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乃木坂46・久保史緒里さんが高橋名月監督『左様なら今晩は』で映画初主演 共演に萩原利久さん

 幽霊とサラリーマンの奇妙な共同生活を描く同名コミックを映画化する『左様なら今晩は』で、乃木坂46の久保史緒里さんが主人公の幽霊を演じ、萩原利久さんが相手役のサラリーマンを演じることが発表されました。新鋭・高橋名月監督がメガホンをとり、11月11日より公開されます。

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『左様なら今晩は』より。久保史緒里さん(乃木坂46)演じる幽霊の愛助(右)と、萩原利久さん演じるサラリーマンの陽平

 原作コミック「左様なら今晩は」は「サブスク彼女」などの作品を送り出すマンガ家・山本中学(やまもと・ちゅうがく)さんが2019年に雑誌「ヤングキング」で連載した作品。平凡なサラリーマンの半沢陽平と、彼の部屋に住み着いている幽霊の愛助(アイスケ)の奇妙な共同生活を描いたちょっとビターなラブストーリーは多くの支持を集め、2020年には単行本が刊行されています。

 今年1月に実写映画化が発表されて以来、アイスケを演じるのは誰か? 陽平役は? と注目が集まる中、このほどキャストが解禁となりました。

 愛助を演じる乃木坂46の久保史緒里さんは、2016年に3期生として乃木坂46に加入。2019年には乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン2019」では主人公のセーラームーン=月野うさぎを演じ、2021年には舞台「夜は短し歩けよ乙女」にヒロインの黒髪の乙女役で出演、今年はParaviオリジナルストーリー「塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-」出演や主演舞台「桜文」で花魁役に挑むなど、演技のフィールドで着実にキャリアを重ねてきたメンバー。まさかの“幽霊役”での映画初出演にして初主演となる『左様なら今晩は』では、原作とは異なる映画オリジナルの設定で、生前に恋愛経験がないウブでピュアな幽霊というキャラクターを持ち前の魅力で表現します。

 愛助と共同生活を送ることになるサラリーマン・陽平を演じる萩原利久(はぎわら・りく)さんは、幼少期から子役として活躍し、『ひかりのたび』(2017年/澤田サンダー監督)や『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018年/湯浅弘章監督)『十二人の死にたい子どもたち』(2019年/堤幸彦監督)『牛首村』(2022年/清水崇監督)など幅広いジャンルの作品に出演。話題となった主演ドラマ「美しい彼」(2021年)ほかドラマや映画出演が続き、日本エンターテイメント界を支える若手俳優のひとりが、等身大の若者を演じます。

 そしてメガホンをとるのは高橋名月(たかはし・なつき)監督。高校3年生だった2014年に伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞短編の部を同映画祭史上最年少で受賞、大学受験を終えた2015年には受賞シナリオ『正しいバスの見分けかた』を自らメガホンをとり映画化し、各地の映画祭などでの上映を経て2019年に劇場公開を果たし、ドラマ監督などを手掛けてきた期待の新鋭監督が、待望の劇場長編作品を手掛けます。
 また、『月極オトコトモダチ』(2018年)『シノノメ色の週末』(2021年)などの監督・穐山茉由(あきやま・まゆ)さんが高橋名月監督とともに脚本を担当しているのも注目です。

 キャスト発表に合わせ、久保史緒里さん、萩原利久さん、高橋名月監督が以下のようにコメントを発表しています。

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愛助役:久保史緒里さんコメント

『久保が主演で映画を撮ります』
あまりの驚きに、言葉を失いました。
初めての映画出演。初めての主演。こんなにも恵まれた環境での挑戦に、感謝の気持ちでいっぱいです。
今でも、撮影の頃の愛助を思うと、どこか愛おしいような…懐かしいような…そんな感覚に包まれています。
他人事のようですが、愛助に今も会いたくて会いたくて。この感情をきっと陽平さんは感じていたのかなと思いながら振り返る日々。緊張と不安の中、素敵な共演者の皆様・スタッフの皆様に囲まれて、人生初めての経験は、輝かしいものとなりました。どうか、たくさんの方に触れていただけますように。
宜しくお願い致します。
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半澤陽平役:萩原利久さんコメント

半澤陽平役を演じました萩原利久です。
久保史緒里さん演じる愛助と出会い、普通の日常から突然非日常な日々に変わりその中での陽平の成長だったり変化を演じるのはとても楽しかったです。普通のシチュエーションじゃないからこそ、1つ1つのシーンで監督や久保さん、スタッフの皆さんと丁寧に臨めたと思います。
幽霊が出るとなんだか勝手にホラーを想像してしまう方もいるかもしれませんが、愛助と陽平の生活は本当に日本のどこかにいるんじゃないかと思えるくらい温かい作品です。
決してホラーではございません。ぜひ、いろんな方に劇場で観てもらえたら嬉しいです。
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監督・脚本:高橋名月監督コメント

主演の久保史緒里さんと萩原利久さんに初めてお会いした瞬間「愛助と陽平はこの二人しかいない」と確信しました。お芝居に対してどこまでもストイックな久保さん、そしてどんな要求にも自由自在に応えてくれる萩原さん。だいたい同世代の2人と、お互いの意見や解釈を率直に交わしながら撮影ができたように思います。山本中学さんが作り上げた少し不思議なのにリアルで、それでいてコミカルな世界観の中で、久保さん萩原さんのお二方やそのほかキャスト、スタッフ一同力を尽くし、愛を込めた作品です。ぜひ劇場に足を運んでいただけますと嬉しいです。

 注目のキャストと期待の新鋭監督が人気コミックを原作に送る、ウブでピュアな幽霊と恋に不器用なサラリーマンのハートフルなラブストーリー『左様なら今晩は』は、11月11日金曜日より渋谷シネクイントほか全国ロードショー。

 公開に向け、今後の新たな情報も楽しみです。

『左様なら今晩は』ストーリー

同棲していた恋人に振られた陽平のもとに、突如姿を現す幽霊の愛助。ずっと部屋に住んで陽平のことを観察していたという愛助は、 「優しいふりして面倒な事から逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをする。かと思いきや、生きている間に恋愛を経験しなかった愛助は、男女が“付き合う”ことに興味津々で、陽平に質問攻めの毎日。最初は煙たがり、何とかして愛助を除霊しようとする陽平だが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に居心地の良さを感じ始め......。

左様なら今晩は

  • 久保史緒里(乃木坂46) 萩原利久 ほか

  • 原作:山本中学(「左様なら今晩は」少年画報社「ヤングキング」刊)
  • 監督・脚本:高橋名月
  • 脚本:穐山茉由
  • 配給:パルコ
  • 製作:「左様なら今晩は」製作委員会

2022年11月11日(金)渋谷シネクイントほか全国ロードショー

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