劇場用作品やテレビシリーズなどで展開してきた人気シリーズ「牙狼<GARO>」の20周年記念作品で雨宮慶太監督が原作・脚本・監督をつとめる『牙狼<GARO>TAIGA』が10月17日に公開されることが発表され、ティザーヴィジュアルと雨宮監督のコメントが解禁されました。
「牙狼<GARO>」シリーズは、映画『ゼイラム』(1991年)やテレビシリーズ「鉄甲機ミカヅキ」(2000年)など、日本のSF・ファンタジー映像界に斬新な作品を送り出してきたクリエイター・雨宮慶太監督が原作・総監督をつとめたテレビシリーズ第1弾が2005年10月に放送開始。
人に取り憑く魔獣「ホラー」を狩る「魔戒騎士」の最高位である「黄金騎士ガロ」の活躍を描いた同作品は、激しく華麗なアクションや最新のVFXを駆使した迫力の映像、独特のダークな世界設定などで人気を獲得し、多くの続編やスピンオフ作品が製作される人気シリーズへと発展。ときには舞台設定や登場人物も変えつつ劇場用映画やテレビシリーズなどで展開し、黄金騎士ガロや仲間たちの闘いを描き続けてきました。
今年2025年、シリーズ誕生から20年を迎え【「牙狼<GARO>」20周年記念プロジェクト】が始動し、そのひとつとして完全新作劇場用映画『牙狼<GARO>TAIGA』が10月17日に公開されます。
シリーズの生みの親である原作者・雨宮慶太監督が2019年の劇場用作品『牙狼<GARO> -月虹(げっこう)の旅人-』以来6年ぶりに原作・脚本・監督を担当する『牙狼<GARO>TAIGA』は、そのタイトルにあるように、シリーズ初期作品の主人公・冴島鋼牙(さえじま・こうが)の父であり、のちのシリーズの主人公・冴島雷牙(さえじま・らいが)の祖父である、冴島大河(さえじま・たいが)が主人公。
先代・先々代の黄金騎士ガロとしてシリーズにたびたび登場しながら、これまで劇中で描かれてこなかった大河の若き日を描く『牙狼<GARO>TAIGA』は、まさにシリーズの原点を描く、20周年記念作品にふさわしい作品となっています。
解禁されたティザーヴィジュアルは、白の魔法衣(魔戒騎士の戦闘服)に身を包み、赤鞘の魔戒剣を持つ、冴島大河と思しき人物の手元だけが大きく配され「その想いは、刃となり――」というコピーが添えられた、作品への期待を高めるデザイン。牙狼<GARO>の象徴とも言える、雨宮監督独特の筆文字によるタイトルもファンは嬉しいところでしょう。魔戒剣の赤い鞘と金色の装飾に合わせ、赤と金だけを用いたスタイリッシュな配色も印象的です。
そして公開決定にあたり、雨宮監督が次のようにコメントを発表しています。
ファンのみなさまへの雨宮慶太監督コメント
牙狼生誕20周年の節目に
新作映画をお届けできる事が
とても幸せな事であると実感しております。
そして牙狼という作品で描くべき事は
20年前から少しもぶれずに変わっていません。
本作が冴島鋼牙から始まった牙狼シリーズの
未来への希望となり皆様に愛される作品となることを
心から願っております。
原作・脚本・監督
雨宮慶太
また、一部スタッフの情報も合わせて解禁となっており、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(2022年/平沼紀久監督)などさまざまな作品でアクション監督をつとめる鈴村正樹さんが、牙狼<GARO>テレビシリーズ最新作「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」(2024年)に続いてアクション監督をつとめることが明らかになっています。
シリーズ20周年を記念する『牙狼<GARO>TAIGA』は、10月17日金曜日より東京の新宿バルト9ほかにて劇場公開。
冴島大河の知られざる若き日がどのように描かれていくのか? シリーズが重ねてきた歴史を未来へと繋いでいく新作『牙狼<GARO>TAIGA』の、今後の情報に期待です。