日本映画界に欠かせない名バイプレイヤー・津田寛治さんが「俳優・津田寛治」役で主演をつとめる『津田寛治に撮休はない』が、2026年3月28日より新宿K's cinemaほか全国順次公開となることが発表され、ポスターヴィジュアルと場面写真、津田寛治さんと萱野孝幸監督のコメントが解禁されました。
メジャー・インディーズを問わずジャンルを越えて幅広い役を演じる俳優・津田寛治さんが「自分自身」を演じる異色の作品が誕生しました。
『津田寛治に撮休はない』は、撮影にリハーサルに打ち合わせなどなどにと撮休という概念もなく忙しい日々を送る俳優・津田寛治の周囲で不可思議な出来事が続き、やがて衝撃の事実が明らかになっていくストーリー。
津田寛治さん以外にも俳優や映画監督が実名で登場し、映画界の裏側を覗くような感覚をもたらしつつ、多忙な俳優と大学生の娘の絆も描かれていく、リアルと虚構が交錯する新感覚のコミカルなミステリー作品となっています。
この意欲的な作品を生み出したのは萱野孝幸(かやの・たかゆき)監督。『夜を越える旅』(2021年)でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021観客賞と優秀作品賞をダブル受賞し、田中麗奈さんを主演に迎えた『黄金泥棒』の公開を控える注目の新鋭監督が、大分県別府市で開催された津田寛治さんの上映イベントに足を運んで直に企画を提案して映画を実現させました。
本人を演じる津田寛治さん以外の出演者は、渡辺哲さん、岩崎ひろみさん、篠田諒さん、駒井蓮さん、板橋駿谷さんと映画監督の井口昇さんが、津田さん同様に本人役で共演。
さらに、映画やテレビドラマ、CMなどに出演する平澤由理さんが「俳優・津田寛治」の娘・幸を演じ、海外作品でも活躍するこばやし元樹さんが大物映画監督・傘無定久役、舞台出演も多い一ノ瀬竜さんが人気タレントの忍木田RENTO役で出演するのに加え、『夜を越える旅』『断捨離パラダイス』(2023年)と萱野監督の過去作にも出演する中村祐美子さんが「俳優・津田寛治」のマネージャー・久味星子を演じるとともに作品にプロデューサーもつとめています。
そのほか、松林慎司さん、佐藤五郎さん、木村知貴さん、園山敬介さん、荒木民雄さん、小野塚老さんら、実力派が脇を固めています。
公開決定にあたり、真っ白な背景にラフな服装でロッキングチェアに腰掛けた津田寛治さんの写真が配され「何人ぶん 生きてきたっけ?」という、津田さんの心境のように思えるコピーが添えられたポスターヴィジュアルが解禁。
また、津田寛治さんと萱野孝幸監督がコメントを発表しています。
津田寛治さんコメント
最初に企画書を頂いたとき、タイトルに驚きました。「津田寛治に撮休はない」…バラエティの企画モノ?って思いましたが台本を読んでさらに驚きました。取材を受けたわけでも無いのに、監督はなんでこんなに俺のことを知ってるんだ…。にしても、メチャクチャいい台本でした。僕を題材にこんなに素晴らしい物語を作るなんて、萱野監督ただ者じゃないぞ!と武者震いしながら現場に入ったんですが、現場は本当に楽しくて幸せで、あっという間にクランクアップしたのが体感でした。僕は常々、撮影現場ではなく物語の中で生きていたいと思っているのですが、本作の現場は、まさに朝から晩まで物語の中だったのです。だって津田寛治役なんですから。最後の方はいつカメラが回っているか分からないほ どでした。いま自分が出せるものを全て出し切った作品です!…と思います。沢山の人に観て頂きたいです!
萱野孝幸監督コメント
映画というものに出会ってから、何度も何度も何度もその姿を見てきた俳優・津田寛治。そんな津田さんを主演に迎え、しかもご本人役を演じていただく日が来るなんて。
2023年夏の撮影は、現実と虚構がひっくり返ってしまうよな(何度かひっくり返った)、一生忘れられないであろう奇妙な体験となりました。
全ての俳優への敬意を込めて作った映画です。
ぜひ劇場にて、俳優・津田寛治に浸りきってください!
つねに出演作が上映されている津田寛治さんという稀代の名バイプレイヤーの存在と、萱野孝幸監督の独特の発想力から生まれたこれまでにない人間ドラマ『津田寛治に撮休はない』は、2026年3月28日土曜日より、東京の新宿K's cinemaほか全国順次公開されます。








