日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>悩める10代に向けた武田かりん監督の青春ファンタジー『ブルーを笑えるその日まで』12月9日公開

悩める10代に向けた武田かりん監督の青春ファンタジー『ブルーを笑えるその日まで』12月9日公開

記事写真

『ブルーを笑えるその日まで』メインヴィジュアル ©2023 ブルーを笑えるその日まで(※クリックで拡大します)

※公開日が12月8日金曜日に変更になりました(10月19日追記)

 武田かりん監督の初長編で渡邉心結さんと角心菜さんがダブル主演をつとめる青春ファンタジー『ブルーを笑えるその日まで』が12月9日よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることが決定し、メインヴィジュアルと場面写真、武田監督と主演の渡邉さん、角さんのコメントが解禁されました。

 『ブルーを笑えるその日まで』は、東京工芸大学映像学科の卒業制作である初監督作の短編『そして私はパンダやシマウマに色を塗るのだ。』(2020年)がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020やカナザワ映画祭2020などにノミネートされ話題となった1997年生まれの新鋭・武田かりん監督(※同作では「武田佳倫」表記)の、オリジナル脚本による初長編作品。
 学校に馴染めずひとりぼっちの中学生の少女・アンが、同じようにひとりぼっちの少女・アイナと出会い、夏休みを一緒に過ごしていくひと夏の青春ファンタジーで、10代の頃に不登校や自殺未遂を経験した武田監督が、自らの体験をもとに“悩める10代に届けたい”という想いから生まれた作品となっています。

 アン=安藤絢子を演じるのは、芸能事務所スターダストプロモーション主催の「スター☆オーディション」第1回グランプリ受賞者で、テレビドラマなどで活躍中の渡邉心結(わたなべ・みゆ)さん。
 アイナを演じるのは、ミスセブンティーン2021ファイナリストで、やはりテレビドラマなどに出演する角心菜(すみ・ここな)さん。
 2007年生まれの渡邉さんと2006年の角さん、実際に10代で長編映画初主演となるふたりがダブル主演をつとめます。

 主題歌には、日本の伝説的ロックバンド・RCサクセションが1980年に発表した「君が僕を知ってる」が使われています。

記事写真

解禁された『ブルーを笑えるその日まで』場面写真。渡邉心結さん演じるアン(右)と角心菜さん演じるアイナ

 本作は2021年夏にパイロット版が撮影され(※パイロット版はMOTION GALLERY内のクラウドファンディングページで鑑賞できます)、クラウドファンディングによる製作支援を得て完成。
 7月15日より26日まで開催の第20回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の国内コンペティション長編部門にノミネートされるなど、すでも注目を集める中、12月9日よりアップリンク吉祥寺で劇場公開されることが決定しました。

 劇場公開決定にあたり、ダブル主演の渡邉さんと角さん、武田監督は次のようにコメントを発表しています。

記事写真

アン=安藤絢子役:渡邉心結さんコメント

アン役を演じさせていただきました、渡邉心結です。
オーディションから2年、撮影から1年が経ち、劇場で観客の皆様に観ていただけることをとても嬉しく思います。
内気な性格であまり周りに馴染めないアンの心情や表情などを繊細に表現したく、台本を何度も読み返し、監督やキャストの皆様と相談しながら演じました。この映画を通して1人でも多くの方の心の支えや力になることを願っています。ぜひ劇場でご覧いただけると嬉しいです。
記事写真

アイナ役:角心菜さんコメント

アイナ役を演じました角心菜です。
去年の夏に武田監督をはじめ、共演者の方々やスタッフの皆さんと力を合わせて創り上げた作品がついに劇場で公開されることが決定して嬉しい気持ちで胸がいっぱいです。
私が演じたアイナは太陽みたいに笑うので一見するとアンとは正反対の女の子に見えますが辛い思いも沢山してきたからこそアンに寄り添えると感じています。
映画の出演が決まってから監督と何度も話し合って一緒にアイナを創り上げ、1つ1つのシーンを心を込めて演じました。アイナを演じながら私自身も勇気を沢山もらった大好きで大切な作品です。
夏休みを通して変化していくアンとアイナの関係性にも注目して観ていただきたいです。
記事写真

