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ジャック&ベティで若手監督の13作品を上映「横濱キネマ・カーニバル 其の参』11月開催

 注目の若手映画監督の作品13作品を上映する上映企画「横濱キネマ・カーニバル 其の参」が横浜シネマ・ジャック&ベティで11月13日より2週間にわたり開催されます。

 この上映企画は、2014年7月と2015年9月に同じくシネマ・ジャック&ベティで開催され好評を博した「横濱キネマ・カーニバル」の第3弾。

 過去2回の企画では、新作『誰かの花』が第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門の10作品に選出された奥田裕介監督や、俳優としても活躍するアベラヒデノブ監督、数々のアーティストのミュージックビデオやライブ撮影で活躍する長棟航平監督、独特のアニメーションで知られるふくだみゆき監督ら、精力的に活躍する監督たちの作品をいち早く紹介してきました。

 6年ぶりの開催となる今回も、注目の監督たちの新作・過去作13本がラインナップされています。

 新作は、第26回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に出品された『死神ターニャ』の塩出太志監督の『ぽくぽく』、マンガ原作や『ばぁちゃんロード』(2018年/篠原哲雄監督)の脚本も手掛ける上村奈帆監督の『僕の一番好きだった人』、特集上映も開催されている野本梢監督が『おろかもの』(2019年/芳賀俊監督・鈴木祥監督)主演の笠松七海監督を主演に迎えて送る『アルム』、シネマ・ジャック&ベティでエチュード劇をおこない撮影された西海兄弟監督『シュレーディンガーの猫』など。

 過去作は、2020年に『河童の女』で長編監督デビューを果たし「51歳の新人監督」と話題となった辻野正樹監督の2015年作品『明日に向かって逃げろ』、映画祭で多くの章を獲得した中川駿監督の2018年作品『カランコエの花』、高校在学中より新鋭監督として注目を集めた松本花奈監督の2016年作品『僕もあの子も』などが上映されます。

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小野篤史監督『ZIDORI』

『ZIDORI』あらすじ

川井くん、22歳大学生。無事就職も決まり春を待つ。
時間がたっぷりある彼は自転車での日本一周を計画するも、
そこまでの気力はなく四国一周に変更する。
にわかYou Tuber気取りで旅の様子を撮影しアップロードし続けるが…

ZIDORI

  • 出演:大津尋葵 小角まや 佐野実紀 筒井則行 中谷竜 園都 葛城ゆい代
  • 監督:小野篤史 プロデューサー:中谷太 撮影:北口直樹 録音:久保琢也 音楽:大木嵩雄 主題歌:SATO MANSION主題歌:SATO MANSION
  • 2019年/ステレオ/16:9/30分

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田村専一監督『ホリメンタリー』

『ホリメンタリー』あらすじ

役者ほりかわひろき。
そんな彼が元気のない親父とキャッチボールをしたい。
そしてそれを撮って欲しいと言い出した。
彼の地元新潟へ田村が同行し撮影した。

ホリメンタリー

  • 出演:ほりかわひろき ほりかわひろきの両親と新潟と東京の仲間達 ナレーション:岡田あがさ
  • 監督:田村専一
  • 2016年/モノラル/16:9/20分

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田村専一監督『あり。』

『あり。』あらすじ

お兄ちゃん二人がお姉ちゃんだった!

あり。

  • 出演:望月めいり ほりかわひろき 宮下貴浩 永里健太朗 田原イサヲ
  • 監督:田村専一 撮影・照明:齊藤隆宏 録音:田原イサヲ/田村専一 助監督:佐藤美百季/宮原周平 小道具:コヤマシノブ 音楽:ヒラサワンダ/松野恭平/竹原延 CG:東海林毅 エンディング曲:Negative Campaign「真夜中の決意」
  • 2018年/ステレオ/16:9/22分53秒

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野本梢監督『アルム』

『アルム』あらすじ

人生の岐路に立たされた大学生の葛藤をハラスメントの問題を交えて描いた短編。交友関係に忙しなく過ごしている大学3年生の友佳は、ある日、大学で清掃の仕事をしている青年・尾田と出会う。授業に興味を持つ尾田を教室に潜り込ませようと画策する友佳だったが、ある事実を知ってしまい……。

