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オンラインだけで制作する短編『10年後の梨奈へ』オンラインオーディションに100名が参加

 出演者もスタッフも全員がお互い直接接触せずに準備から撮影、完成までをおこなう短編映画4作品の制作が進められており、第1作『10年後の梨奈へ』出演者のオンラインオーディションが先日おこなわれました。

 この短編映画4作品は『恋恋豆花』(2019年/今関あきよし監督)や『放課後戦記』(2018年/土田準平監督)などの劇場用映画やネットドラマ、舞台劇など多彩なエンターテイメントを送り出し、ネクストブレイクタレントの起用に定評のある制作会社のアイエス・フィールドが製作するもの。
 新型コロナウイルス感染症の拡大により俳優が活動する場が減少している状況を受け「表現することは止めてはいけない!」という趣旨のもと、オンラインサービスを利用した遠隔のやり取りで映画制作のすべての工程を完結させるというチャレンジです。

 第1弾『10年後の梨奈へ』では主人公の梨奈を含め4人の主要登場人物を演じるキャストが募集され800名を越える応募があり、4月第2週の週末におこなわれたオンラインオーディションには100名の俳優が参加。審査にあたったプロデューサーや監督らは「俳優たちの“お芝居をしたい”“気持ちを伝えたい”というエネルギーは、画面を通して充分に伝わってきました」とコメントしています。

記事写真
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『10年後の梨奈へ』オンラインオーディションの模様(アイエス・フィールド提供/画像の一部は加工されています)

 『10年後の梨奈へ』は、24歳の主人公・梨奈のもとに、10年前に死んだ恋人の智哉からのビデオレターが届いたことから始まるストーリー。オンラインオーディションで選ばれた4人のキャストが出演し、メガホンをとるのは多くの女性アイドルを起用し舞台と映画で展開した『カーテンコール』などを手がける諸江亮監督。撮影は4月下旬から5月上旬に撮影におこなわれる予定となっています。

 また、第2弾から4弾までのプロットもすでに完成しており、現状が続く限り同様のオンライン制作で制作され、各作品はネットドラマとしての配信のほか、将来的には4作まとめての劇場公開も視野に入れられています。

 アイエス・フィールドでは、いま届けられるエンターテイメントとして、オンラインでの映画制作のほか、イベントが開催できない状況の中でタレントとファンが交流できる機会となるオンラインイベントも連日開催しています。

10年後の梨奈へ

  • 企画・プロデュース:嶋田豪
  • プロデューサー:西前俊典/池畑暢平
  • 監督:諸江亮
  • キャスティング:長谷部成彦(クリエイターズ・フィールド)
  • 製作:アイエス・フィールド

『10年後の梨奈へ』ストーリー

ある日、梨奈(24)のスマホにビデオ通話のメッセージが届く。「10年後の梨奈へ」それは10年前に亡くなった恋人の智哉からだった。なぜビデオレターが届いたのかもわからないが、梨奈は泣きながら智哉にむけて感謝のビデオレターを撮った。 送り先もわからない。ただ、サヨナラが言えなかったあの日。ずっと後悔していたことを伝えたくて─── 翌日、梨奈のもとに智哉からの返信のビデオレターが届いた───まさか。 亡くなったはずの智哉との奇跡の物語。

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