太平洋戦争末期に実際に起きた出来事を、富田健太郎さんの主演、五十嵐匠監督のメガホンで映画化する『尖閣1945』(2026年公開予定)がこのほどクランクアップし、撮影現場の写真が解禁。また、新たなキャストとして羽田美智子さんの出演が発表されました。
『尖閣1945』は、門田隆将さんによる同名ノンフィクションが原作。太平洋戦争末期に疎開船が攻撃を受けて尖閣諸島に流れ着いた避難民たちの、哀しくも勇気に満ちた物語が描かれていきます。
メガホンをとるのは『地雷を踏んだらサヨウナラ』(1999年)や『半次郎』(2010年)『島守の塔』(2022年)など、実在の人物や出来事を題材にした作品を多く手掛けてきた五十嵐匠(いがらし・しょう)監督。
ファッション誌モデルから俳優へと活動の場を広げ『i ai』(2024年/マヒトゥ・ザ・ピーポー監督)で主演をつとめるなど映像作品や舞台などで活躍する富田健太郎さんが、主人公の若き水軍兵・金城嘉吉(かなぐすく・かきち)を演じます。
沖縄県石垣市の協力のもと、10月15日にクランクインしてオール石垣島ロケでおこなわれていた撮影が、11月21日にクランクアップし、クランクアップ時の撮影現場写真が解禁されました。
この日に撮影されたのは、尖閣諸島の魚釣島に漂着し、過酷な生活を強いられている石垣島の避難民たちの生還の望みをかけて、主人公の嘉吉たち8人の若者が手作りの小さな木造船・サバニを漕いで石垣島へと帰島するシーン。
主演の富田健太郎さんはじめ出演者たちは撮影の1ヶ月前からトレーニングを積んで”海人(うみんちゅ)”として自在にサバニを操る技術を身に着ける準備の上でおこなわれた海上撮影でしたが、撮影当日は季節外れの強風が吹き荒れ体感温度は10度以下。そんな過酷な環境の中、富田さんはじめ俳優陣は真夏という設定に合わせて上半身裸で撮影に臨み、その姿勢と全スタッフ・キャストのチームワークにより無事に全シーンを撮り終えました。
クランクアップにあたり、スタッフ・キャストとも海に入っての海上撮影の様子と、海岸で握手を交わす富田さんと五十嵐監督の撮影現場写真が公開。そして富田さんと五十嵐監督がコメントを発表しています。