アルム

  • 出演:笠松七海 諏訪珠理 田中爽一郎 荒井愛花 橋本ねね 細川慶太 サトウヒロキ 池田光輝 関口蒼 山本亜依 高橋遼 仲田天使。 生見司織 松木大 村田啓治
  • 監督:野本梢 撮影・照明:小川和也 録音:横田彰文 ヘアメイク:松村南奈 助監督:市原博文 制作:舟崎泉美/浜崎正育子/川崎僚/武内美穂子 撮影助手:加藤啓介/丹野雄太 記録:北山由季
  • 2020年/ステレオ/16:9/34分

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比嘉一志監督『焦げ。』

『焦げ。』あらすじ

痴呆症の祖母、仕事ばかりで家に帰ってきたらいつもイライラしている父、介護・家事・育児を一人で抱え込み疲れ果ててしまった母。
小学生の海斗は、「いつもお母さんを助けてあげたい」と思い悩んでいた。
ある日、祖母の徘徊をきっかけに我慢の限界に達してしまう母。
海斗は母を助けるために何をするのか…

焦げ。

  • 出演:伊藤辰乃介 遠藤留奈 池田良 柴田槇子
  • 監督・脚本:比嘉一志 撮影・照明:佐藤雅樹 録音:武蔵美羅 衣裳:百井豊 メイク:井塚 茅乃/戸田 紗矢香 ヒーロースーツ デザイン:つのだだいすけ ヒーロースーツ スーツ製作:其之壱 音楽:大平伸正 編集:板倉詩苑 助監督:飛田一樹 制作:笠井和夫 現場応援:遠藤健一 技術助手:高畑綾人/中野谷晃平/園尚史/慶田城波音
  • 2019年/ステレオ/16:9/37分

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辻野正樹監督『明日に向かって逃げろ』

『明日に向かって逃げろ』あらすじ

クリーニング店に務める大森は、同じ職場で働く靖子に思いを寄せている。ある日靖子は、店の客とトラブルを起こし、店長から注意を受けるが、カッとなって店を飛び出してしまう。その夜、靖子は同棲相手の男を殺害し、大森に助けを求める。大森は、靖子との逃避行の旅に巻き込まれていく。

明日に向かって逃げろ

  • 出演:三森麻美 二瓶翔太 ほりかわひろき 矢島康美 金子宏貴 橋本亜紀 手塚みのる
  • 監督・脚本・編集・音楽:辻野正樹 撮影:市来聖史 録音:中島光 助監督:味澤幸一郎
  • 2015年/ステレオ/16:9/40分

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常間地裕監督『なみぎわ』

『なみぎわ』あらすじ

高校卒業をまじかに控えた大吾と、高校に通うことのできなかった大翔は小さな港町で暮らしていた。友達である2人にとっての何気ない日常が、これからの2人とって特別な1日へと変わっていく。『大人』と『子供』、その間で揺れながら生きる2人の物語。

なみぎわ

  • 出演:山田将 サトウヒロキ 小田篤 織田龍光 律子 山田雄三 石山優太 丹野武蔵
  • 監督:常間地裕 録音:鈴木万理/安宅充生 助監督:高瀬怜/小柳多央/芝山健太 制作:髙橋裕美 衣装:遠藤雄斗 美術:大高汐悠 音楽:布施悠輔
  • 2018年/ステレオ/16:9/20分

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塩出太志監督『ぽくぽく』

『ぽくぽく』あらすじ

橘さんは望月さんの家にぽくぽくと除霊をしにいくことになった。

ぽくぽく

  • 出演:橘さり 望月めいり 田丸大輔 矢島康美
  • 監督・脚本・編集:塩出太志 撮影:岩川雪依 録音:横田彰文 助監督:田村専一 小道具:佐藤美百季 音楽:宮原周平 プロデューサー:橘さり
  • 2021年/ステレオ/16:9/11分

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上村奈帆監督『僕の一番好きだった人』

『僕の一番好きだった人』あらすじ

ある夜、海で入水自殺を計る悠。死にきれず陸にあがってくると、叶絵という一人の女性がその姿に恋をする。そして悠もまた叶絵に惹かれ…。

僕の一番好きだった人

  • 出演:平野鈴 長谷川葉生
  • 監監督:上村奈帆 撮影:重田純輝
  • 2021年/ステレオ/16:9/44分

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松本花奈監督『僕もあの子も』

『僕もあの子も』あらすじ

虚勢をはって生きてやる。
アヤ、15歳。
今年の春から高校一年生になるはずの年。でもずっと学校には行ったり行かなかったりで、住んでいる家は天井しか見えない程のゴミ屋敷で、お父さんはいなくて、何日前にご飯を食べたのかも思い出せなくて。いつも、何にもしないお母さんの代わりにお母さんの弟のこうじおじちゃんが遊びに来る。
外を見たらこの間まで鳴いていた蝉の姿はもうなくて、そんな季節になった時のアヤ達の話。
ズドン!

