ベテラン俳優・菅田俊さんが原案と主演をつとめ、小樽を舞台に裏社会で生きてきた男の父性愛を描く『サイレントナイト』が、11月22日よりユーロスペースほか全国順次公開されることが発表され、ポスターと予告編、菅田さんと藤原健一監督のコメントなどが解禁されました。
『サイレントナイト』は、裏社会で生きていた過去を捨て、小樽の街で静かに暮らす男・久能が主人公。叔父を名乗って娘の文香に毎年クリスマスプレゼントを贈ってきた久能と、母の記憶を求めて久能を訪ねてきた文香の関係、そして裏社会の抗争に巻き込まれる中で、愛する者を守るために久能が選ぶ道が描かれていきます。
アウトローの役から人情味あふれる役、コミカルな役まで幅広い役柄をこなし、日本に留まらず国際的に活躍する名バイプレイヤー・菅田俊さんが、自ら原案もつとめて主人公の久能慶蔵を演じ、ある事件をきっかけに生き方を変えた昔気質で不器用な元・極道の生き様を表現。
ヒロインの光村文香を演じるのは、スーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(2015年)にレギュラー出演し、その後もテレビドラマや映画、舞台などで活躍する矢野優花さん。オーディションで文香役に選ばれ、生き別れの母の記憶を求めて実の父と知らずに久能を訪ねる、複雑な内面を抱えたヒロイン役に挑みます。
さらに、かつて久能が所属した組の組長の息子・鬼塚正則役に荒井敦史さん、組長夫人の連れ子で組の後継者の鬼塚俊也役に高岡蒼佑さん、さらに小木茂光さんや芳本美代子さん、渡辺哲さんらに加え、赤井英和さんやミュージシャンとして知られる大友康平さんら、若手からベテランまで豪華なキャストが共演しています。
監督をつとめたのは『表と裏』シリーズなど裏社会を描いた作品を多く手がける藤原健一監督。菅田俊さん出演作も数多く手がけてきた藤原監督が、オリジナルビデオ作品「虎狼の群れ」(2017年)に続いて菅田さんを主演に「主演・菅田俊」でなければ描けない世界を送り出します。