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《監督:小林且弥×主演:ピエール瀧》『水平線』主人公の言葉が響く特報映像と場面写真解禁

 映画『凶悪』で共演した小林且弥監督とピエール瀧さんが監督と主演としてタッグを組んだ長編『水平線』の特報映像と場面写真が解禁されました。映画の舞台である福島で12月8日より先行公開され、2024年3月1日よりテアトル新宿ほか全国順次公開されます。

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解禁された『水平線』場面写真。ピエール瀧さんが演じる主人公・井口真吾

 『水平線』は、震災で妻を失い、亡くなった人の遺骨を海に撒く散骨の仕事をしながら娘と暮らす男が主人公。ある遺骨の散骨を依頼され苦悩する主人公と娘の姿を通し、大切な人との別離に区切りをつけられないままの親子の再生が描かれていきます。

 主人公・井口真吾を演じるのは、いまや日本映画界に欠かせない俳優となったピエール瀧さん。自らも心に傷を抱えつつ、生活困窮者を相手に散骨業を営む男を重厚な中に軽妙さも漂わせ演じています。

 真吾の一人娘で水産加工場で働く奈生役には、ドラマ「his~恋するつもりなんてなかった~」(2019年)や映画『青葉家のテーブル』(2021年/松本壮史監督)などに出演し、音楽活動でも注目を集める若手女優の栗林藍希(くりばやし・あいの)さん。

 そのほか『夜を走る』(2022年/佐向大監督)で第32回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞に輝いた足立智充さん、舞台や映画・ドラマと幅広く活躍する内田慈(うちだ・ちか)さん、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身で数々の作品に出演する押田岳さん、主演作『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2021年/竹林亮監督)など出演作公開が続く円井わんさん、ベテランの渡辺哲さんら、実力派キャストが顔を揃えています。

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解禁された『水平線』場面写真。ピエール瀧さんが演じる主人公・井口真吾(左)と、栗林藍希さん演じる娘・奈生

 メガホンをとったのは、俳優として知られる小林且弥監督。2001年に俳優デビューして以来、主演をつとめた劇場尾用映画『ランニング・オン・エンプティ』(2009年/佐向大監督)『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(2009年/白石和彌監督)や『あゝ荒野』(2017年/岸善幸監督)、テレビドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(2016年)など、幅広いジャンルで多彩な役で活躍するとともに、2021年に映像プロジェクト集団 STUDIO NAYURAを設立。2022年には「象」で初の舞台演出を手がけ、2023年には佐向大監督・山岸謙太郎監督・小村昌士監督によるオムニバス『無情の世界』を企画・プロデュースするなど、演出家・プロデューサーとしてもキャリアを重ね、今回『水平線』で長編監督デビューを果たします。
 主演のピエール瀧さんと小林監督は、白石和彌監督『凶悪』(2013年)で瀧さんが死刑囚役、小林監督が彼に心酔する舎弟の役で共演して意気投合した仲で、初監督にあたり「主演にはピエール瀧しかいない」という小林監督の熱望により、俳優と監督としてのタッグが実現しました。

 解禁された特報映像は、散骨業を営む真吾と娘・奈生とのさまざまな想いを抱えた親子関係を感じさせる描写や「震災を風化させたくないんです」という言葉に「あんたの言う風化なら、風化させちまえばいい」という真吾のセリフが印象的な映像となっています。

【『水平線』特報】

 福島を舞台とした弔いと再生の物語『水平線』は、2024年3月1日金曜日より東京のテアトル新宿ほか全国順次公開。
 全国公開に先駆けて、映画の舞台である福島県のフォーラム福島では2023年12月8日金曜日より14日木曜日まで1週間限定で先行上映がおこなわれ、12月8日・9日には主演のピエール瀧さんと小林且弥監督による舞台あいさつも実施されます。

『水平線』福島先行上映


公開記念舞台あいさつ

  • 12月8日(金)17時30分の回上映後:ピエール瀧(主演) 小林且弥(監督)
  • 12月9日(土)10時の回上映後・13時の回上映後:ピエール瀧(主演) 齋藤孝(脚本) 小林且弥(監督)
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解禁された『水平線』場面写真

『水平線』あらすじ

福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は――。

水平線

  • ピエール瀧 / 栗林藍希 足立智充 内田慈 押田岳 円井わん 高橋良輔 清水優 遊屋慎太郎 大方斐紗子 大堀こういち / 渡辺哲

  • 監督:小林且弥
  • 脚本:齋藤孝
  • 音楽:海田庄吾
  • エグゼクティブプロデューサー:坂岡功士
  • プロデューサー:太田あや/齋藤寛朗(KAZUMO)
  • 撮影:渡邉寿岳
  • 録音:加唐学/小山海太
  • 整音:反町憲人
  • 音響効果:松浦大樹
  • 美術:ホ・ジニ
  • ヘアメイク:森川丈二
  • 衣装:藤原わこ
  • 助監督:伊藤良一
  • キャスティング:大川憧子
  • 制作担当:小玉直人
  • 企画・製作:STUDIO NAYURA
  • 制作協力:G-STAR.PRO/SHAIKER
  • 撮影協力:福島テレビ/観音丸(草野直雅)/共栄丸(高橋正広)/サンエイ海苔/磐梯マリーン/相双緑化土木/槇野産業
  • 音楽制作協力:東映音楽出版
  • ポスプロ:日活スタジオセンター
  • 配給・宣伝:マジックアワー

  • 2023年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/119分

2024年3月1日(金)よりテアトル新宿 ほか全国順次公開
2023年12月8日(金)よりフォーラム福島にて1週間限定先行上映

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