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松本卓也監督特集上映が6月に東京で開催 『ダイナマイト・ソウル・バンビ』など長編3作を上映

 シネマ健康会を率いてインディーズで作品を発表する松本卓也監督の長編3作品を一挙上映する特集上映が、6月7日より9日までの3日間にわたり東京の新宿at THEATREで開催されます。

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松本卓也監督特集上映ヴィジュアル

 松本卓也監督はお笑いコンビでの活動を経て映像制作を開始。映像制作チーム・シネマ健康会を率いて映像制作をおこない、倉科カナさん主演の『花子の日記』(2011年)などの監督作を発表しています。
 今回の特集上映では、2023年に東京で公開され現在も各地で上映が続く『ラフラフダイ』(2022年)『あっちこっち じゃあにー』(2023年)の2作品が東京アンコール上映されるのに加え、2022年に公開された『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(2022年)も上映。松本監督の近年の長編監督作3作品が一挙に上映されます。

 国内外の映画祭での高評価を得て国内上映された『ダイナマイト・ソウル・バンビ』は、気鋭の若手監督の長編映画とそのメイキングという構成で見せる”新機軸パラレル映画”。松本監督は監督・脚本・編集に加えて主人公の映画監督を自ら演じています。

 松本監督が約10年あたためてきた構想を、コロナ禍を機に実現した『ラフラフダイ』は、笑いながら突然死する奇病が蔓延し笑うことが禁止された世界で、山奥の施設に集まって暮らす感情を捨てられなかった人々の物語。全編を長野県飯田市でロケ撮影しインディペンデント作品ながら壮大なスケールを生んでいます。

 上映作品の中では最新作となる『あっちこっち じゃあにー』は、ネット動画を撮るために売れないお笑い芸人と6歳の女の子がキャンピングカーで旅をするロードムービー。この作品でも松本監督が主人公を演じ、6歳の子役・ゆずさんとともにダブル主演。劇中歌として高い人気を誇るロックバンド・クロマニヨンズの曲が使用されています。

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松本卓也監督特集上映作品3作品ポスター

 特集上映の会場となる新宿at THEATREは、アーティストによるアーティストのための表現の場として運営されているマイクロシアター。
 松本卓也監督特集上映開催にあたり、同劇場を運営するTOKYO CIEMA UNIONの創設者で同劇場のオーナーであり、自らも映画監督として活躍するYusuke Hayamizu(速水雄輔)さんは、次のようにコメントを寄せています。

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​​at TEHATRE オーナー・TOKYO CINEMA UNION 創設者:Yusuke Hayamizuさんコメント

シネマ健康会の松本卓也監督の作品はどれもエネルギッシュ!
何度観ても驚かされる何レイヤーにも重ねられた伏線・サブプロットが特徴です
涙あり笑あり、そしてなんといっても監督自身のトークが面白い!
ミニシアターならではの距離感と大画面でお楽しみください!

 上映される3作品は、いずれもネット配信されておらず、現在のところ劇場のスクリーンでしか鑑賞できない3作品。今回の特集上映は、それぞれに違ったテイストを持ち、深いテーマを高いエンターテイメント性をもって描くエネルギッシュな松本卓也監督3本を、1日でまとめて鑑賞できる貴重な機会となります。
 松本卓也監督特集上映は、6月7日金曜日より9日日曜日まで、新宿at TEHATREで開催されます。

松本卓也監督特集上映

  • 開催日:2024年6月7日(金)~9日(日) 1日に3作品を上映
  • 会場:新宿at THEATRE 〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目4−1
  • 料金:1作品につき 事前予約¥1500/当日¥1800 複数作品鑑賞で割引サービスあり
  • 各上映プログラムで舞台あいさつを実施
  • 詳しい情報はシネマ健康会公式サイトをご覧ください
【『ダイナマイト・ソウル・バンビ』予告編】

『ダイナマイト・ソウル・バンビ』ストーリー

インディペンデント映画業界で勢いのある若手監督の山本は、天野プロデューサーに見出され、低予算だが新作長編映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』制作の機会を得る。
山本は仲間のスタッフ、キャストらと共に意気込み、プロチームと合同で撮影に挑む。
その様子をメイキングカメラ担当の谷崎が記録していたー
最低な監督と最高の仲間が選ぶ結末は?!
ポスター

ダイナマイト・ソウル・バンビ

  • 松本卓也 岡田貴寛 イグロヒデアキ 後藤龍馬 マチーデフ 島隆一 石上亮
    工藤史子 志城璃磨 芝本智美 新井花菜 真千せとか(松本美樹) 木村仁 三浦ぴえろ 俊平 伊藤元昭 山下ケイジ
    岩本聡 岩崎登 藤田尚弘 藤原未砂希 花 長尾光浩 美月ひなた 川井田育美 大木宏祐
    山本久恵 稲波磨奈美 榊原真哉 渡辺信頼 荒木美紀 岡潤吾 佐藤淳 石川晴敏
    森恵美

