主演の遠藤雄弥さんはじめ、彩凪翔さん、岩橋玄樹さん、須田亜香里さんらが出演するファンタジーホラー『男神』（おとこがみ）が９月19日に公開されるのを前に、禍々しさあふれるポスターヴィジュアルと予告編が解禁されました。

　『男神』は、行方不明となった息子を探すため謎の穴へと入っていった主人公が、縄文の時代から続く儀式の謎へと近づいていくストーリー。
　２０２０年に開催された「日本（美濃・飛騨）から世界へ！映像企画募集」にい入選した作家・八木商店さんの作品「男神」を原案に、『レミニセンティア』（２０１６年）『ソローキンの見た桜』（２０１９年）などを手がけた井上雅貴監督がオリジナルストーリーで映画化。愛知県日進市の協力のもと同市周辺でロケをおこない、日本の伝統に潜む狂気と家族の恐怖を描いた「古代縄文ミステリー」にして「ファンタジーホラー」となっています。

　失踪した息子を探すため謎の穴の中へと赴く建設会社社員・和田勇輝を演じるのは、６ヶ国共同製作作品『ONODA 一万夜を越えて』（２０２１年／アルチュール・アラリ監督）に主演し国際的に注目を集め、最近も『朽ちないサクラ』（２０２４年／原廣利監督）『室町無頼』（２０２５年／入江悠監督）など出演作が続く遠藤雄弥さん。
　和田の妻で、夫や息子を愛しつつも秘密を抱える物語のキーパーソン・夏子をミステリアスに演じるのは、宝塚歌劇団出身の彩凪翔（あやなぎ・しょう）さん。
　和田と同じ建設会社に勤め、息子を探す和田に協力する山下裕斗役には、人気アイドルグループ・King & Princeの元メンバーで、現在は音楽活動を中心に国際的にアーティスト活動をおこない、これが映画初出演となる岩橋玄樹（いわはし・げんき）さん。
　和田の同僚で山下裕斗の姉であり、弟とともに和田に協力する山下愛子を演じるのは、ロケ地である日進市の出身で、アイドルグループ・ＳＫＥ48での活動を経てマルチに活躍する須田亜香里さん。
　そのほか、カトウシンスケさん、子役の塚尾桜雅さん、ベテランの沢田亜矢子さんらが出演しています。

　このほど『男神』のポスターヴィジュアルと予告編が解禁。
　ポスターヴィジュアルは、主人公の和田と妻の夏子、和田に協力する愛子と裕斗の４人のどこか穏やかでない表情とともに、子どもらしきシルエットが映し出され、背景には禁忌」「結界」「封印」「儀式」などの文字が散りばめられた、禍々しいデザイン。
　予告編は、建設現場に突如出現した巨大な穴を覗き込む和田と愛子の「なんだこれ……」「さあ……」という会話で幕を開け、姿を消す息子、なにかを知る男に憤る和田、秘密を隠すような妻・夏子などに続き、穴の中で和田が遭遇する出来事が目まぐるしく映し出されていきます。また、裕斗の英語のダイアローグもあり、日本とアメリカの二拠点で活動する岩橋玄樹さんが巧みな英語を披露しています。

　深い恐怖心と体験、普遍的な家族愛をファンタジーホラーのかたちで描き、日本の伝統美や文化をファンタジーホラーとして世界に発信する『男神』は、９月19日金曜日より、東京のヒューマントラストシネマ渋谷、舞台である愛知県日進市のTOHOシネマズ赤池ほか、全国公開。７月11日金曜日より、ムビチケカードとムビチケオンライン（前売り券＆オンライン前売りチケット）が販売されます（オンラインではデジタル特典が付属）

『男神』ストーリー

全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐなか、ある日、新興住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生する。時を同じくして、そこで働く和田の息子も忽然と姿を消してしまう。その「穴」の先は不思議な森に繋がり、そこでは巫女たちが「男神」を鎮めるため異様な儀式を行っていた。息子がそこに迷い込んだ事を知った和田は、その穴に入っていくが・・・。
「決して入ってはいけない」と語り継がれる穴に、禁忌を破り息子を助けにいったことにより起きる得体のしれない恐怖と狂気、家族の悲劇を描くファンタジーホラー。