劇団「毛皮族」での演劇活動で知られる江本純子監督の第二回監督作品『愛の茶番』が12月7日より公開されるのを前に、メインヴィジュアルと予告篇が解禁。また、大駱駝艦主宰で俳優・舞踏家として知られる麿赤兒さんがコメントを寄せています。
『愛の茶番』は、劇団「毛皮族」を主宰し劇作家・演出家・俳優として活動し熱烈な支持を集め、2016年に『過激派オペラ』で映画監督デビューを果たした江本純子監督が、シナリオと監督に加え、原案・企画・製作も自らつとめて送り出す長編第2作。
確執のある姉妹・ルミとアキを中心に、さまざまな登場人物の恋愛関係が交錯していく、モノクロームで描かれる「ラブ・サーカス」となってます。
ルミ役の遠藤留奈さん、アキ役の冨手麻妙(とみて・あみ)さんをはじめ、岩瀬亮さん、菅原雪さん、吉川純広さん、美館智範さん、藤田晃輔さん、金子清文さんら、江本監督作品を支えてきた俳優陣が集結し、江本監督自身も俳優として出演もしています。
“「“みる”“みられる(みせる)”という観客と作り手の境界線を超えられるのか」 という創造への欲求=「渇望」を標榜し、それを探求しようと試みた人々(渇望者)で制作されました”とされている『愛の茶番』。
解禁された予告篇は、その「境界線を超える」ことを象徴するかのように、映画祭での作品上映や制作段階の風景と思われる映画本編以外の映像で幕を開け、予告篇自体が「『愛の茶番』とはなんであるか?」を表現するひとつの作品とも思える刺激的な映像となっています。
予告篇後半で映画本編の映像が映し出され、バンド・オワリカラでの活動で知られるタカハシヒョウリさんによる音楽が映像とともに印象に残ります。