日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>吉沢亮さん主演作完結に「すごい自信がある」 『トモダチゲーム 劇場版FINAL』初日舞台あいさつ

吉沢亮さん主演作完結に「すごい自信がある」 『トモダチゲーム 劇場版FINAL』初日舞台あいさつ

記事メイン写真

舞台あいさつをおこなった永江二朗監督、浦上晟周(うらがみ・せいしゅう)さん、根本凪さん、山田裕貴さん、吉沢亮さん、内田理央さん、大倉士門さん、上野優華さん、久保田悠来さん(左より)
※画像をクリックすると大きく表示します

 人気コミックの映像化シリーズ完結編となる『トモダチゲーム 劇場版FINAL』が9月2日に初日を迎え、ユナイテッド・シネマ豊洲で主演の吉沢亮さんはじめ内田理央さん、山田裕貴さんらキャストと永江二朗監督が舞台あいさつをおこないました。

 『トモダチゲーム 劇場版FINAL』は、雑誌「別冊少年マガジン」連載中の人気コミック「トモダチゲーム」(原作:山口ミコト/作画:佐藤友生)を原作にテレビドラマ、劇場用映画で展開してきた実写版「トモダチゲーム」三部作の完結編。友情を試す謎の“トモダチゲーム”に友人たちとともに強制的に参加させられた主人公の高校生・片切友一が、ゲーム運営者を倒すべくゲームの最終ステージに挑む姿が描かれていきます。

 舞台あいさつは上映終了後におこなわれ、友一を演じた吉沢亮さんは「ついにこの『FINAL』をみなさんに観ていただける日が来たのをとても嬉しく思っています。……ってかもう観たのか!」と、あいさつの途中で上映後であることに気づくと「楽しんでいただけましたでしょうか?」と客席に質問。大きな拍手に「みなさんがどういう顔で待っているのかなってドキドキしていたんですけど、みなさん笑っていらっしゃるので嬉しいです」と笑顔で答えました。
 吉沢さんはさらに「(登場人物)それぞれの過去が明かされたりとか、それぞれの素の顔がどんどん明らかになって、それで友情とはなんぞやという『トモダチゲーム』のテーマを描いている『FINAL』なので、ぼくらもすごく自信があるし、早く観てもらいたいという気持ちもすごく強かったので、ついにこの日が来たかという感じですね。たくさんの方に集まっていただけてとても幸せです」と初日を迎えた心境を語るとともに、気に入ったシーンとして友一がほかの登場人物を殴る場面を挙げ「ゲスい部分が友一はあそこがマックスじゃないかなと。基本的に『劇場版FINAL』はゲスいんです」と、劇中で登場人物がいままでと違う部分を見せていることをアピールしました。

 友一とともにゲームに参加する沢良宜志法(さわらぎ・しほ)を演じた内田理央さんは、ついにゲームの黒幕が明らかになる『FINAL』公開にあたり「やっと犯人というか、一番悪い奴がわかったと思います。なので、これからみなさんがどういう目でその人のことを見ているのかなとドキドキしています(笑)」と、上映終了後ならではのあいさつで会場を沸かせました。

コメント写真

主人公・片切友一を演じた吉沢亮さん

コメント写真

友一の同級生・沢良宜志法役の内田理央さん

コメント写真

友一の同級生・美笠天智役の山田裕貴さん

 友一とともにゲームの最終ステージに挑戦する美笠天智(みかさ・てんじ)役の山田裕貴さんは「三部作の集大成となる作品を、ようやくみなさまに観てもらえてほんとに嬉しく思います」と作品への想いを語り、気に入っているシーンとして心が折れそうになっている友一に天智が手を差し伸べる場面を挙げ「俺の表情とかじゃなくて、手の握った瞬間がいいなと」「手から発せられる友情があふれ出ていたみたいな」とコメント。

 友一たちとゲームに参加する四部誠役の大倉士門さんは「面白かったでしょ? すごく。これが『トモダチゲーム』です」と作品の出来栄えに自信を見せ「ぼくは2回観ましたけど(犯人がわかっていても)“ほんまにあの人かな?”というふうに疑って観ちゃった」という自身の経験を基に「何回観ても毎回違うところで楽しめる作品になっていると思うので、また劇場に足をお運びください」と呼びかけました。

 同じくゲームに参加する心木ゆとり役の根本凪さんは、友一と天智の共演シーンについて「ふたりの新しい可能性を見出して“いいなあ”と思いました」と、男子同士の関係に注目する独特の視点から感想を述べて客席から拍手を浴び「私みたいに、ときめくポイントを見つけた方々がいたら、ぜひ2、3回観ていただいて、そのよさを共有したいなって。友達になりたい!(笑)」とアピールしました。

