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坪田義史監督伝説のデビュー作『でかいメガネ』が12月19日にポレポレ坐で1日限定上映

 新作ドキュメンタリー『だってしょうがないじゃない』がロングランを記録している坪田義史監督のデビュー作『でかいメガネ』が、12月19日にポレポレ坐で1日のみ緊急上映されます。

 現在公開されている『だってしょうがないじゃない』は、坪田義史監督が、発達障害を抱えながらひとり暮らしをしている親類のおじさんの日常をカメラに収めたドキュメンタリー。東京ではポレポレ東中野で11月2日に公開され、好評により上映期間延長を重ねて1ヶ月以上のロングラン上映を続けてきました。
 そのロングラン上映が12月20日に終了を迎えることとなり、その前日12月19日(木)にポレポレ東中野と同じビルにあるSpace&Cafeポレポレ坐で壺井義史監督のデビュー作『でかいメガネ』上映会が開催されます。

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12月19日に1日限定上映される『でかいメガネ』

 『でかいメガネ』は、坪田監督が多摩美術大学在学中の2000年に制作し、イメージフォーラム・フェスティバル2000でグランプリを受賞した作品。
 坪田監督自身も被写体として登場するこの作品は、イメージフォーラム・フェスティバル2000のカタログでは
“家族崩壊を絵に描いたような生々しいトップシーン。しかしこの作品は単なる実験的なドキュメントではなく、再撮影を経た質感の抽象化と、トリミングによる対象への凝視が融合したイメージの結晶体だ。此岸と彼岸の地獄めぐりは果てしなく続く。”
と紹介されています。
 アート色の強い劇映画で海外でも高い評価を得た『美代子阿佐ヶ谷気分』(2009年)、海外の小説をリリー・フランキーさんを主演に迎え映像化した『シェル・コレクター』(2016年)、そして初のドキュメンタリーとなる『だってしょうがないじゃない』と、多彩な作品を手がけてきた坪田監督の原点であり、最新作である『だってしょうがないじゃない』との共通点も見える『でかいメガネ』。現在まで映像ソフト化されておらず、今回の上映会は鑑賞できる貴重な機会。ぜひ、坪田監督の過去と現在を体験してください。

z 『だってしょうがないじゃない』は12月20日をもってポレポレ東中野での上映は終了しますが、今後も愛知県の名古屋シネマスコーレ(12月28日(土)より2週間程度予定)、神奈川県の横浜ジャック&ベティ(1月11日(土)より 2週間程度予定)で上映されるほか、時期未定ながら大阪府の第七藝術劇場、京都府の京都シネマでの上映も決定。全国各地での公開が続いていきます。

【『だってしょうがないじゃない』予告編】

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