日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>江本純子監督長編第2弾『愛の茶番』刺激的な予告篇&ポスターと麿赤兒さんのコメント解禁

江本純子監督長編第2弾『愛の茶番』刺激的な予告篇&ポスターと麿赤兒さんのコメント解禁

記事写真

解禁された『愛の茶番』メインヴィジュアル ©“渇望”2024 (※クリックで拡大します)

 劇団「毛皮族」での演劇活動で知られる江本純子監督の第二回監督作品『愛の茶番』が12月7日より公開されるのを前に、メインヴィジュアルと予告篇が解禁。また、大駱駝艦主宰で俳優・舞踏家として知られる麿赤兒さんがコメントを寄せています。

 『愛の茶番』は、劇団「毛皮族」を主宰し劇作家・演出家・俳優として活動し熱烈な支持を集め、2016年に『過激派オペラ』で映画監督デビューを果たした江本純子監督が、シナリオと監督に加え、原案・企画・製作も自らつとめて送り出す長編第2作。
 確執のある姉妹・ルミとアキを中心に、さまざまな登場人物の恋愛関係が交錯していく、モノクロームで描かれる「ラブ・サーカス」となってます。
 ルミ役の遠藤留奈さん、アキ役の冨手麻妙(とみて・あみ)さんをはじめ、岩瀬亮さん、菅原雪さん、吉川純広さん、美館智範さん、藤田晃輔さん、金子清文さんら、江本監督作品を支えてきた俳優陣が集結し、江本監督自身も俳優として出演もしています。

 “「“みる”“みられる(みせる)”という観客と作り手の境界線を超えられるのか」 という創造への欲求=「渇望」を標榜し、それを探求しようと試みた人々(渇望者)で制作されました”とされている『愛の茶番』。
 解禁された予告篇は、その「境界線を超える」ことを象徴するかのように、映画祭での作品上映や制作段階の風景と思われる映画本編以外の映像で幕を開け、予告篇自体が「『愛の茶番』とはなんであるか?」を表現するひとつの作品とも思える刺激的な映像となっています。
 予告篇後半で映画本編の映像が映し出され、バンド・オワリカラでの活動で知られるタカハシヒョウリさんによる音楽が映像とともに印象に残ります。

【『愛の茶番』予告篇】

 また、メインヴィジュアルと予告篇の解禁に合わせて作品に寄せられたコメントが公開されました。
 コメントを寄せているのは、11月に「脳 -BRAIN-」公演を控える舞踏カンパニー・大駱駝艦の主宰者で、舞踏家・俳優として知られる麿赤兒(まろ・あかじ)さん。「「超!!」ヌーベルバーグだ!」との賞賛を送っています。

大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優:麿赤兒さんコメント

「超!!」ヌーベルバーグだ!
愛の迷宮に誘われて彷徨うちに、いつの間にか人類の築いた虚構の楼閣がガラガラと崩れていく様を幻視させるその術。
江本監督のただならぬ才能と冒険の勇気に敬意を表する。

 映画や演劇という既成概念にとらわれない世界が展開され「この企画に参加し、その場に居合わせた「渇望者(観客)」全て」もが出演者であるとされる『愛の茶番』は、12月7日土曜日より、東京・渋谷のユーロスペースで公開されます。

『愛の茶番』ストーリー

ルミ(遠藤留奈)とアキ(冨手麻妙)は、波長の合わない姉妹だった。キヨヒコ(金子清文)と結婚したルミは、かつての恋人・リョウスケ(岩瀬亮)を忘れられないでいる。いっぽうアキは、地下系シンガーソングライターとして活動していたが、マネージャーのドンコ(江本純子)と活動方針をめぐってしばしば対立していた。また同じように全力で「愛」に迷子でいる人々、リエ(菅原雪)、スミオ(吉川純広)、K(藤田晃輔)、トモタロウ(美館智範)らが、さらに複雑に、ルミとアキの生活に交錯していくのだった――
ポスター

愛の茶番

  • 遠藤留奈 冨手麻妙 菅原雪 岩瀬亮 吉川純広 藤田晃輔 美館智範 江本純子 / 加治屋彰人 丙次(田中祐希改め) 斎藤千晃 近藤茶 / 金子清文

  • シナリオ・監督・編集・製作:江本純子
  • 撮影・録音・照明・美術・出演 渇望者
  • 音楽:タカハシヒョウリ
  • クリエーション統括:加治屋彰人
  • 整音・スタジオ技術:シネマサウンドワークス
  • 英語字幕:Annie Iwasaki
  • 英語字幕制作:株式会社アウラ
  • 企画協力:金吉唯彦
  • アソシエイトプロデューサー:木下京子
  • 協賛:野口満之/KAZUMO
  • 配給:“渇望”
  • 宣伝:contrail

  • 2024年/モノクロ・一部カラー/DCP/英語字幕付き/5,1ch/120分

2024年12月7日(土) ユーロスペースにて公開

スポンサーリンク