東京・立川市で開催されている自主制作短編映画の祭典「立川名画座通り映画祭」が10周年を迎えるのを記念して、同映画祭の歴代グランプリ作品10作品を一挙上映するイベントが9月16日に立川シネマシティで開催されます。
「立川名画座通り映画祭」は、立川の映画館のシンボル的な存在であった「立川名画座」をはじめ、立川の映画館の多くが姿を消していく中で、市民の手による映画祭として2015年に初開催された映画祭。
自主制作短編映画のコンペティションを主体としており、近年はプロ・アマ問わず全国から100本以上の作品が寄せられ、数十本の作品が上映される自主制作映画の祭典となっています。
今年2024年で10周年を迎えるのを記念して、同映画祭の第1回グランプリ受賞作から、間もなく開催の「第10回立川名画座通り映画祭」で発表される最新グランプリ受賞作まで、10本の短編を一挙上映する記念イベントの開催が発表されました。
一挙上映イベントは「極上音響上映」など意欲的な上映企画で映画ファンからの支持も高い立川市の立川シネマシティで開催。
10年間で1124本に及ぶ応募作の中から各年のグランプリンに選ばれた、上映時間5分~10分の短編作品10本がふたつのプログラムに分けて上映され、上映作品の関係者による舞台あいさつもおこなわれます。
上映作品には、2022年公開の『ほとぼりメルトサウンズ』で注目を集め新作『とりつくしま』(2024年)が9月6日に公開される東かほり監督の『土曜日ランドリー』(2017年)や、佐藤玲さん主演『かかってこいよ世界』(2022年)で商業監督デビューを果たした内田佑季監督の『触れてしまうほど遠い距離』(2019年)もラインナップしており、今後の日本映画界を担っていく才能に触れられる機会となっています。