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W主演の杉野遥亮さん福原遥さんは「お互い人見知り」 『羊とオオカミの恋と殺人』完成披露上映会

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舞台あいさつをおこなった朝倉加葉子監督、江口のりこさん、福原遥さん、杉野遥亮さん、江野沢愛美さん(左より)
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 杉野遥亮さんと福原遥さんのダブル主演で人気コミックを映画化した『羊とオオカミの恋と殺人』の完成披露上映会が11月7日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、主演のふたりと江野沢愛美さん、江口のりこさん、朝倉加葉子監督が舞台あいさつをおこないました。

 『羊とオオカミの恋と殺人』は、マンガアプリ「マンガボックス」で連載された人気作「穴殺人」を原作にした異色のラブコメディ。引きこもりで自殺願望がありアパートの壁の穴から隣室を覗いていた黒須と、黒須に覗かれていた美人で知的な大学生だけど殺人鬼の宮市の恋愛が、コミカルな描写や殺人描写を交えながら描かれていきます。

 黒須を演じた杉野遥亮さんは、引きこもりで自殺志願という役を最初は「かけ離れすぎてて、どういうことなんだろう」と思ったそうですが「監督とお話したときに、この世界の隅っこのお話ということを言っていただいたので、そう考えたら、かけ離れたように思えるかもしれないですけど、なにかリアルに感じられるところがあればいいなって思いつつ作品に入っていった感じです」と話し「あんまりファンタジーによらないように」「リアルに寄せていく」ことを意識したと役について語りました。

 普通の大学生だけど実は殺人鬼の宮市を演じた福原遥さんは「殺人鬼をやりたいというのを取材とかで話していたので、こんなすぐにできるんだっていうか、ビックリしました。嬉しかったです」と、実は殺人鬼が念願の役だったと意外な告白。その宮市が人を殺すシーンはアクションにコンテンポラリーダンスを取り入れた独特のものになっており、福原さんは「舞うように綺麗にやってほしいというのを監督にも言われていて、なので綺麗に殺していく姿を表現するのが苦戦していました」と、3ヶ月におよぶ練習をつんだというアクションについて語りました。

 また、杉野さんと福原さんは2017年の配信ドラマに続き2回目の共演ですが「お互い人見知りなこともあって。お会いするのが1年ぶりくらいだったんですよね」(杉野さん)「お互い人見知りだから、初対面のように戻っちゃって」(福原さん)と、共演経験があるからといってすぐ打ち解けたわけではなかった様子。しかし今回はふたり一緒のシーンが多く、杉野さんは「けっこう(役について)話しあったりできたんですね。そういう時間を密に過ごせたのは大きかったのかなと思います」と振り返りました。

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自殺志願の引きこもり・黒須越郎を演じ主演をつとめた杉野遥亮さん

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殺人鬼の美少女・宮市莉央を演じ主演をつとめた福原遥さん

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撮影を振り返る、杉野遥亮さん、福原遥さんの「遥遥コンビ」

 黒須と宮市と同じアパートの住人・川崎の妹・春子を演じた江野沢愛美さんは、福原さんとはティーン向けファッション誌のモデル時代から親しい間柄だそう。劇中では黒須と親しくなった春子に宮市が殺意を抱くシーンもあるため、江野沢さんは「ほんとに(福原さんが)怖いんですよ(笑)。こんなにかわいいのにおっかない感じで、女優さんって怖いなって思いました(笑)」と、福原さんとの仲のよさを感じさせつつコメント。
 そして福原さんは「まなちゃん(江野沢さん)が出ている雑誌を見て憧れて応募したんですよ」と、モデルのオーディションに応募した動機が江野沢さんだったと話し、江野沢さんは「こうやってお仕事が一緒にできて感慨深いし、嬉しいです」、福原さんも「めっちゃ嬉しいです」と笑顔を見せました。

 宮市の殺人の痕跡を消す死体処理係の延命寺玲奈を演じた江口のりこさんは、撮影の様子を「めっちゃ楽しかったです。撮影がすごくハードだったし、リアルなところとは離れたホン(脚本)だったので役者側は難しいところがあったんですけど、遥ちゃんと杉野くんは若いんだけどおじいちゃんおばあちゃんみたいな感じ。遥ちゃんはお菓子をくれたりとか、杉野くんはしょうもないゲームばっかりやりたがるし」と紹介。
 さらに江口さんは「杉野くんは、全然笑うところじゃないところで笑うんですよ、芝居してて」と暴露し、笑う理由を尋ねられた杉野さんは「(江口さんが)大好きだからです(笑)」と照れ笑い。共演者からは、杉野さんが江口さんが現場にいるときといないときであからさまにテンションが変わっていたという指摘も入りました。

