大林宣彦監督最新作『花筐／HANAGATAMI』の監督補佐をつとめるなど幅広い映像分野で活躍する松本動（まつもと・ゆるぐ）監督の短篇『公衆電話』が、６月に東京で開催される短編映画祭・ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア ２０１８にノミネートし、６月15日・17日の２回上映されます。

　松本動監督は、ドキュメンタリードラマの演出・脚本や『花筐／HANAGATAMI』監督補佐・予告編制作、人気グループ・乃木坂46の大園桃子さん個人ＰＶ『バージン・ブリーズ』（シングルＣＤ特典映像）監督など多方面で活躍中。
　短篇映画制作もコンスタントにおこなっており、多くの作品が日本各地の映画祭で受賞するなど高い評価を受けています。
　今回ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア ２０１８（SSFF&ASIA 2018）で上映される『公衆電話』も、すでに第22回横浜映像天国グランプリや第５回岩槻映画祭最優秀作品賞・観客賞を獲得している作品。
　キャストにドラマや企業ＣＭなどで活躍する菅井玲さんと舞台や吹き替えでも活躍する入江崇史さんを迎え、あるＯＬのスマートフォンへの公衆電話からの着信から始まる娘と父親の物語が、数少ないセリフで情感豊かに描かれていきます。

　『公衆電話』は、SSFF&ASIA2018でアジア地域と日本国内の作品を上映するコンペティションプログラム「アジア インターナショナル＆ジャパンプログラム」の「プログラム４」の１本として上映。
　「プログラム４」は６月14日(木)には渋谷のシダックス・カルチャーホールで20時より21時50分まで（『公衆電話』以外の上映作品も含む）、15日(金)には原宿のラフォーレミュージアム原宿で17時50分より19時40分まで（同）上映され、両日とも無料上映となっています。
　また、同プログラム内では『公衆電話』以外にインドと韓国の短編映画１作品ずつと日本のアニメ作品『松が枝を結び』（村田朋泰監督）、特別上映として熊谷尚人監督『リトル ラム』が上映されます。

　SSFF&ASIA 2018は、日本でのショートフィルムの普及を目指してスタートし、今年で第１回開催より20周年を迎える短編限定の映画祭。俳優の別所哲也さんが実行委員会委員長をつとめ、今年は１万本を越える応募作から選ばれた約２５０本の作品が、６月４日より24日まで東京都内の複数の会場で上映されます。
　一部のイベントを除き上映は無料。現在、映画祭公式サイトでチケット予約がおこなわれています。プログラムによってはすでに満席となっている会場もあり、ご興味のある方はお早めのチェックを！