武田かりん監督コメント

企画から、3年。あの頃から、10年。
「ひとりぼっちの女の子たちが、手を繋いで“ブルーから逃げる”青春映画」を作りたい。ひとりで企画を立ち上げた3年前から、それが私の全てでした。
素敵なスタッフさん、出演者の皆さん、奇跡のような出会いに恵まれ、小さな点は大きな円となり、気づけば当時思い描いた以上のものが完成していました。
私にとって、この映画は間違いなく、宝物です。

そしてこれからは、私だけにとってのそれではなく、たくさんの方にとっての宝物のような映画になれますように。
あなたが、ブルーを笑えるようになるその日まで、この映画で、物語で、ずっとそばで味方でいさせてください。

 公開決定に合わせてメインヴィジュアルと場面写真も解禁されています。
 メインヴィジュアルは、映画の中でキーとなる「万華鏡」を並んで覗くアンとアイナの写真にタイトル文字などがあしらわれたデザイン。
 場面写真も、アンとアイナのふたりの姿を中心に、ふたりが過ごすひと夏の瞬間を切り取ったようなカットとなっています。、

記事写真

解禁された『ブルーを笑えるその日まで』場面写真。渡邉心結さん演じるアン(右)と角心菜さん演じるアイナ

記事写真
記事写真

解禁された『ブルーを笑えるその日まで』場面写真

 主演の渡邉心結さんと角心菜さんに加え、ふたりと同世代の丸本凛さん、成宮しずくさん、佐藤ひなたさんら今後の活躍が期待されるキャストや、タレント・モデル・女優として活躍する夏目志乃さんらが出演し“残酷な世界で生き延びるために必要なもの。それが何か”を描いていく青春ファンタジー『ブルーを笑えるその日まで』は、2023年12月9日土曜日よりアップリンク吉祥寺で公開、ほか全国順次公開されます。

記事写真

丸本凜さん

記事写真

成宮しずくさん

記事写真

佐藤ひなたさん

記事写真

夏目志乃さん

『ブルーを笑えるその日まで』あらすじ

安藤絢子(アン)はひとりぼっちの女の子。友達からは仲間外れにされてしまい、学校には馴染めず、唯一の居場所は薄暗い立ち入り禁止の階段。そんなある日「なんでも屋」と呼ばれる不思議な商店で、魔法の万華鏡を貰う。
翌日、学校でそれを覗いてみると、立入禁止のはずの扉が開き、その先の屋上でアンは同じ万華鏡を持った生徒、佐田愛菜(アイナ)と出会う。1年前から別室登校をしているというアイナは、アンと同じようにひとりぼっちだった。二人はすぐに仲良くなり夢のような夏休みを送るのだが、屋上には昔飛び降り自殺した生徒の幽霊が出るという噂があり…
アイナはその幽霊なのではないかという疑念を抱きながらも、お互いにとってかけがえのない存在になっていく二人。楽しかった夏休みも終わりに差し掛かり、新学期が憂鬱なアンに、アイナはある提案をする。
「ダイナマイトでさ、学校爆破しちゃおうよ」
ポスター

ブルーを笑えるその日まで

  • 渡邉心結 角心菜 丸本凛 成宮しずく 佐藤ひなた 夏目志乃 片岡富枝 宮原俐々帆 根本拓洋 鳥谷宏之 土屋いくみ 若林秀敏 松澤可苑 荒澤智也

  • 脚本・監督:武田かりん
  • 撮影:上野陸生
  • 照明:稲葉俊充
  • 美術:野中茂樹
  • ヘアメイク:吉田冬樹
  • 助監督:平岡凌
  • 制作:田丸さくら
  • プロデューサー:田口敬太
  • 協力プロデューサー:田中佐知彦
  • 主題歌:RCサクセション「君が僕を知ってる」(Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)
  • 製作:映日果人/武田かりん/kotofilm
  • 配給:映日果人
  • 配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
  • 協力:埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
  • ©2023 ブルーを笑えるその日まで

  • 2022年/カラー/シネマスコープ/DCP/99分

2023年12月9日(土)よりアップリンク吉祥寺にて公開 ほか全国順次公開

スポンサーリンク