今関あきよし監督が原発事故の悲劇を描いた『カリーナの林檎 ~チェルノブイリの森~』の2020年リニューアル版が、12月24日から30日までYouTubeで限定無料公開されます。
『カリーナの林檎 ~チェルノブイリの森~』は、1983年に『アイコ一六歳』で商業作品デビューし近年も『恋恋豆花(レンレンドウファ)』(2019年)や短編『Memories』『Dear Moon』(2020年)など精力的な映画作りを続ける今関あきよし監督の2011年公開作品。かつて起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の被害を受けた東欧の国・ベラルーシを舞台に、幼い少女・カリーナとその家族の姿を通して、長く残る原発事故の悲劇が描かれています。
全編ベラルーシでのロケ撮影を敢行して2004年に『少女カリーナに捧ぐ』のタイトルで完成しつつも劇場公開には至らす、再撮影と再編集を経て2011年に劇場公開が実現。日本が東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故に見舞われて間もない時期ということもあり大きな反響を呼び、その後イタリア、アメリカ、ドイツ、ロシアでも上映され、絵本版も出版されています。
今回、無料公開されるのは、2020年に福島での追加撮影をおこなって完成した2020年リニューアル版。
劇中で主人公のカリーナがクリスマスの日に大きな決意をするのにちなんで昨年もクリスマス時期に無料公開されており、今年は公開期間を12月24日0時より30日23時59分までの1週間と、2日間だった昨年から大幅に拡大しての公開となります。
→無料限定公開のURLはこちら:https://youtu.be/6GfnWwbVS54
※12月24日0時より公開。それ以前は非公開になっています。
現在、告知用として、カリーナの日常を描く本編映像の一部が公開されています。