中江有里さんが26年ぶりの映画主演をつとめる白羽弥仁監督作品『道草キッチン』が、11月7日より舞台である徳島県先行公開、11月22日より東京の新宿K's cinemaほか全国順次公開されることが発表され、中江さんがボーカルをつとめる音楽ユニット・スピンの歌が使われた予告編やポスター、場面写真などが解禁されました。
『道草キッチン』は、50代に差しかかり徳島に移住した主人公が、地元の人々との触れ合いやベトナム料理との出会いを通して、自分の生き方を見つめ直していく物語。
コミックを映画化した『劇場版 神戸在住』(2015年)や多文化共生のあり方を描いた『フィリピンパブ嬢に社会学』(2023年)などの白羽弥仁(しらは・みつひと)監督がメガホンをとり、『早乙女カナコの場合は』(2025年/矢崎仁司監督)などの脚本家・知愛(ちあい)さんが白羽監督と共同で脚本を手がけています。
主人公・桂木立(かつらぎ・りつ)を演じるのは、10代でデビューし、演技や音楽から文筆活動へも表現の場を広げてきた女優・作家・歌手の中江有里さん。天宮良さんとダブル主演をつとめた大林宣彦監督作品『風の歌が聞きたい』(1998年)以来、26年ぶりに映画主演をつとめます。
共演には、『彼女はひとり』(2018年/中川奈月監督)やアメリカ製作のドラマ「SHOGUN 将軍」(2024年)などの金井浩人さん、白羽監督『みとりし』(2019年)で主演をつとめた村上穂乃佳さん、『すとん』(2024年/渡邉りか子監督)などの本間淳志さん、ベトナム出身で今回が映画初出演のファム・ティ・フォン・タオさん、『春原さんのうた』(2021年/杉田協士監督)主演の荒木知佳さん、『愛がなんだ』(2019年)など今泉力哉監督作品にたびたび出演する芝博文さん、硬軟幅広い役をこなし多くの映画監督が信頼を寄せる仁科貴さんと、実力派俳優陣が集結。
さらに、ミュージカルなどにも出演する歌手の今陽子さん、フォークシンガーの大塚まさじさんと、長い音楽活動で知られるベテラン陣も参加しています。