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北京国際映画祭正式上映の金子雅和監督『アルビノの木』が7月東京公開緊急決定

 今年4月に開催された第6回北京国際映画祭で正式上映された金子雅和監督の長編第2作『アルビノの木』が、7月16日よりテアトル新宿にて2週間限定レイトショー上映されることが緊急決定しました。

 金子雅和監督は2008年に映画美学校修了スカラシップ作品である『すみれ人形』が一般劇場公開され、その後も作家・乙一さんの同名小説を映像化した『失はれる物語』や、現代美術家・松蔭浩之さんを主演に迎えた『復元師』などの短編を精力的に発表しています。
 長編第2作となる『アルビノの木』は、役場より山に住む白い鹿を撃つことを依頼された青年・ユクが、白鹿を山の神として崇める寂れた村を訪れ、村に住む若い女性・ナギやその婚約者の羊市、山にひとりで暮らし罠猟をおこなう男たちと出会う物語。長野県須坂市を中心にロケがおこなわれ、森や川、雨や霧などの自然を美しい映像でとらえた現代の民話的な作品となっています。
 『すみれ人形』にも出演していた松岡龍平さんが主人公のユクを演じるほか、ナギ役にモデル出身の東加奈子さん、羊市役に台湾・シンガポールでも活躍する福地裕介さん、罠猟をおこなう男・火浦にベテラン・長谷川初範さん、さらに松蔭浩之さんや『すみれ人形』にも出演の山田キヌヲさんら幅広いキャストが揃い、独特な作品世界を彩っています。

 現代を舞台に、自然と人の営みや文化の継承といったモチーフを盛り込みながら、土着的な伝承譚のような幻想的な雰囲気を漂わせる『アルビノの木』の世界を、今回の上映を機にぜひ体験してください。

作品スチール

アルビノの木

  • 監督・脚本・撮影・編集・プロデューサー:金子雅和
  • 出演:松岡龍平 東加奈子 福地祐介 山田キヌヲ 長谷川初範 松蔭浩之 ほか

2016年7月16日(土)より29日(金)までテアトル新宿にて2週間限定レイトショー(配給:マコトヤ)

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