僕もあの子も

  • 出演:鶴巻紬 木口健太 徳永芳子
  • 監督・脚本:松本花奈 撮影:林大智
  • 2016年/ステレオ/16:9/27分

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中川駿監督『カランコエの花』

『カランコエの花』あらすじ

「うちのクラスにもいるんじゃないか?」
とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた 。
しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。
「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき…
思春期ならではの心の葛藤が 起こした行動とは…?

カランコエの花

  • 出演:今田美桜 永瀬千裕 笠松将 須藤誠 有佐 堀春菜 手島実優 石本径代 山上綾加 古山憲正 イワゴウサトシ
  • 脚本・監督・編集:中川駿 企画:木佐優士/柴田徹也/中川駿 プロデューサー:山野淳/木佐優士 撮影:伊藤弘典 録音監修:治田敏秀 録音:内田達也 助監督:柴田徹也 監督補佐:和智仁美 照明助手:平山貴浩 録音助手:佐藤初那 制作:戸塚美早紀 ヘアメイク:CHimuu Yayoi CB 整音:空想サウンド開発局 スチール撮影:宇田川俊之 フライヤーデザイン:桑田亜由子 協力:茨城県立那珂高校/茨城交通株式会社/水戸市みとの魅力発信課/昭島ロケーションサービス/ニューシネマワークショップ
  • 2016年/ステレオ/16:9/30分

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四海兄弟監督『シュレーディンガーの猫』

『シュレーディンガーの猫』あらすじ

誰もいない映画館の中にいる二人の男。
静謐な映画館のロビーや客席で、時には不条理に時にはコミカルに繰り広げられる二人の男の会話劇。
その二人を撮影する撮影チーム。
ドキュメンタリーなのかフィクションなのか。
映画館の中で「今」を過ごす二人が待っている「未来」とは…?

シュレーディンガーの猫

  • 出演:カトウシンスケ/荒井志郎
  • 監督・編集:四海兄弟 エチュード構成:奥田裕介 エチュード演出:倉本朋幸 撮影:長棟航平 録音:松村慎也
  • 2020年/ステレオ/16:9/30分

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松尾豪監督『グラフィティ・グラフィティ!』

『グラフィティ・グラフィティ!』あらすじ

田舎と都会の真ん中で勃発する、ジジイと女子高生のある戦いの物語。ある日の夜、女子高生の柚子は悪友の誘いで、商店街のシャッターに落書き(グラフィティ)を描いてしまう。翌朝そのグラフィティに気づいた家主の権三は大激怒。しかし彼は通報するでもなく、上からペンキで『ヘタクソ!』と書きなぐった。それに気づき激怒した柚子も、また上からグラフィティを描く。その日を境に柚子と権三は毎朝毎晩、グラフィティを描き合う戦いを繰り広げる。柚子は次第にグラフィティ自体の楽しさに目覚めてゆく。

グラフィティ・グラフィティ!

  • 出演:渡邉梨香子/萩原正道/角健士/村上真衣
  • 監督・脚本・編集:松尾豪 共同脚本:宮本佳奈/吉澤太智
  • 2019年/ステレオ/16:9/30分

 「横濱キネマ・カーニバル 其の参」は、横浜シネマ・ジャック&ベティにて11月13日より26日まで連日19時20分より上映され、1日3作品が日替わりで上映されます(※11月22日月曜日は休映)。各日の上映作品は公式サイトに掲載されており、料金は当日一般が1500円、前売りが1300園となっています。

横濱キネマ・カーニバル 其の参

  • 開催日時:2021年11月13日(土)~26日(金)連日19時20分より (※22日(月)休映)
  • 会場:横浜シネマ・ジャック&ベティ
  • 料金:前売:1300円/当日一般:1500円/大学・専門学校生:1200円/シニア:1100円/高校生以下:1000円

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