 メガホンをとった朝倉加葉子監督は「なかなか極端な設定の登場人物がいっぱい出てきたり、猟奇的な事件がたくさん起こったりする原作ではあるんですけど、やっぱりこの主人公ふたりの恋愛ドラマがしっかり切実に描かれていたので、それをちゃんと映画にしたいなと思って」と原作コミックの映像化にあたって意識した点を挙げ「あくまでふたりの恋愛ドラマであり、ちょっとコメディ要素もあり、もしかしたらかなり怖いポイントもいくつかあるかもしれないんですけど、胸キュンポイントみたいなものもいっぱいある映画だと思うので、みなさまにはそこを楽しみにしていただければと思います」と、ラブストーリーとしての『羊とオオカミの恋と殺人』をアピールしました。

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恋のライバル的存在となる川崎春子を演じた江野沢愛美さん

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宮市の事情をよく知る死体処理係・延命寺玲奈を演じた江口のりこさん

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インパクトの強い原作コミックの映画化に挑んだ朝倉加葉子監督

 舞台あいさつでは、殺人鬼という「意外な一面」を持つ宮市の設定にちなんで、それぞれが「知られていない自分自身の意外な一面」を紹介するコーナーも。

 杉野さんが「俺ってほんとは甘えるよりもひっぱりたいタイプだなって」と答えると客席からどよめきが起こり、杉野さんは「真逆なんですかね。そう思っていただけたら嬉しいです」。

 続く福原さんの「私は優柔不断なんです、こう見えて」という答えには杉野さんから「「見た目の)まんま?」というツッコミが入り、福原さんは「うそ、まんま?(笑)」と笑うと、買い物や食事のメニュー選びでいつも悩み、メニュー選びでは食べているところを想像までして決めるという優柔不断ぶりを告白。

 江野沢さんは、モデルという肩書のためかクールに見られがちなため「こういう機会があると意外だねって言われるのが、よく喋ること。お笑いとかも好きなので」と話し、福原さんも「すごく笑うんです、まなちゃん」。

 江口さんは、客席に杉野さんや福原さんの名前のボードを持ったファンの方がいる中で「ひとつだけ“江口”っていうのがあるんですよ。それがちょっと私にとっては意外です。ありがとう」と、別の意味で「意外な」出来事を回答。

 朝倉監督は「意外ってことではないんですけど」と前置きした上で、杉野さんと福原さんの名前に同じ「遥」の文字が入っていることからSNSで「遥遥コンビ」という表現が使われていることに「あれはなんて読むんですかね? “はるはるコンビ”なのか“ようはるコンビ”なのか」と触れ「読み方がわからないながらも今後使っていきたいと思いますので、みなさんも」と「遥遥コンビ」の普及を呼びかけました。

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「意外な一面」を披露する杉野遥亮さんと、それを見る朝倉加葉子監督、江口のりこさん、福原遥さん、江野沢愛美さん

 舞台あいさつでは、SNSなどで使いやすい略称『恋殺』(こいさつ)も発表され、最後は福原遥さんt杉野遥亮さんのメッセージで締めくくられました。

「今日を楽しみにしていたので、みなさんにどうこの映画を受け取ってもらえるのか、ちょっと楽しみもあり不安もあるんですけど、私自身、この宮市を演じて、自分になにか問題を抱えてるふたりが惹かれあって自分自身を好きになっていくという、ふたりだけの世界がけっこう共感できる部分も多かったので、ぜひみなさんに共感しながら楽しんでいただけたらと思います。そして、この映画の感想を私は覗いていますので(笑)、ぜひみなさん、いろんな方に広げて、自分から発信していただけたら嬉しいなと思います。本日はほんとうにありがとうございました」「福原遥さん)

「ぼくも、この映画を試写で観ても、まだまだわからないことってあるなっていうのは実際思っていまして、今日ここに初めてお届けできる場がありますので、最後までちゃんと観ていってほしいなというのと、ひとつなにかものを観ての感想って、もしかしてひとつじゃないなというのも同時に思っていて、それはもしかしたら人と違うものかもしれないし、もしかしたら同じことを思っての感想だったりするかもしれないんですけど、そういうのを全部知りたいなと、いま思っています。ぜひ最後まで映画楽しんでください。そして、よければぼくたちのほうにも感想を寄せてくれればと思っています。今日はありがとうございました」(杉野遥亮さん)

 舞台あいさつ登壇者のほか、笠松将さん、清水尚弥さん、一ノ瀬ワタルさんらが出演、シンガーソングライター・ロイ-RöE-さんが主題歌を担当する『羊とオオカミの恋と殺人』は、11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーされます。

作品スチール

羊とオオカミの恋と殺人

  • 監督:朝倉加葉子
  • 原作:裸村「穴殺人」(講談社週刊少年マガジンKC刊)
  • 脚本:高橋泉
  • 主題歌:ロイ-RöE-「癒えないキスをして*」(ワーナーミュージック・ジャパン/un BORDER)
  • 出演:杉野遥亮 福原遥 ほか
  • 配給:プレシディオ

2019年11月29日(金)より TOHOシネマズ日比谷 ほか全国ロードショー

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