“最恐”と呼ばれたネット投稿を映画化した『ヒッチハイク』（山田雅史監督）が７月７日に公開されるのを前に、大倉空人さん演じる主人公・健をはじめ、メインの登場人物４人のキャラクター紹介が解禁されました。

　『ヒッチハイク』は、かつてネット掲示板の怖い話を集めるスレッド「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない？」＝通称・洒落怖（しゃれこわ）に書き込まれ、多くのまとめサイトなどで“最恐”と称された投稿の映画化。ヒッチハイク旅行中の大学生が、辺鄙な山中でキャンピングカーに乗った奇妙な一家と出会ったことから始まる恐怖が描かれていきます。

　同じく「洒落怖」の投稿を映画化した『きさらぎ駅』（２０２２年／永江二朗監督）の脚本を手がけた宮本武史さんが脚本を担当、人気ホラーゲームを実写映画化した『コープスパーティー』シリーズなど多くのホラー作品を監督する山田雅史監督がメガホンをとっています。

　映画は、ダンスボーカルグループ・原因は自分にある。のメンバーである大倉空人（おおくら・たかと）さんが映画初主演をつとめるのをはじめ、『アルプススタンドのはしの方』（２０２０年／城定秀夫監督）などの中村守里（なかむら・しゅり）さん、「ウルトラマンＺ」主演の平野宏周（ひらの・こうしゅう）さん、恋愛リアリティ番組「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」出演で話題となったモデル・バレリーナの高鶴桃羽（たかつる・ももは）さんと、注目の若手キャスト４人が、ヒッチハイク中、奇妙な「ジョージ一家」と出会ったために想像を絶する体験をする若者たちを演じています。

　このたび公開を前に、４人が演じるキャラクターそれぞれが、どんな人物で、なぜヒッチハイクをすることになったのか？　などがわかるキャラクター紹介が解禁されました。

気弱男子だけど、いざ、という時行動できる一面を持つ男！主人公・山崎健

大倉空人演じる主人公・健は、過保護な母親にうんざり…。ヒッチハイクを成功させれば、ウザい母親から解放され、自分を変えられるのではないか！と、悪友・和也を連れて、初めてのヒッチハイクに挑戦し、ジョージ一家に出会う。ヒッチハイクには成功したが…。どこか様子がおかしいジョージ一家に怖がりまくりの健は、この森から早く逃げ出したい…。そんな時、謎の女子大生・涼子と出会う。この涼子との出会いによって健は…。ジョージ一家、そして、涼子とどう関わっていくのか…！

ヒッチハイクには抵抗を感じる慎重派…右足を引きずる謎の女子大生・清水涼子

中村守里演じる清水涼子は、友達・茜とハイキングに行ったが、道に迷い、さらには足をけがしてしまい、歩くのも大変！物静かで慎重派な涼子は、ヒッチハイクに乗り気ではなかったが、もう歩くのも限界に達し、茜と共にヒッチハイクをしてみることに…。そして、涼子は、この森で健と出会い、健と行動を共にすることになるが…。

女好きで、ムードメーカーイケメン！健の相棒・佐々木和也

平野宏周演じる佐々木和也は、主人公・健の悪友であり、共にヒッチハイクをして、ジョージ一家の車に乗せてもらう。イケメン和也は、女好きな一面があるが、場を盛り上げるのがうまく、誰とでもすぐ打ち解ける。「“出会い”を求めて…ヒッチハイクをしている」という和也。そんな女好きの和也は、ジョージ一家の母・ジョセフィーヌのことも気になる模様…。

今どき女子！「やっちゃう？ヒッチハイク！」と言い放つ、ヒッチハイク発起人・野本茜

高鶴桃羽演じる野本茜は、涼子の友達で一緒にハイキングに来たが、道に迷い、バスも来ず、彼氏も迎えに来てくれない…！途方に暮れた結果、「やっちゃう？ヒッチハイク」の一言を涼子に言い放ちます。茜のこの一言をきっかけに恐怖のヒッチハイクの道が始まる。

　キャラクターひとりひとりの性格や背景を知ることで、彼らに共感し、映画の中での彼らの体験により一層リアルに感じられるのではないでしょうか？
　健と涼子、和也、茜は、どのような運命をたどるのか？　その答えは、劇場のスクリーンにある！

　ベテラン・川﨑麻世さんが演じる一家の父親・ジョージをはじめ、個性的なキャストが演じるジョージ一家にも注目の『ヒッチハイク』は、７月７日金曜日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショーされます。

『ヒッチハイク』ストーリー

異次元の山奥で繰り広げられる惨劇の一夜。
その車には、絶対に乗ってはいけない―。
大学生の涼子と茜は、ハイキングの帰りに山道で迷ってしまう。やっとバス停に辿り着いたものの、バスが来る気配は全く無かった。さらに、涼子は足を怪我しており、茜の彼氏も飲み会で迎えに来られないらしい。ふたりは、意を決してヒッチハイクをすることに。こんな山奥で無謀にも思えたが、運良く一台のキャンピングカーが停まる。運転席から降りて来たのは、時代錯誤のカウボーイの格好をしたジョージと名乗る男。ジョージは快くふたりを受け入れ、車内へと誘う。そこには、ジョージの家族も同乗していたが、どこか異様な雰囲気が漂っていた―。
一方、過保護な親にウンザリしている健は、悪友の和也を誘い同じ山でヒッチハイクの旅をしていた―。