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野本梢監督、初長編作公開に「ポンって飛んだ感じがあります」 『透明花火』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった野本梢監督(左)と司会をつとめた放送作家・映画活動家の松崎まことさん。野本監督が来ているのは劇中腕安藤輪子演じる楓が来ているTシャツ
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 短編・中編が映画祭などで高く評価されてきた野本梢監督の初長編作となる『透明花火』が3月14日に池袋シネマ・ロサで初日を迎え、野本監督が舞台あいさつをおこないました。

 LGBTや発達障害などマイノリティの人々に焦点を当てた作品を多く手がけ注目を集めてきた野本梢監督の初長編『透明花火』は、ナンパ塾を経営する青年・淳、女性経験がないことがコンプレックスの圭太、マンガ家を目指しつつバイト生活を続けている女性・楓。親友の彼氏作りを手伝う女子高生・理恵、夫を亡くし義理の息子との関係に悩む真希という5人の登場人物を中心に、現代を生きる人々の姿を描いた群像劇。

 『透明花火』は脚本をプロデューサーでもある三浦賢太郎さんが担当しており、野本監督にとっては初長編であると同時に初めて自作以外の脚本を映画化した作品で、野本監督は「ポンって飛んだ感じがあります」と作品公開を迎えての感想を述べました。
 また、同作は5人の主要登場人物それぞれが中心となる5つのパートが折り重なっていく構成となっており、野本監督は「(それぞれのパートで)その人と周りの人物とかもしっかり描かれていたので」これまでの短編や中編とは違った部分もありつつ「いままでやっていたような短編を5つ撮ったような感覚」も撮影時にはあったと話しました。

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トーク中の野本梢監督と松崎まことさん

 以前より野本監督をよく知る放送作家で映画活動家の松崎まことさんが司会をつとめた舞台あいさつは、上映後ということもあり、それぞれのパートの登場人物や、淳役の髙橋雄祐さん、圭太役の清水尚弥さん、楓役の安藤輪子さん、理恵役の根矢涼香さん、真希役のみひろさんら出演者について、撮影時のエピソードや演出意図など深い内容のトークが繰り広げられ、野本監督は、ひとりの登場人物が別のパートにも登場する際に、その人物の気持ちの流れが「あれ、ここ気持ちつながってないぞみたいに」ならないようにするのが「難しかったです」とコメント。

 さらに野本監督は「いつも仲間たちとワイワイやっている中で、(『透明花火』は)けっこうはじめましての役者さんも多いし、スタッフの方も多かった中で“心細いから来て!”っていう感じで(笑)」以前から野本監督の作品に出演している「野本組」ともいうべき俳優陣にも参加してもらったと裏話を披露し、逆に『透明花火』以後に制作された短編『次は何に生まれましょうか』に根矢涼香さんが出演しているように『透明花火』がきっかけで新たな「野本組」も増えたことを紹介。『透明花火』からつながる、今後の野本監督作品への期待を高めるような情報も来場者の方々だけに披露しました。

 そして監督は、多くの人物が登場する作品だけに、一度観た内容を踏まえて再度観ると「より楽しんでいただけるかな」と話し、松崎まことさんも「わりと罠のように仕掛けてある。二度三度観ていくと、新しい発見じゃないけど“こういうことだったのか”って」と作品の魅力をアピールしました。

 髙橋雄祐さん、清水尚弥さん、安藤輪子さん、根矢涼香さん、みひろさんに加え、百元夏繪さん、土山茜さん、櫻井保幸さん、東野瑞希さん、手島実優さん、古山憲正さんらが出演する『透明花火』は、3月14日(土)より池袋シネマ・ロサにて2週間レイトショー上映されています。

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