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『ねばぎば 新世界』7月公開決定 時代に向けた赤井英和さんと上西雄大監督の熱いコメント発表

 国内外で高い評価を得た『ひとくず』の上西雄大監督の新作で赤井英和さんと上西監督がダブル主演する『ねばぎば 新世界』が7月10日K's cinemaほかにて公開される決定。赤井さんと上西監督のコメントや特報、メインスチール、ポスターヴィジュアルが解禁されました。

記事写真

『ねばぎば 新世界』メインスチール。赤井英和さん演じる勝吉(かつきち・右)と上西雄大監督が演じるコオロギ

 上西雄大監督は、主演もつとめた『ひとくず』が2020年に公開。児童虐待という重いテーマに真摯に取り組みつつ往年の日本映画を彷彿とさせる人間ドラマとして描いた同作は多くの支持を集め現在も劇場公開が継続しており、国内外の映画祭でも高く評価されています。

 その上西監督の新作となる『ねばぎば 新世界』は、赤井英和さんと上西監督がダブル主演をつとめ、大阪新世界を舞台に赤井さん演じる勝吉(かつきち)と上西監督演じるコオロギのコンビが宗教団体と対決するという痛快アクション。1960年代の大映の人気シリーズで勝新太郎さんと田宮二郎さんが朝吉・清次コンビを演じた『悪名』シリーズへのオマージュと言える作品となっており、ポスターもかつての映画ポスターを思わせるデザインとなっています。(ポスターヴィジュアルは記事最後に掲載)。

【『ねばぎば 新世界』特報】

 キャストには、赤井さんと上西監督のほか、小沢仁志さん、西岡德馬さん、有森也実さん、菅田俊さん、田中要次さん、堀田眞三さん、神戸浩さん、坂田聡さん、『ひとくず』での好演も印象に残る徳竹未夏さんと古川藍さんら、豪華メンバーが集まっています。

 すでに2020年ニース国際映画祭で赤井さんと上西監督が最優秀主演男優賞を受賞、2021年のWICA(ワールド・インディペンデント・シネマ・アワード)外国映画部門でやはり赤井さんと上西監督が最優主演男優賞を受賞し、海外からの注目も高まっている『ねばぎば 新世界』が、いよいよ日本での公開を迎えます。
 7月10日(土)より東京・新宿のK's cinemaで公開され、関西地方では7月16日(金)より大阪のなんばパークスシネマとMOVIX堺、京都の京都みなみ会館で公開されるほか、大阪の第七藝術劇場での上映も決定。全国順次公開されます。

 公開決定にあたり、赤井英和さんと上に試遊台監督は次のようにコメントを発表しています。

勝吉役:赤井英和さんコメント

勝吉とコオロギのコンビは八尾の朝吉と清次をダブらせた映画『悪名』のオマージュになってます。この話のあるずっと昔から、悪名と藤山寛美は全巻揃えて家族に呆れられるほど繰り返し見てました。勝さんとは共演できませんでしたが、駆け出しの私に「芝居しようとするな、気持ちを作って動けばええのや」と教えてくださったのは勝さんの兄、若山富三郎さんでした。ご一緒した「王手」もまた新世界が舞台。ここから離れられへん運命いうのを感じますわ。
 往年の日本映画を思わせるゾクゾクして最後はスカッとする味わいは海外でも評価されたそうで、分かる人は分かるんやね。熱い思いがギュッと詰まった作品、ぜひ映画館の暗闇で見てください。こんな時代やけど泥クサく生き抜くしかおまへん。ねばぎばや!

コオロギ役・監督・脚本・プロデューサー :上西雄大監督コメント

大阪新世界にしかない空気を吸い込み感じて頂ける昭和懐古のエンターテーメントを目指しました!
赤井英和さんは大阪のスター
そのオーラ溢れる親分に男惚れする純情子分を僕がやらせて頂きました。
今の時代にこそスクリーンに人情を魅せて求めるのは痛快!
時代に飲まれて負けてはならずのnever give up!
それが映画『ねばぎば 新世界』だんねん!
どうぞ宜しゅうお頼申します‼

 新作『西成ゴローの四億円』の製作も発表され注目を集める上西監督が、大阪を象徴する名優・赤井英和さんとのタッグで、令和の時代を迎えても残る浪速の人情や新世界・西成の個性あふれる人々、そして社会の表と裏、明と暗を描いていく『ねばぎば 新世界』。時代に「ねばぎば!」のメッセージを送る作品に期待です。

『ねばぎば 新世界』ストーリー

舞台は大阪新世界。かつてヤクザの組を潰して廻っていた村上勝太郎(通称・勝吉=赤井英和)は、自身のボクシングジムを営んでいたが、練習生がジムで覚醒剤取り引きをし逮捕されたことでジムを畳む。その後、元犯罪者の更生プロジェクトを運営している幼馴染み・沢村源蔵の経営する串カツ屋で働き出す。
ある日、勝吉は刑務所の慰問に誘われて訪れた刑務所で、かつて、共にヤクザを潰して廻った弟分・神木雄司(通称・コオロギ=上西雄大)と再会する。コオロギは悪い女に引っかかり、覚醒剤所持で服役していたが、間もなく沢村の協力で出所し、勝吉と共に串カツ屋で働き出す。
勝吉はある日、少年・徳永武が逃げ出した宗教団体に捕まるところに居合わせ、武を助けるが、武は洗脳されており、また、母親が入信し、父親と別れさせられたショックから、口がきけなくなっていた。失読症で文字が読めないコオロギは、筆談で会話をしようとする武が書く文字が読めず、悔しい思いをする。また、その宗教団体には、かつて勝吉にボクシングと“Never give up(ねばぎば)”という言葉を教えた恩師・須賀田元(西岡德馬)の娘・琴音(有森也実)も入信していた。武と恩師の娘を助ける為、見返りを求めない人情の男・勝吉とコオロギは再びコンビで立ち上がる。

ねばぎば 新世界

  • 出演:赤井英和 上西雄大 田中要次 菅田俊 有森也実 小沢仁志 西岡徳馬
    坂田聡 徳竹未夏 古川藍 金子昇 神戸浩 長原成樹 リー村山 堀田眞三 伴大介 谷しげる 剣持直明
    國本鍾建 上山勝也 柴山勝也 草刈健太郎

  • 監督・脚本・プロデューサー:上西雄大
  • 撮影:前田智弘/下元哲/川路哲也
  • 照明:小山田勝治
  • 録音:廣木邦人
  • 編集・音楽:ナ・スンチョル
  • 制作:徳竹未夏/中村秀哉
  • 助監督:山中太郎/上林大地
  • 題字:小林良二
  • アクション監修:リー村山
  • ヘアメイク:山畑里奈/南原彩
  • 衣装:中谷昌代/西川莉子
  • 主題歌:吉村ビソー「comme ca de大阪」
  • 制作:10ANTS
  • 配給:10ANTS/渋谷プロダクション

  • 2020年/カラー/ステレオ/DCP/118分

2021年7月10日(土)よりK's cinema ほか全国順次公開

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