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上大迫祐希さんを主演に今関あきよし監督が鹿児島ロケで送るファンタジー『青すぎる、青』11月公開

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『青すぎる、青』ポスターヴィジュアル(※クリックで拡大します) ©2023「青すぎる、青」製作委員会

 鹿児島出身の上大迫祐希さんが主演をつとめる鹿児島を舞台とした今関あきよし監督の青春ファンタジー『青すぎる、青』が10月鹿児島先行公開、11月より全国順次公開されることが決定し、特報とメインビジュアル、場面写真が解禁されました。

 『青すぎる、青』は、唯一の肉親である父親を亡くした美大生の美巳(みみ)が主人公。肉親との関係も大学の課題もうまくいかずに落ち着かない日々を過ごす美巳が、不思議な体験を通して成長していく姿が描かれていきます。

 メガホンをとった今関あきよし監督は、故・大林宣彦監督に見出されプロデビューして以降、幅広いフィールドで活躍してきた「大林チルドレン」のひとり。今回は、『L change the worLd』(2008年/中田秀夫監督)など数々の作品を手がけ今関監督とは自主映画時代からの仲である脚本家・小林弘利さん、『海辺の映画館〜キネマの玉手箱』(2019年)など後期の大林宣彦監督作品を支えたカメラマンであり今関監督ともたびたびタッグを組んできた三本木久城さんら、大林監督の遺伝子を継ぐスタッフとともに、大人のための青春ファンタジーを完成させました。
 公開決定にあたり、今関監督は次のようにコメントを発表しています。

今関あきよし監督コメント

『表現で過去は変えられないが、未来を変える力はあるんじゃないか』

映像作家《大林宣彦》さんの言葉。

生きていくことは、様々な出会いの連続。映像作家《大林宣彦》さんとの出会いは衝撃的で、僕の人生の大きな分岐点でした。
映画作りにのめり込んでいったこと、常にポジティブな思考など、数知れず影響を受けてきた。なかでも僕はこの『言葉』に救われた。
何度か映画作りを止めようと考えた僕が、今もこうして映画を作り続けているのは、この言葉に勇気付けられているからだ。
映画「青すぎる、青」は、誰よりも大林さんに見て欲しかった…。
監督:今関あきよし

 主演作『神田川のふたり』(2022年/いまおかしんじ監督)で高い評価を獲得し、出演作『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(2023年/金子由里奈監督)も好評を得た上大迫祐希(かみおおさこ・ゆうき)さんが美巳役で主演。短編『ザ・オーディション』(2021年)に続いての今関作品出演となる注目の若手女優が、郷里である鹿児島の風景の中でその魅力を存分に発揮しました。
 そして、コンビニエンスストア「New Days」イメージキャラクターで注目され映画『僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。』(2023年/本多繁勝監督)でヒロインを演じた美巳の親友・希良(きら)役の原愛音(はら・あいね)さん、鹿児島出身で舞台を中心に活躍する肥後遼太郎さんと、期待の若手キャストが共演。
 さらに、美巳に引き寄せられるように現れる女性役にドラマや映画で活躍する逢澤みちるさん、美巳の伯母である秘密を抱える嘉子役に゙今関監督の近作『釜石ラーメン物語』にも出演した佐伯日菜子さん、港に現れる謎の男に後期大林宣彦監督作品の常連・窪塚俊介さんと、充実のキャストが揃いました。

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『青すぎる、青』場面写真。上大迫祐希さんが演じる主人公・美巳(みみ)

 今年2月に第3回かごしま平和映画祭でお披露目された『青すぎて、青』が、10月27日金曜日より鹿児島の鹿児島ミッテ10で先行ロードショー、11月4日土曜日より東京の新宿K's cinemaを皮切りに全国順次ロードショーされることが決定しました。

