新鋭・服部正和監督が構想5年を費やして完成させた新作『フィクティシャス・ポイント』が5月16日より東京のトリウッドで公開されるのを前に、ポスターと予告編などが解禁されました。
『フィクティシャス・ポイント』は、立教大学映像身体学科で学び、同大学卒業制作作品『FRONTIER』(2020年)が2022年開催の第24回京都国際学生映画祭で実行委員賞を受賞した服部正和監督が、構想に5年をかけて制作した最新作。
「物語における主人公の本質に迫った空想連続活劇」とされており、ある幻影にとらわれている主人公・久坂部碧が「架空犯罪調査局」という組織が関わる事件に巻き込まれていくストーリーが、あらゆるジャンルを縦横無尽に越えた想像力豊かな展開で描かれていきます。
主人公の久坂部碧を演じるのは、映画やテレビドラマ、舞台で活躍する新進女優の両羽ももは(りょうは・ももは)さん。300人以上の候補者からオーディションを経て主演へと抜擢されました。
碧が幻影で見る青年で物語の鍵を握る漣聖司役には『明ける夜に』(2022年/堀内友貴監督)『走れない人の走り方』(2023年/蘇鈺淳監督)などに出演する五十嵐諒さん。
さらに、青嶋俊治役に『借りていたもの』(2022年/蔭山周監督)などの志生 (じお)さん、架空犯罪調査局長・成宮信之介役に演劇集団SINK代表で舞台を中心に活躍する篠原功さん。
そのほか、主演作『Project_Y: Working Title』(2023年/菅野湯造監督・吉村届監督・坂本豊志監督・平太郎監督)が第81回ヴェネチア国際映画祭のVR(仮想現実)作品を集めたXR部門に入選し話題となった坂城日日(さかき・ひび)さん、モデルやCMなどで活躍しこれが映画初出演となる佐倉瑠衣さんらが出演しています。
2024年に開催された大須インディペンデント・フィルム・フェスティバルで観客賞とGACHINKO Film賞の2冠に輝くなど注目を集めている『フィクティシャス・ポイント』が、映画配給会社・Cinemagoからの劇場公開オファーにより、ついに劇場公開。
公開を前に解禁された予告編は、登場人物の漣聖司に関する衝撃的なセリフで幕を開け、目まぐるしく映し出される映像と意味深下なセリフが作品の独特な世界を感じさせます。