コメント写真

友一の同級生・四部誠役の大倉士門さん

コメント写真

友一の同級生・心木ゆとり役の根本凪さん

コメント写真

トモダチゲームの監視人・水瀬マリア役の上野優華さん

 エンディングテーマ「友達ごっこ」を歌い、ゲームを監視する少女・水瀬マリア役で出演もしている上野優華さんは「ドラマからこの『FINAL』まで、マリアちゃんとしてもそうですし、エンディングテーマでもこの素敵な作品にかかわらせていただいて、嬉しかったです。今日、公開初日でたくさんの方に観ていただけてとても嬉しく思っています」とコメント。上野さんが演じるマリアはドラマ版と劇場版第1作ではほとんど室内のシーンのみでほかの出演者との共演シーンもわずかでしたが『FINAL』では屋外に出て友一や天智との共演シーンも多く、上野さんは「今回は外に出ていっぱい動いたのが楽しかったです」。

 『FINAL』から本格的に登場となるキャラクターの紫宮京(しのみや・けい)を演じた浦上晟周さんは「(劇場版)パート1の陰口スゴロク(※友達の秘密を暴露しあうゲーム)は、もし友達と観ていたらきっと隣の友達のことを疑いたい気持ちになるのかなと思ったんですけど、今回の『FINAL』は、逆に隣の友達と熱い友情が再確認できるのかなと思う作品なので、大切な友達と何度でも観にきてください」と作品のテーマである「友達」をキーワードにあいさつ。

 ドラマ版から劇場版第1作、『FINAL』と三部作すべてのメガホンをとった永江二朗監督は、原作コミックにはない『劇場版FINAL』オリジナルとなる友一と天智、久保田悠来さんが演じる東條レン3人でのシーンについて「感極まって友一が泣いたのと同じように、スタッフも涙が出たという、すごくいいシーンでしたね」と、撮影時の様子を紹介しました。

 そして、マリアの上司である東條レン役の久保田悠来さんは、自己紹介するとすぐ「気をつけて帰ってください」と話すなど、意表をつくような発言の連発で客席だけでなく共演者や監督の笑いも誘いました。

コメント写真

友一と競うチームの一員・紫宮京役の浦上晟周さん

コメント写真

トモダチゲームの監視人・東條レン役の久保田悠来さん

コメント写真

ドラマと劇場版2作、すべてのメガホンをとった永江二朗監督

 山田裕貴さんは、この作品の企画の段階で吉沢亮さんから「美笠天智は山田裕貴くんでお願いしたいんですけど」という話があったことを明かし「お話をいただいてかなり燃え上がりました。同じ俳優に“やってほしい”と言われることは光栄なことですし、この作品に携わらせてもらって、お芝居を越えたところでほんとに友達として仲良くなれたし、芝居ができるようになれたし、そこがぼくが美笠天智をやった中で一番に思い入れの強かったところなので、亮を支えられてよかったなと思っています」と、作品を振り返っての想いを。

 内田さんは「三部作の最後の舞台あいさつが終わってしまうと思うと寂しいのですが、みなさん『トモダチゲーム』から招待状が来ても行かないように気をつけてください(笑)」と、作品への思い入れの強さをうかがわせつつ映画のストーリーにちなんだジョークも交えてあいさつ。

 吉沢さんは「『トモダチゲーム』というタイトルなので、ゲーム性はすごくあるんですけど“友情ってなんなのか?”みたいなものを改めて考えなおしたり“最近、友達に会ってないな”とか考えるような映画になっているんじゃないかとぼくは思います。面白いと思ったら仲のいい友達とまた観に来ていただいて、応援していただいて、この『トモダチゲーム』を一緒に盛り上げていってくださったら嬉しいなと思っております」とメッセージを述べました。

 最後に永江監督は「『トモダチゲーム 劇場版FINAL』と銘打っておりますが、みなさまの熱いお力添えによって、もしかしたら『RETURNS』とか『新・トモダチゲーム』とかもあるかもしれませんので、ぜひまたみんなで戻ってこられるように応援していただけたらと思います」と、今後のシリーズの展開にも期待を持たせて舞台あいさつを締めくくりました。

 舞台あいさつ登壇者のほか、インターネットの動画で人気のシルクロードさんらが共演、人気ボーカリスト・天月-あまつき-さんが主題歌と作品のキーとなるキャラクター・マナブくんの声を担当している『トモダチゲーム 劇場版FINAL』は、9月2日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開されます。

作品スチール

トモダチゲーム 劇場版FINAL

  • 原作:山口ミコト・佐藤友生「トモダチゲーム」(講談社「別冊少年マガジン」連載)
  • 監督:永江二朗
  • 脚本:永江二朗/佐上佳嗣
  • 出演:吉沢亮 内田理央 山田裕貴 大倉士門 根本凪 上野優華 天月-あまつき- 久保田悠来 ほか

2017年9月2日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー

スポンサーリンク