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各地で好評の玉木慧監督『あとがき』3月に下北沢でリバイバル上映決定 連動イベントも開催

 玉木慧監督の長編デビュー作で各地で上映され好評を博している青春映画『あとがき』の東京公開1周年を記念して、映画の舞台・下北沢の映画館・シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で3月7日よりリバイバル上映がおこなわれることが発表されました。
 また、上映の連動企画として、同じく下北沢にある台本カフェバー・下北現像所でミニライブや玉木監督とゲストによるトークなどが2月より開催されます。

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『あとがき』イメージ画像

 ショートフィルム『僕とぼくのカノジョ』(2021年)がさぬき映画祭2021ショートムービーコンペティションでグランプリを受賞するなど、注目を集める新鋭・玉木慧(たまき・けい)監督の長編デビュー作となる『あとがき』は、玉木監督の友人である「路上で一人芝居をする俳優」と「吃音を持つバンドマン」をモデルに、ふたりの若者の軌跡を東京・下北沢を舞台に描いた青春映画。

 路上で一人芝居をする俳優・染井春太を演じて主演をつとめるのは『to...』(2022年/塩野峻平監督)『Sappy』(2022年/上田修生監督)など若手監督の作品で主演をつとめてきた猪征大(いの・ゆきひろ)さん。
 そして、吃音を持つバンドマン・レオを演じるのは『甲州街道から愛を込めて』(2022年/いまおかしんじ監督)『アリスの住人』(2021年/澤佳一郎監督)などの遠藤史也さん。ヒロインの向田日向役には『福田村事件』(2023年/森達也監督)やアメリカ製作のドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(2024年)など話題作への出演が続く向里祐香(こうり・ゆうか)さん。
 登場人物たちと同世代の俳優たち3人に加え、橘花征志郎さん、松本ししまるさん、尾台彩香さん、山田キヌヲさん、大高洋子さん、木村知貴さん、髙橋雄祐さん、細井学さん、山本桂次さんら、幅広いキャストが顔を揃えています。

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『あとがき』場面写真。猪征大さんが演じる役者の染井春太

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『あとがき』場面写真。遠藤史也さんが演じるバンドマンのレオ

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『あとがき』場面写真。向里祐香さんが演じるヒロイン・向田日向(右)

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『あとがき』場面写真。猪征大さん演じる春太と遠藤史也さん演じるレオ

 2024年3月1日にシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で公開された『あとがき』は、公開から3日連続で満席を記録する盛況となり2度にわたり上映期間を延長。各地での上映を経て7月には『K2』で凱旋上映されるなど、話題を集めてきました。
 そして初公開から1年を経て『あとがき』が映画の舞台である下北沢に帰還! 初公開の場である『K2』で3月7日金曜日より異例の再々上映がスタートします。

 リバイバル上映決定にあたり、玉木監督は次のようにコメントを発表しています。

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玉木慧監督コメント

昨年の3月に「あとがき」が K2 さんで上映スタートしてからここまでの1年間多くの方々にこの作品を育てていただいたと思っております。作品を観てくださった方々の感想や想いがここまで「あとがき」という作品を大きく成長させてくれて、この1年間走り続けてこれたなと感じています。そして上映から 1 年というタイミングで再び K2 さんで上映させていただけること本当に嬉しく思います。この上映に関して、ご尽力くださった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。私としては「あとがき」という作品は、劇場で、スクリーンを通してからこそ純度高く伝わる登場人物たちの熱や想いというものがあると思っておりまして、それをぜひ皆さまに届けたいという想いです。ここまで走り続けてきた「あとがき」の集大成ともなる上映になると思いますので、私も一人でも多くの方にこの作品を受け取っていただけるよう尽力したいと思います。ぜひ劇場で皆さまをお待ちしております。」

 さらに、下北沢に“映画を「つくる」「楽しむ」新しい体験施設”として2024年12月に新たにオープンした台本カフェバー「下北現像所」で、上映連動企画としてミニライブや玉木監督とゲストのトークイベントなどがおこなわれます。
 連動イベントは、公開前の2月18日火曜日より3週連続で火曜日に開催。ゲストには、『あとがき』に楽曲を提供しているミュージシャン・Rayさん、路上役者の亮佑さんが決定しています。

『あとがき』公開前連動イベント

  • 会場:台本カフェ・バー「下北現像所」 〒155-0033 東京都世田谷区代田 2-36-13 BONUS TRACK
  • 2月18日(火):『本作楽曲提供 Ray によるミニライブ+トークイベント』 登壇者:Ray(楽曲提供)・玉木慧(監督)
  • 2月25日(火):『路上役者・亮佑と路上一人芝居・本作について語り合う』 登壇者:亮佑・玉木慧
  • 3月4日(火):『上映直前「あとがき」見所トークイベント』 登壇者:玉木慧・ ゲスト調整中
  • チケット購入の詳細は台本カフェ・バー「下北現像所」公式Instagramに掲載されています

 作品が生まれた場所と言える下北沢で、作品の世界をより多層的に楽しめる機会となるリバイバル上映と連動イベントに注目です。

【『あとがき』予告編】

『あとがき』ストーリー

『あとがき』あらすじ

春太は居酒屋でアルバイトをしながら役者を目指しているが、来る仕事はエキストラばかり。ある日、路上で一人芝居をしている途中に出会ったアニキと東京・下北沢にあるバーを訪れる。そこで吃音のアーティスト、レオと出会う。レオはアメリカから帰ってきたばかりで家が無く、気付けば春太の家に住み着くようになる。目指すものは違うが、お互い夢を追う者として気付けばかけがえのない存在となって いく。そして2人はある約束を交わし、お互い約束を果たす為に日々努力する。しかし次第に春太を取り巻く環境に変化が訪れ、春太の夢に対する気持ちも揺らいでいく、いつまでも変わらないと思っていた、偶然出会った若者2人の出会いからそれぞれの人生の選択を描いた8年間を描く。
ポスター

あとがき

  • 猪征大 遠藤史也
    向里祐香 橘花征志郎 松本ししまる 尾台彩香 山田キヌヲ
    大高洋子 木村知貴 髙橋雄祐 細井学 山本桂次

  • 監督:玉木慧
  • 脚本:佐藤寿洋/玉木慧
  • 撮影:守屋良彦
  • 照明:齋藤正貴
  • 録音:竹内勝一郎
  • 編集:玉木慧
  • 助監督:中根克/島田龍
  • スタイリスト:ミナミマリィ
  • ヘアメイク:塚原ひろの
  • 吃音監修:矢田康人
  • ビジュアルデザイン:髙橋桃季
  • プロデューサー:槇原啓右

  • 製作・配給:TeamDylan

2025年3月7日(金)より シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』でリバイバル上映

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