新作『タイムマシンガール』(1月25日公開)公開を記念した木場明義監督の特集上映が1月18日より1週間にわたり東京の池袋シネマ・ロサで開催されるのに向け、上映作品すべてを網羅した13分を越えるロング予告編が公開されました。
「『タイムマシンガール』公開記念 木場明義監督特集上映」と題された今回の特集上映は、インディーズ映画シーンで人気を博す木場明義監督が15年間に送り出してきた短編長編計17本を日替わりで上映。
かつてシネマ・ロサで1週間限定公開ながら多くの観客を動員した「自分だけに聴こえるラジオの声」に悩む女性が主人公の友情物語『つむぎのラジオ』(2017年)などがシネマ・ロサのスクリーンに再登場するのに加え、同劇場初上映となる作品も含まれています。
短編が各地の映画祭で高評価を得て続編や長編版へと発展した「微妙な超能力者」たちのコメディ『サイキッカーZ』は、短編版(2016年)や続編、長編版(2021年)を複数日に分けて上映。
出演俳優の地元で撮影されたオムニバス『地元ピース!幻想ドライビング』(2020年)など、現在は配信などでは鑑賞できない作品を鑑賞できる貴重な機会でもあります。
また、超能力探偵が事件に挑むバディムービー『エスパーX探偵社~さよならのさがしもの~』(2023年)には週刊プレイボーイによる「グラジャパ!アワード2024」グランプリを受賞しグラビア界で話題の豊島心桜(とよしま・こころ)さんが出演しているなど、多彩なキャスティングも注目です。
開催を前に公開されたロング予告編はウェブでしか観られないもので、17本の上映作品がすべて紹介され、SF・ファンタジーの要素を軸としつつコメディ・人間ドラマと、バラエティに富んだ木場監督作品の幅広さとその中に一貫するものを感じられる予告編。
そしてラストには特集上映後に公開される新作『タイムマシンガール』の予告も含まれており、これまでの作品から新作へとつながる要素も見つけられるでしょう。
特集上映後に公開を迎える新作『タイムマシンガール』は、映画やテレビドラマなどで注目される若手女優・葵うたのさんが主演をつとめる「不意打ちタイムスリップストーリー」。
ビックリするとタイムスリップする体質になってしまったOL・星野可子を葵さんが演じ、可子の後輩で行動をともにするようになる山本千鶴役にはバレリーナ・モデル・アイドルグループ「君と見るそら」・女優と多彩に活動する高鶴桃羽(たかつる・ももは)さん。
そのほか、発明家の井手泰人役に「仮面ライダーW」などの木ノ本嶺浩さん、可子と千鶴の周囲に現れる謎の男・安野時夫役に落語家の立川志の太郎さん、そして長いキャリアを持つ遠山景織子さん、女子プロレスラー・惡斗としても活躍する安川結花さん、アイドルグループ・んぱ組.incの鹿目凛(かなめ・りん)さんら、バラエティ豊かなキャストが揃い、体質を改善しようと奔走する可子と千鶴の姿がコミカルに描かれていきます。
特集上映のメインヴィジュアルは、中学3年生のころの木場監督を、上映作品のキャラクターが取り巻いた、木場監督が少年時代から抱え続けるイマジネーションが作品群につながっていることを象徴するようなデザイン。
あふれるイマジネーションを作品として具現化しインディーズシーンで独自の世界を描き続ける木場明義監督の歩みをたどる特集上映「『タイムマシンガール』公開記念 木場明義監督特集上映」は1月18日土曜日より24日金曜日までシネマ・ロサ池袋で開催。
その歩みの最先端となる新作『タイムマシンガール』はシネマ・ロサ池袋で1月25日土曜日より、栃木の宇都宮ヒカリ座で2月7日より、それぞれ公開されます。