主演の渡辺いっけいさんが松本若菜さん、宮崎美子さんとともに結婚相談所の仲人を演じる長編映画『マリッジカウンセラー』が10月はじめにクランクインし、共演のキャスト25名が発表されました。

　長編映画『マリッジカウンセラー』は、不動産会社の元・トップ営業社員の主人公・赤羽昭雄が、辞令によって時田結衣が切り盛りする結婚相談所に出向することになるという物語。価値観の古い“ザ・昭和のおじさん”であるある昭雄の結婚相談所での奮闘や、その中で結衣が見出すものなどを描くハートフル・コメディとなっています。

　新型コロナウイルス感染症拡大により２０２０年に予定されていた撮影の直前で制作が中断するというアクシデントに見舞われつつも、２０２１年春には前日譚となる短編『マリッジカウンセラー　結衣の決意』がU-NEXTで独占配信されるとともにイベント上映され好評を博し、10月２日に長編のクランクインを迎えました。

　主人公の赤羽昭雄を演じるのは映画やドラマでシリアスな役からコミカルな役まで幅広くこなす渡辺いっけいさん。そして、短編『マリッジカウンセラー　結衣の決意』に引き続き、松本若菜さんが時田結衣を、ベテランの宮崎美子さんが結衣の母親のカリスマ仲人・十和子を演じます。

　さらに、結婚相談所の会員や仲人を演じるキャストが一挙発表されました
　『パラノーマル・アクティビティ 第2章／TOKYO NIGHT』（２０１０年／長江俊和監督）で主演をつとめた青山倫子さん、映像作品のほか舞台で活躍する永山たかしさん、数多くの作品に出演する坂口涼太郎さん、『愛唄』（２０１９年／川村泰祐監督）などの久田莉子さん、長いキャリアを持ち幅広い層に人気の三波豊和さん、『はい！もしもし、大塚薬局ですが』（２０１０年／勝又悠監督）主演の円城寺あやさん、スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」リュウソウブラック＝バンバ役で人気の岸田タツヤさんら、若手からベテランまで個性あふれる25名が作品を彩ります。

　長編『マリッジカウンセラー』はメインとなる舞台を愛知県へと移し、10月２日にクランクインし豊川市をはじめ、岡崎市、蒲郡市、豊橋市、西尾市、豊田市の６市で撮影を実施。
　メガホンをとるのは『ファイティング・オカン』（２０１１年）の前田直樹監督、脚本は『みをつくし料理帖』（２０２０年／角川春樹監督）『ビブリア古書堂の事件手帖』（２０１８年／三浦有為子監督）などの脚本を手掛ける松井香奈さんと、短編『マリッジカウンセラー　結衣の決意』のコンビが引き続きつとめます。

　生涯未婚率の上昇が話題となることも多い現在、綿密な取材に基づき結婚相談所や婚活業界を豪華キャストによってリアルに、かつコミカルに描いていく『マリッジカウンセラー』。現場でもキャスト・スタッフに笑いが絶えないというハートフル・コメディの今後に期待です。

『マリッジカウンセラー』あらすじ

大手不動産会社に勤める赤羽昭雄は、トップ営業だったはるか過去の栄光を自慢する鬱陶しいオヤジ。今ではすっかり会社のお荷物で、窓際に追いやられている。
ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚相談所『とわえもあ』に出向することに。そこは、カリスマ仲人である母の後を継いだ時田結衣が、「生涯を添い遂げられるようなパートナーを見つけてあげたい」という想いで切り盛りしている結婚相談所であった。
『とわえもあ』での成功こそが出世街道に返り咲くチャンスだと、張り切って仲人業務に乗り出す赤羽。「物件紹介も結婚相手の紹介も大差ない」と高をくくっていたが、仲人業務は予想外の苦労の連続。一方の結衣も、真摯に会員と向き合いながらも、自身の仲人としての手腕に未だ自信を持てずにいた。
パワハラセクハラ当たり前の“ザ・昭和のおじさん”赤羽が結婚に悩むイマドキ男女と出会い、怒って泣いて笑って......いつしか小さな奇跡を生んでいく。そして、そんな赤羽の存在によって、結衣も大切なことに気がついていく―――。
人と人とのご縁を結ぶ仲人たち、その奮闘ぶりを笑いと涙を交えて描くハートフル・コメディ。