『あれから』は登場人物のひとりを介してリンクする作品であり、密接な関係を持つ「3作品」を同時期に鑑賞できる貴重な機会となります。

 本編の多くのシーンを篠崎監督が教授をつとめる立教大学の新座キャンパスで撮影するなど、さまざまな点で映画作りへの意欲的な挑戦がされている『SHARING』は、魅惑的な映画体験を与えてくれるに違いありません。

※初出時の記事に内容を追加しタイトルを変更しています。(2016年4月1日19時改訂)

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