演劇映像創作団体「88生まれの女たち」のプロデュースによる長編映画『話したりない夜の果て Days gone by』が11月15より東京の池袋シネマ・ロサで上映されることが発表され、ティザーヴィジュアルと予告編、場面写真が解禁されました。
「88生まれの女たち(はちはちうまれのおんなたち)」は、昭和最後の年である1988年生まれの女性6人が集まり結成された演劇映像創作団体で“移ろい、うねり続ける現代を全力で生きる女達を等身大で表現し、活力を届ける。”を目的に演劇公演やショートフィルム制作などの活動をおこなっています。
同団体初の長編映画となる『話したりない夜の果て Days gone by』は、大学時代に出会った彼氏と同棲をしている女性を主人公に、“出会ってから10年、東京の片隅で暮らす二人の男女の、出会いから別れ“話”まで”を描くヒューマンドラマ。
88生まれの女たちメンバーから菅原雪さん、石高由貴さん、上村奈帆監督、矢島理佐さん、仲村唯さんが参加しており、『三日月とネコ』(2024年)『僕の一番好きだった人』(2022年)などの監督作のほか『市子』(2023年/戸田彬弘監督)などで脚本家としても活躍する上村奈帆監督が監督と脚本をつとめ、『溶けてゆく頃に』(2023年/宮本剛監督)などの矢島理佐さんが主人公の妙子を演じ主演。さらに菅原雪さんと仲村唯さんが妙子の大学時代のサークル仲間役で共演し、石高由貴さんが制作を担当しています。
また、妙子の彼氏・コタロウを『夢半ば』(2022年)など監督としても活躍する安楽涼(あんらく・りょう)さんが演じるほか、二見悠さん、日高ボブ美さんらが共演しています。
本作は、2022年に公開を予定しつつ諸般の事情により公開を一旦断念した『話したりない夜の果て』に再撮影と再編集を加え、タイトルも新たに新作として公開されるもので、コロナ禍による制作休止も挟んで2019年の企画始動から6年をかけての劇場公開となります。
公開決定にあたり解禁された予告編は、テーブルを挟んだ主人公・妙子と彼氏のコタロウの何気ない会話で幕を開け、作品の制作進行中に訪れたコロナ禍を反映させた描写が続き、過ぎていった日々の空気を伝えるような映像となっています。
「88生まれの女たち」からのコメント
私たちはこれまで、作品をつくること、届けることについて何度も話し合ってきました。 振り返れば、意見がすんなりまとまったことなんて一度もなく、毎晩「話したりないね」と言って別れて は、次の打ち合わせの日程を決める日々でした。
どんな些細なことでも気になることは顔を突き合わせて、腹を割って。
このかけがえのない“煩わしさ”は、今では私たちの強みです。
長い道のりでしたが、そんないくつもの夜の果てに今作の公開があります。 『88生まれの女たち』で企画・製作した映画「話したりない夜の果て Days gone by」は、2025年11 月15日より公開です。
劇場でご覧いただけることを、メンバー一同心より楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
88生まれの女たち 菅原雪 石高由貴 上村奈帆 矢島理佐 仲村唯
88生まれの女たちメンバーが幾度となく話し合いを重ねて生み出し世に送り出すう”生きることに真っ向から躓くすべての人に贈る、不器用すぎる人生賛歌”である『話したりない夜の果て Days gone by』は、11月15日土曜日より、東京の池袋シネマ・ロサで3週間にわたり上映されます。