 解禁されたポスターヴィジュアルは、タイトルにちなんだ「青」のバックに美巳のシルエットが配された印象的なデザイン。
 場面写真は青空を背景にした美巳のアップをはじめ、美巳や登場人物たちのさまざまな表情が切り取られています。
 特報映像は、亡き父に呼びかける美巳のセリフで幕を開け、迷い悩みながら日々を過ごす美巳と周囲の人々の姿が、雄大な桜島をはじめとする鹿児島の名所・観光スポットとともに映し出されていきます。

【『青すぎる、青』特報】

 近年は東欧や台湾など、海外ロケによってその土地の空気とそこに生きる人々の温度を映像へと焼き付けてきた今関監督が、雄大な風景と新たな建築物とか同居する鹿児島を舞台に選び完成させた『青すぎる、青』は、10月27日より鹿児島の鹿児島ミッテ10で閃光ロードショー、11月4日より東京の新宿K's cinemaほか全国順次ロードショー。
 7月29日土曜日には、鹿児島ミッテ10で舞台あいさつ付きの鹿児島先行特別上映会もおこなわれます。

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『青すぎる、青』場面写真。上大迫祐希さん演じる主人公・美巳(左)と原愛音さん演じる親友の希良

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『青すぎる、青』場面写真。上大迫祐希さん演じる主人公・美巳(左)と佐伯日菜子さん演じる伯母の嘉子

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『青すぎる、青』場面写真。上大迫祐希さん演じる主人公・美巳

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『青すぎる、青』場面写真。上大迫祐希さん演じる主人公・美巳

『青すぎる、青』ストーリー

唯一の家族だった父親を亡くし、心に穴があいたままの美巳(上大迫祐希)。父の代わりに店を切り盛りする為にやって来た伯母・嘉子(佐伯日菜子)との向き合い方もわからず、訳もなく当たり散らしてばかり。目前に控えた美大の卒業制作も手を付けられず落ち着かない日々を過ごしていた。親友の希良(原愛音)は、何事も前向きな性格ながらも、そんな自分自身を持て余している。美巳との向き合い方がうまくいかない嘉子も、また人には言えない深い秘密を抱えていた…。
そんな美巳に不可思議な変化が起こり始める。見えないはずのモノが見え、聞こえるはずのない声や音が聴こえるようになってしまう…。様々な出会いや体験を通じて、自分自身を正面から見つめ始める美巳。自分という小さな世界で生きてきた美巳が、人との出会いや不思議な体験を通して成長していく姿を描く。
ポスター

青すぎる、青

  • 上大迫祐希
    原愛音 肥後遼太郎
    松元裕樹 まっぴーさくらじま 森 優稀 三浦結愛 穂原康博 新名真郎 田中千枝子
    逢澤みちる / 窪塚俊介 佐伯日菜子

  • 監督・原案:今関あきよし
  • 脚本:小林弘利
  • 音楽・MA:種子田博邦
  • エグゼクティブ・プロデューサー:嶋田豪/肥後潮一郎
  • プロデューサー:星野晴美/西田建一
  • 鹿児島弁監修:西田聖志郎
  • 撮影・編集・VFX:三本木久城(JSC)
  • 録音:寒川聖美
  • 美術:塩津洋一
  • 主題歌:よしむらさおり「palette」(作詞・作曲:よしむらさおり)
  • SPECIAL THANKS:小牧醸造株式会社
  • 協力:鹿児島市 羽子田幸一
  • ロケ協力:鹿児島レディスカレッジヘアーアート学科/株式会社マツモト工芸ドローン事業部
  • 制作協力:南大隅町開発株式会社/かごしまフィルムオフィス
  • 制作・配給:アイエス・フィールド
  • 製作:「青すぎる、青」製作委員会

  • 2023年/カラー/アメリカンビスタ/ステレオ/103分

2023年10月27日(金)鹿児島ミッテ10にて鹿児島先行ロードショー 11月4日(土)より新宿K's cinemaほか全国順次ロードショー

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