  • 撮影(劇中映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』『猫と犬』):岩崎登
  • 撮影(劇中映画『ウルフバイト』):とりやま先生
  • 撮影(メイキングパート):増本竜馬
  • 照明:宮本亮
  • 録音:鈴木はるか
  • 演出部 部長:川井田育美
  • 衣装:中條夏実/佐藤友美
  • 制作部 部長:青柳智
  • 整音:井上久美子
  • VFX:岩崎友彦
  • 音楽(劇中映画):マチーデフ/羽鳥惠介
  • 音楽(メイキングパート):ヒの字(Hideki Inoue)
  • 宣伝プロデューサー:シモエダミカ
  • 企画:シネマスコーレ
  • プロデューサー:木全純治
  • 製作:シネマ健康会

  • 2022年/カラー/99分

【『ラフラフダイ』特報】

『ラフラフダイ』ストーリー

笑いながら突然死してしまう奇病「笑い死に」が全世界で拡大。
人々は感染を恐れ、笑う事を禁止する。
感情を殺す薬を飲み、心を失った世界で、自由に生きることを選んだ人々がいた。
ポスター

ラフラフダイ

  • むかい誠一 イグロヒデアキ 遠藤史崇 平川亜音 中田陽子 遠山雄
    ショウジ 織川えりか 中嶋野乃 古沢優子(サルパラダイス) サトウリュースケ( 上上Brothers) 鹿野瑠南
    杉村玲 木村仁 近藤奈保希 後藤龍馬 菊地由里 新井花菜 川倉志保美 坂井波瑠代
    大津亜佑子(飯田ケーブルテレビ) 石川晴敏 星勇希 佐々木裕馬 木下圭一 林悟史 山路基記 ほか

  • 監督・脚本・編集:松本卓也
  • 演出部長:羽石龍平
  • 演出:浜崎正育子/後藤龍馬
  • 撮影監督:岩崎登
  • 撮影:哉司/松本卓也
  • ドローン撮影:竹原友洋((有)竹原運送店/飯田空撮)
  • 録音:鈴木はるか/松本康孝
  • 美術:猪瀬まな美(ノラネコデザイン)
  • メイク:原早織(Ace9)
  • 衣装:中條夏実
  • 音楽:ヒの字(Hideki Inoue)
  • 劇中歌:サルパラダイス
  • 整音:井上久美子
  • グレーディング:後藤龍馬
  • VFX:哉司
  • 宣伝デザイン:猪瀬まな美(ノラネコデザイン)
  • 制作デスク:杉浦青
  • プロデューサー:中條夏実
  • 製作:シネマ健康会

  • 2022年/カラー/ステレオ/99分

全国じわじわ拡大上映中

【『あっちこっち じゃあにー』予告編】

『あっちこっち じゃあにー』ストーリー

お笑いコンビを解散してピン芸人となった末松。後輩芸人からも面白くないといじられ、売れる気配は一向にない。 ヘッドフォンで音楽を聴きながら、孤独に生きる日々。そんな時に6歳の女の子 加奈と出会い、動画配信の手伝いをしてもらう事になる。 やがて末松は、遠方に住む加奈の父に会いに行くことを交換条件に、加奈に旅の動画撮影の同行をお願いする。 大人と子ども、奇妙な二人の旅が始まる―
ポスター

あっちこっち じゃあにー

  • 松本卓也 ゆず ディネス・サプコタ ハン・ギュヒ 岡田深 榎本桜
    後藤龍馬 澤真希 中山雄介 山形啓将 野坂昌司 遠藤史崇 尾野綾美 吉井翔子 清なおみ 木村仁 みのみのり 白石望莱 阿紋太郎 大羽良克 春園幸宏

  • 監督・脚本:松本卓也
  • 撮影監督:髙橋周平
  • 撮影助手:下村あさり/早川敏明
  • 録音:田中建/木村圭吾
  • 録音助手:松本康孝
  • 演出:山田元生/後藤龍馬/尾野綾美/藏岡登志美
  • 制作:佐藤正子(ジャパンフッテージ株式会社)/寺村茉莉/小山田佳代
  • 衣装:松本輝美子
  • ヘアメイク:原早織(Kleuren)
  • 美術:相澤奈那
  • 車両:西村信彦(信勇コーポレーション)/片山智樹/大坪慶人
  • 編集:髙橋周平/松本卓也
  • VFX:ショウジタツヤ
  • サウンドエディター:井上久美子
  • 音楽:ハマノヒロチカ
  • 劇中曲:ザ・クロマニヨンズ
  • 宣伝デザイン:東かほり
  • プロデューサー:中條夏実
  • 製作:シネマ健康会

  • 2023年/カラー/ステレオ/105分

全国じわじわ拡大上映中

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